鈴木このみ、ライブイヤーの幕開けは満員のEX THEATER ROPPONGI!完全スタンディングの熱気をレポート

ライブレポート | 2025.03.25 18:00

鈴木このみ 史上最大のStanding Live!!!
2025年3月16日(日)EX THEATER ROPPONGI

4月にアーティスト活動13周年を迎える鈴木このみは、3月から始まる台北、北京、香港、ソウルなど全7都市を回るアジアツアーに、5月からは2016年以来となるバンドを伴なわないワンマンツアーの「ヒトリタビツアー“Returns”」(全15カ所)、バンドを引き連れてのライブ「ミンナタビツアー」を7月に開催など一気に発表。
そんなライブイヤーの皮切りとなる『鈴木このみ 史上最大のStanding Live!!!』を3月16日、東京・EX THEATER ROPPONGIにて開催。スタンディングの会場のワンマンライブは史上最大規模(ホールは幕張メッセイベントホール)で、同会場でも過去2度ライブをしているが完全スタンディングは初となる。
自身も声優としてイナリ役を演じるアニメ『Summer Pockets』のOP主題歌「アルカテイル」、ED曲「Lasting Moment」、3月に3rd seasonが終了する人気アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』のOP曲「Reweave」など、ヒット曲を連発したNo Limitな鈴木このみのパワフルなボーカルが炸裂したライブをレポートする。

開演前は、とあるBGMが流れ、合成音声による注意事項があり、最後の「ライブは会議室で起きているんじゃない。現場で起きているんだ。みんなの声聞かせてな」の声にお客さんは笑いと拍手。そしておなじみのOpening SEが鳴って、ギター、ベース、キーボード、ドラムの4名のバンドメンバーが入場。

SEが止まるとお客さんのペンライトや発光ブレスレットで会場は真っ赤に。いきなり火柱がすごい勢いで立ち上がると同時にステージのど真ん中からこのみんが登場。1曲目のアッパーな「Absolute Soul」でいつも通りのダイナマイトボイスを響かせると、お客さんも「ウッ!ハッ!」の声を発しながらヘッドバンキング、更にはBメロでは追いかけのコール&レスポンスと1曲目とは思えない熱さと盛り上がり。ファルセットを効かせながら歌い、前傾姿勢になったり、右手を振ったりと早くもフルスロットルだが楽しそう。間奏に入ると「会いたかったぜ~!」と叫んで、ギタリストと一緒にゆっくり花道へ。その間、「オイ!オイ!」と止まない声とまるでペンライトとこぶしのアーチを歩いているような。でも「まだまだいけるよね~?」と更にギアを上げることを要求。それに応えて一層大きくなる「オイ!オイ!」の声。まさに歌詞の「限界点 遥か見下ろすのさ」通り。こんな感じで最後までこのみんもお客さんも走り抜けるのか心配になるが、一方で「鈴木このみのライブ空間に帰ってきたんだな」と実感。

次の「東のシンドバッド」のイントロに代わると、「みんなの声、今日はたくさん聞かせてね!行くよ!」と声をかけると、客席から「オイ!オイ!」の声。そのままAメロに入るとアップテンポしたリズムに合わせても小刻みに強いクラップ。2Aになるとステージ右手側にダッシュ。サビ前になると手を前に出した後、腕を胸に当ててシリアスな表情に。

ギターのリフからドラムがビートを刻むと「今日は最初から飛ばしていきますよ~!」とかわいく笑顔で言うこのみん。それはもう十分わかってます。「シアワセスパイス」は1Aから「この星の救世主 報酬はビービーキュー、夜空にはユーエフオー なろうぜアミーゴ」などぶっ飛んだ歌詞のギターロックをキュートな表情、でも歌声はパワフルに。間奏で客席を見渡しながら「EX THEATER!夢の景色が見えました!」と喜びを表わしながら「みんな、まだまだ行けるよね!」。最後の「お味はいかが?」のフレーズでニッコリ。

