──では本作に続いて、5月24日に発売されるニューシングル「Blow out」。こちらがまた、かなりハードな曲調でしたね。
鈴木 体力が大変です(笑)。タイトルは“吹き飛ばす”という意味なので、タイトル通り自分の限界を振り絞って迷いだったり絶望、そういう思いを吹き飛ばしていく力強い楽曲になってます。歌も難しかったです。この曲はヒゲドライバーさん作詞/作曲のナンバーで、今回初めましての方なんですよ。だから、例えば、Aメロの歌のリズムの取り方がいままでとは違ったりして。
──ジャストで歌をはめていくのではなくて、ちょっと後ろ目でというか。
鈴木 ルーズにはめていくところは新しい発見であり、難しいなと思ったところでした。
──でもこれ、間違いなくライブ映えしそうですよね?
鈴木 じつは何度かすでに歌っていて。この間、台湾でイベントに出たときも歌ったんですけど。国を越えてもこの曲は盛り上がってくれるんだなというのを実感しました。
──そうして、5月14日からは<鈴木このみ 3rd Live Tour 2017〜lead〜>がいよいよスタートします。
鈴木 ”lead“とつけたからには、みんなを歌でグイグイ引っ張っていくライブになります。初めましての人も私が引っ張っていくので、安心して遊びにきて欲しいなと思います。今回はアルバムを引っさげてのツアーになるので、これまでのライブとはかなりセットリストの流れも変わってくるんじゃないかなと思います。シングルはカッコいい曲が多いんですけど、今回のアルバムでポップな曲もかなり増えてたので、すごく元気なライブになるんじゃないかなと予想してます。
──鈴木さんのライブって、かなりアツいイメージがあるんですけど。
鈴木 ええ。だいぶ汗だくになって最後はみんな限界までビッショビショになる感じです。私も含め。パフォーマンス中もアツくなりすぎて、よく曲中に髪飾りが飛んでいったりスカートが破れちゃったりとかしますからね。
──スゴい(笑)。その“激アツ”ライブが今回はもっと元気になるということだから。
鈴木 なので、みなさんも体力をつけてお越しください(微笑)。
──そこ重要ですよね。あと、初めて行く方に何かアドバイスはありますか?
鈴木 ペンライトがあるとすごくいいのかなと思います。曲ごとにファンのみなさんが色を替えてくださったりするんですけど、自分のテーマカラーは赤なので、赤があれば大体盛り上がれると思います。コブシだけでも全然楽しめるので、そこは自由にやっていただいて。あと、今回はアルバムのツアーなので、アルバム『lead』と今年出したシングル「カオスシンドローム」と「Blow out」を予習してきていただければすごく楽しめるはずです。
──このツアーで新しく挑戦することはあるんですか?
鈴木 やりたいことは決まっているので、そこはぜひ楽しみにしていらしていただけたらと思います。
──では最後にツアーに向けて一言お願いします。
鈴木 20歳になった新しい鈴木このみの第二章が始まるツアーです。私がみんなをリードして行くので、期待してて下さい!
■鈴木このみ「Blow out」(TVアニメ『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』OP)