──ベストなLeadを作る要素として、欠かせないのが先ほど敬多さんがおっしゃってたギャップ!
そうです。最新シングル「トーキョーフィーバー」も、ものすごい弾けるところは弾けきって学ランまで着ちゃいましたから。
──全然違和感を感じさせることなく、学ランを着てたんで驚きました。
だから、全然若いんですよ!
精神年齢はまだまだ中学生(笑)
3人だけになるといまだにわちゃわちゃしてますからね(微笑)。そういうのも含めて、ライブを見た人が「楽しい」といってくれるんです。「キャーかっこいい!」とか「カワイイ!」とかグループによって色々あると思うんですが。Leadは圧倒的に「楽しい」といってくれるファンが多いんですよ。
そういうところから生まれる「学生服を着よう」というアイデアとか。“遊び心”を大切にしたいというのはデビュー当時から変わってないですね。期待を裏切るって紙一重だと思うんですね。
──クールな曲でバッキバキにダンスを踊るLeadだけにシフトするんじゃなくて、まだまだ歌謡ポップも学ランも着るぜと。そういうギャップがいまは自ら楽しみながら出せると。
そうですね。そこも15年間いろんなジャンルの音楽をやってきたからこそで。右往左往しましたけど、そこも含めてなんでもありがLeadのジャンルだといまは思います。
──それが、結果表題曲の間口の広さに繋がってますからね。かっこよさだけでいえば、C/Wの方が全然カッコいいんですよ。
全員 うはははっ(笑)
ファンもそれはいってます。表題曲はより多くの人に聴いてもらいたいので、かっこいいだけではね。
うん。ダンス&ボーカルグループで、かっこいいだけで推してる曲はありふれてるから。好き勝手自由にやったかっこいい曲は、得てして結果がついてこなかったりするのも時間をかけて学んだので。自己満だけでは人は離れていく。そういう世界だと僕は思います。なので、最近出す曲はそういう部分も考えて攻めていってますね。
──おぉー、カッコいい!!15年戦ってきた人たちならではの説得力ある言葉ですね。
自己満だけではダメ、でもかといってみんなに聴いてもらうためにっていうところだけに傾いてもダメ。そこのバランスをうまくとっていかないと。
そこは「こういう落ち着いた曲調なのにこんなに振り詰め込んで踊るの?」とか。
そういうギャップをどれだけ作れるかだ思うんです。
──だから3人になって以降も、表題曲は踊る曲じゃなくてもガシガシ踊ってたんですね。
ええ。そこを狙ってます。
──分かりました。7月29、30日に舞浜アンフィシアターで開催するデビュー15周年ライブについてなんですが。こちらはどんなものになりそうですか?
いろんな人が来やすい土、日にライブをやりたいなと思って自分たちのデビュー日、7月31日直前の2日間にしたんです。15周年の記念公演なので、アルバムのリード曲、シングル、いま制作中の曲を含め、トータル30曲あるんですけど。それをノンストップで演りたいと思います。Leadのパフォーマンスも当時のものに戻して。
当時の跡形もなくガラッと変えてしまった曲もあるんで、それを1回オリジナルに戻して。
再現していくんです。だから、当日はパフォーマンスでもLeadの歴史が見られます。
──その後に開催する<Lead LIVE TOUR『Lead Upturn2017』>ツアーのほうは?
このツアーを持って今後自分たちはこうなっていくんですけどどうですか? というものを提示できたらと思いますね。
──では、最後にメッセージをお願いします。
これまで応援してくれた方は、自分自身を振り返りながらLeadの歴史を感じてもらって。今回はDJは入れつつも、基本はこの3人で、ダンサーじゃない方々を加えて新たな編成で行こうと思ってるんで、個人的にはそこも楽しでもらえるかなと思います。
この15週年記念ライブがあって、次はLeadがどこに向かっていくのか。それを示すステージがツアーになるので。このアニバーサリーライブとツアー両方に来ないと、今後のLeadについていけなくなる。それぐらいポテンシャルが高いものを作ろうと思ってるんで、来ないと損します。
いまの僕たちを見て欲しいという気持ちが強いですね。もしかすると、いまその瞬間が自分たちにとって転機になるかもしれないので、その瞬間をみんなと一緒にいたいです。あとはギャップ。ここまで踊れてこんなこともやるよ!トークになると途端にユルいよ!みたいな(笑)。そういうギャップを楽しんでいただきたいですね。
■「トーキョーフィーバー」MV