最初のMCブロックで「最高ですけど、3曲飛ばしすぎかなと思ったんですけど、でもみんなこれを期待していたんでしょ?」と問いかけると大喜びする猛者たち。また「今回女性専用エリアを設けましたが結構武闘派の女性がいらっしゃって」と笑いつつ、会場スタッフは「湾岸署の職員」と「屈強なガードマン」らしく、気分が悪くなったら助けを求めるように説明しつつ、客席を指差し「みんな、屈強じゃん!今日始まる前に後方から客席が映している映像を見たら、みんなの背中の殺気がすごくて。やる気まんまんだ!と思って」と笑わせる。この公演がソールドアウトしたことと、初参加の人に「予習大変だったでしょ?100曲以上あるから。でも初めましての人が楽しめるように秘策を用意してきました。準備運動をすればいいんじゃないかと」。そして「ハイ!」や「オイ!オイ!」などの声出し練習をしますが、この3曲で既に仕上がっていて、「カンペキ~!素晴らしい!」と称えつつ「今日は燃え尽きるまで歌っていいですね?」と問いかけ。多くの賛同する声と腕が上がり、「ということはみんなも燃え尽きていかれるということですね?」と確認。

そして「次の曲はwow~から始まるので、知っている方は一緒に歌ってください」と紹介して、自身が作詞した「頑張れと叫ぶたび」に。このみんと会場が一斉に「wow~」と高らかに声を響かせる。サビになると右腕を上げながらぴょんぴょん跳ね、終盤の「新しい今日は巡る」から1フレーズごとに「wow!」の声が沸き起こり、優しく「ありがと」。ファンと自身を奮い立たせる曲だけに想いをのせて、最後の「さあ共にいこう 唯一無二のストーリーへ」のロングブレス後に聞こえる「wow~」の声に「もっともっと聞かせて!」。何度も続くと天を目指すように上方を力強く指差した。

「今日は初めて歌う曲を持ってきました」と話して歌い始めたのは「あなたの知らないこと」。放送開始した2016年からすべてのOP曲を歌ってきたアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』の中でキャラクターが歌っていた曲を、縁のあるシンガーがカバーする企画『Remakeアルバム』(3月13日配信開始)で、この曲はラムというキャラが歌っていた曲のカバー。照明は薄暗くなり、スカートのベールの緑が映える。美しいストリングスの音色とバスドラムが雄大に響くイントロに続き、ミディアム調のラブソングを優しく丁寧に歌う。そしてサビになるとせつなくも情熱的に。お客さんたちも真剣なまなざしで聴き入っている。作中では自分を救い出してくれた主を想い、尽くしながらも想いは届かず、遂に対峙するシーンで流れた名シーンを思い出し、胸に刺さる。歌い終わるとセンター後方よりそっとステージを去った。

落ち着いた雰囲気を破るようにサイレンが鳴り、ギターがリフを刻み始めた。するとステージ左手から拡声器を手にしたこのみんが登場し、「逮捕しちゃうぞ!」。そしてアッパーなバンド演奏になるとお客さんも「オイ! オイ!」。「ダメージ小でした」は野性爆弾のくっきー!さん作詞の曲で、「オドレにかます鼻先にジャブ」や「ガム飲んだんだけどちょっとエズいたら戻ってきた」などヤンキーっぽいぶっ飛んだ歌詞を矢継ぎ早に、しかもパンクのボーカルのように変わったニュアンスを入れまくり。同じ関西出身らしく、歌詞の関西弁もナチュラルに。1回転したり、右手の拡声器を高く上げたり、暴れまくりで気持ちよさそう。でも最後はかわいく頭を下げた。

赤いタオルマフラーを手にすると自身作曲の「A Beautiful Mistake」。アッパーな曲のため、歌うたびに右手のタオルマフラーが大きく揺れ、サビでは「回して!」と叫ぶと自身もタオルマフラーを回しながら花道へ。草野華余子さんの歌詞も何度も壁にぶつかりながら立ち上がってきたこのみんらしく、聴き手に勇気を与えてくれる。歌い終わった瞬間、手にしたタオルをさっそうと客席に放り投げた。

次の「Love is MY RAIL」も自身を信じる大切さと走り続ける気持ちを歌った曲で、疾走感がありながらも右手のお立ち台に腰かけたかと思えば、片膝をついたりとアクションでも苦悩を表現。Dメロではウルトラオレンジと呼ばれる発光時間が短くも輝度が高いサイリウムがたくさん光る。それさえも若さや人生を表しているようにも感じ、演出かと思うほど。2サビラストの「走るよ」を「走っていこうぜ!」と大きく叫んだ。ラスサビの「だから」で「歌って!」と客席にお願いすると追いかけで大きな声。それに対して「ありがとう!」。アウトロのピアノソロでは優しい表情になっていた。

「みんな、楽しんでますか~?疲れてない?いいね!」というやり取りの後にバンド紹介。そのまま後半戦へ。歌い出しの「舞い踊れ 灼き尽くせ 全身を包む紅蓮」から照明もペンライトも再び真っ赤に。右腕を叩きつけるように強く叩きつける姿などパワフルに歌い、自身の心の奥底の炎を燃やし尽くす。

「Bursty Greedy Spider」は、アニメ『蜘蛛ですが、何か?』のOP曲ながらもコロナ禍や自身のノドの手術を経験した後にリリースされた曲で、「波乱の数だけ強くなれたの」など自身の想いも込められた曲だけに込める気持ちもひとしおのはず。髪を振り乱しながら歌い、時にはしゃがんで。花道にやってくるとバンドメンバーもドラム以外は花道に。サビ前はロングブレスのハイトーンを響かせ、「みんな、行けるよね?」と問いかけるとお客さんの「wow wow」の声の大きさに思わずニッコリ。

「熱いね!楽しいね」と笑顔のこのみんに、一人取り残されたドラムはぽつりと一言「寂しかった……」。水の演出をしてみたくて、いつか水の都みたいなところで「Reweave」(3rd season OP曲)を歌いたい」と終盤に入った『Re:ゼロから始める異世界生活』3rd seasonに触れつつ、「夢を1つずつ叶えていけたらいいなと思っていますが、今日も夢の1つで。EXシアターでライブをするのは3回目ですが、最初にステージに立った時に「ここでスタンディングのライブをやりたい」と思って。過去2回座席ありでソールドアウトして。みんなが一緒にライブを作ってくれて、楽しんでくれたからこそのこの景色だと思っています。ありがとうございます」と感謝の言葉を述べると大きな拍手が送られる。

その光景に感動するように「今日はなんて幸せな日なんだろう。幸せついでにみんなに1曲、一緒に歌ってほしいんですけど」と言いながらも「激しくしちゃったので、もう口をパクパクしている人も……」と心配するこのみん。すかさず両手で手招きするような「カモン!」のポーズをしているお客さんを見つけて、「行けるね?みんな笑顔ですね」と安心。「I say“Happy day!”」の「Hey,hey,hey! Happy day! Hey,hey,hey! Take it easy!!」のフレーズをみんなで合唱することに。最初に練習を一度やってみてからドラムを入れてテンポアップ。すると「いい景色だね。私の携帯貸してくれませんか?」と頼んで、合唱練習シーンを自分で撮影。「ありがとう!」と言って、その勢いのまま、歌い出す。スマホを持ちながら楽しそうに歌い、「せ~の、ジャンプ!」と一緒にジャンプ。そして歌いながら舞台袖にスタッフにスマホを放り投げるワイルドなこのみん(笑)。ラスサビ前になると「今年も頑張ろうね~!」と絶叫し、後方に控えていたカメラマンに向かって、目に横ピースサイン。最後はお客さんの声を、両手を広げて全身に浴びるように。

「今年の夏を楽しい夏にしましょう!」と言ってから自身も声優として出演するアニメ新番組『Summer Pockets』のED曲の「Lasting Moment」に。にぎやかなバンドのイントロからAメロに入るとピアノ演奏のみになり、さわやかに歌い出し、徐々に楽器が加わり、歌声も強く、サビはエモく。2025年のサマーアンセムになりそう。

前曲のピアノのアウトロからいきなりバスドラの音が響くと「ラストスパート行くぜ!」と叫んで「Theater of Life」。お客さんの小刻みのクラップにのって歌うとサビでは前にパンチを連打したり、左から右へ客席を指差していく。クラップを要求すると体が前に折曲げるように発声し、Dメロでは花道でひれ伏し、左手を大きく広げた。ギターとキーボードが花道に駆けつけ、ラストは半身のポーズでカッコよくキメた。

不穏なイントロが流れると察したお客さんは「お~!」と声を上げる。そして激しいイントロが始まり「Reweave」へ。アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』の3rd seasonも終盤に入り、敵に蹂躙されてきた主人公たちが反撃していくドラマと重なって、パワフルな声と強い意志を称えた瞳から希望を見出したような瞳や表情で歌うこのみん。お客さんのクラップは援軍・仲間で。

白いギターを手にストラップを肩に回しながら「駆け抜けましたね」。今日が2025年初めてのワンマンライブだったと話し始めると思い出したかのように「あけおめ!今年もよろしくお願いします」とちょっと遅い年賀のごあいさつ。「今年はライブイヤーということで、2025年、25本のワンマンライブを開催します。今までで一番のワンマンの数かもしれないのでどうなるかわかんない……頑張れ?もっと言って。頑張ろうね、みんな一緒に。部活みたいだね、自分のライブは」と笑いながら話す。「いろいろな想いがあって決めました。待たせすぎたなという気持ちもあるし、コロナになってから初めてのロングツアーになるから。昔やったロングツアー(「ヒトリタビツアー」)より数も多いし、できるかなという思いもなくはないけど、「ヒトリタビツアー」で初めてロングスパンのツアーをやらせてもらった時、すごく成長したなと思っていて。こんなにしゃべれる人じゃなかったし、元々、人見知りだし。ステージに出る不安もこのツアーで取っ払えて、一緒についてこいといえるような強々鈴木が生まれたなと。もう一皮むけるために、25本の公演を組みました。1年かけて自分のすべての曲を歌うと宣言しているので、(聴きたかったけど)今日聴けなかった曲がある人はぜひツアーへ。その長く始まるツアーに最高に熱々の1本目をありがとうございました!更に大きくなった鈴木このみの姿を楽しみにしていてください。約束します。その出発点になるように歌い切りたいと思います」と本気の決意宣言に大きな拍手が後押し。

そして最初のMCブロックで声出し練習したことに触れ、「突然だったと思わない?あの声を収録して、そのまま次の曲に入れ込んであります。その声に負けないくらい最後の最後まで声を振り絞ってください!鈴木このみとこのまにあで『Crossroads』!」と紹介。
上方の3つのミラーボールが回る中、歌う。「まだ知らない世界の果ても 誰かの笑顔に繋がってる」と。間奏では「オイ!オイ!」の声が響き、このみんはギターと向き合いながらかき鳴らす仕草を見せたり、背中合わせになったり。歌い終わると「楽しかった?またライブハウスでお会いしましょう!」と言いながらステージ袖に戻っていった。

大きなこのみんコールが続く中、突然ピアノソロが鳴り響き、スカートのベールをとって、発光ブレスレットをしたこのみんが静かに登場。そこからエレクトリカルなイントロに変わってアップテンポになって、TVアニメ『Summer Pockets』のOP曲「アルカテイル」を歌い出す。するとお客さんは青いペンライトをかざす。サビで疾走感のあるオケにのって伸びやかな歌声に。歌詞や間奏のギターソロなどを含めて熱い夏を連想させ、会場のひと足早く夏が訪れた。

「やりきったね~!夏だね~!なんて言ったらいいのかわからないくらい感無量です! ライブ好きだな。わ~、この景色~!」と手を振りながら会場を見渡し、「帰りたくなくなっちゃうね」。ちなみに「Crossroads」で収録したお客さんのコーラスも流したが、会場のお客さんの声が大きく上回って収録したコーラスが聴こえにくくなったそう。「これからのツアーで「Crossroads」を歌う時は今日の声を収録したまま歌いたいと思います」と話すとお客さんは大喜び。

ワンマンライブは、2025年7月13日のミンナタビツアー大阪公演が最後と明かすと残念そうな声が。しかし「もう1つだけ叶えたい夢があります……鈴木このみ主催イベント『鈴フェス Vol.2』が開催決定!」と叫ぶと一転して会場は狂喜乱舞。「『鈴フェスVol.1』を2021年にやりましたがそれが私にとって最初の主催フェスで。コロナ禍で突然スケジュールが白紙になってしまって。周りからも歌う場所がないという声を聞くようになって。「だったら今しかない!」と思って、部屋の布団の上で携帯のメモ帳で企画書を作って、会社に殴り込みに行って(笑)。「今しかないんです!」と直談判して。そしてみんなで私の携帯を見てもらうという(笑)。そして出演者のオファーも私がやって、自分たちで歌う場所を作ろうという想いを込めて、『鈴フェス』をやらせていただきました。その時はたくさんの方の協力のおかげで成功できました。前回はオンラインだったけど、今回は9月21日にZepp Hanedaでやります!」と発表。同時にASCA、angela、大橋彩香、芹澤優、東山奈央が当日出演することもお知らせし、「もう楽しみでしかたない!『鈴フェス』は自分で歌える場所を作り、こんなにいい歌声があるのをもっともっとたくさんの人にライブで観てほしくて。私はライブがめちゃめちゃ大好きだから。今日のライブは二度とできないから」と熱く語り、続けて「前回はカラオケでしたが今回はバンドでやることが決定しました!」と生へのこだわりも。

やっと発表できた喜びのまま「最後の瞬間までよろしく!」とラスト2曲へ。「Beat your Heart」では最初から「ジャンプ!ジャンプ!」と要求されて、キツいはずのお客さんも満面の笑みでぴょんぴょん。コール&レスポンスに「ウッ!ハッ!」と言いながらヘドバン。花道に出ていたこのみんは左右と前の三方からヘドバンを受ける不思議な光景。間奏では「今日は思い切り跳ぶぞー!」と言って、自分もぴょんぴょんジャンプ。

ラストは代表曲の1つとなった「Realize」。激しい歌い出しから始まり、強度熱度が高いままサビに投入すると火柱が!2本だった火柱が2番のAメロ前には初めて8本に増殖。ギターもうなりを上げる。2サビから主旋の歌に続けるように会場から「オオオ~」の合唱があり、Dメロにも「行くぞ~!」というこのみんの絶叫後にもう一度合唱。オケがピアノのみになってオチるとクラップ。歌い切りアウトロに入ると「ライブが最高なのはみんなが最高だからです! 今日は本当に本当にありがとう!」。そしてラストは後方に火柱が上がっている中、ドラムセットの台から「せ~の!」とジャンプして締めくくった。

歌い終わった後、しばらくしてから「楽しかった!また早く会いたいね!」と言いながら目頭がうるんでいたのは涙か汗か?「今日はたくさんの気持ちをくれてありがとうございました。EX THEATERで、スタンディングでやると聞いた瞬間から最高になると思ってた。けどもっともっと最高でした!私にはまだ叶えていない夢がたくさんあって……そのうちの1つはすごく大事で、口に出すのも少し勇気がいるようになった夢があります。今日はまだ言えません。もう少しで胸を張っていえるようになるかもしれないって思うし、私は言ったことは絶対に叶えたい人なので、私が口に出す時はもうすぐそこなんだなって思ってください。今日はその日は近いんじゃないかなと思いました。本当にありがとうございました!」と想いと感謝を口にすると、「みんなで行くんだぞ~!」と絶叫。お客さんも「イエ~!」と腕を上げながら応えた。「みんなが走るのに疲れた時は私が引っ張ります、床を引きずってでも(笑)。これからもよろしく!」。

お客さんと記念撮影をし終わって、バンドを見送ってもなかなか帰りたがらない。ここまでステージに長時間残りたがる姿もあまり見たことないかも。

「史上最大のStanding Live!!!」と名付けられたライブだが、「史上最大の2025年」の始まりでもある。「Realize」の最後の2行「ここで鳴らそう始まりの鐘を 最後の運命を掴め」のように、近づきつつある夢に向けて、このみんの最大・最高の全力疾走が今、始まった。

SET LIST

01.Absolute Soul (TVアニメ『アブソリュート・デュオ』OPテーマ)
02.東のシンドバッド (スマートフォン向けゲーム『神式一閃 カムライトライブ』主題歌)
03.シアワセスパイス
04.頑張れと叫ぶたび (TVアニメ『ブルバスター』EDテーマ)
05.あなたの知らないこと (TVアニメ『Re:ゼロから始まる異世界生活』48話挿入歌 ラム[CV:村川梨衣]カバー)
06.ダメージ小でした (野生爆弾くっきー!作詞)
07.A Beautiful Mistake
08.Love is MY RAIL (TVアニメ『アンジュ・ヴィエルジュ』OPテーマ)
09.Deep red heart
10.Bursty Greedy Spider (TVアニメ『蜘蛛ですが、なにか?』後期OPテーマ)
11.I say“Happy day!”
12.Lasting Moment (TVアニメ『Summer Pockets』EDテーマ)
13.Theater of Life (TVアニメ『デカダンス』OPテーマ)
14.Reweave (TVアニメ『Re:ゼロから始まる異世界生活』3rd season OPテーマ)
15.Crossroads (Re:ゼロから始まる異世界生活 禁書と謎の精霊 主題歌)

ENCORE
16.アルカテイル(TVアニメ『Summer Pockets』OPテーマ)
17.Beat your Heart (TVアニメ『フブキ・ブランキ』OPテーマ)
18.Realize (TVアニメ『Re:ゼロから始まる異世界生活』2nd season 前半クールOPテーマ)

公演情報

DISK GARAGE公演

鈴フェス Vol.2

2025年9月21日(日)Zepp Haneda(TOKYO)

出演:鈴木このみ / ASCA / angela / 大橋彩香 / 芹澤優 / 東山奈央

■鈴木このみ OFFICIAL FC会員先行受付(抽選/最優先)
受付期間:2025年3月16日(日) 21:00 ~ 3月30日(日) 23:59
当選発表:2025年4月2日(木) 15:00以降

 

■各アーティストオフィシャル先行予約(抽選)
受付期間:2025年4月10日(木) 12:00 ~ 4月20日(日) 23:59
当選発表:2025年4月23日(水) 15:00以降

※詳細は「鈴フェス」特設サイトをご確認ください。

鈴木このみLIVE 2025

【Konomi Suzuki Asia Tour 2025】
2025年3月22日(土)台北公演(Sold Out
2025年4月11日(金)北京公演
2025年4月13日(日)上海公演(Sold Out
2025年4月19日(土)広州公演
2025年4月20日(日)深圳公演
2025年9月6日(土)香港公演
2025年10月25日(土)ソウル公演

【鈴木このみ ヒトリタビツアー “Returns”】
2025年5月10日(土)横浜ReNY beta(Sold Out
2025年5月11日(日)柏PALOOZA(Sold Out
2025年5月17日(土)金沢AZ(Sold Out
2025年5月18日(日)新潟GOLDEN PIGS RED(Sold Out
2025年5月31日(土)神戸VARIT.(Sold Out
2025年6月1日(日)松山WstudioRED
2025年6月8日(日)札幌cube garden
2025年6月14日(土)京都FANJ(Sold Out
2025年6月15日(日)浜松窓枠(Sold Out
2025年6月21日(土)広島LIVE VANQUISH
2025年6月22日(日)岡山CRAZYMAMA KINGDOM
2025年6月28日(土)福岡DRUM Be-1(Sold Out
2025年6月29日(日)熊本B.9 V1
2025年7月5日(土)仙台darwin(Sold Out
2025年7月6日(日)盛岡CLUB CHANGE WAVE

【鈴木このみ ミンナタビツアー】
2025年7月12日(土)名古屋 ダイアモンドホール
2025年7月13日(日)大阪BIGCAT(Sold Out

  • 永井和幸

    取材・文

    永井和幸

  • 撮影

    小林弘輔

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