ライヴハウスで、ファンの子たちも私たちもキラキラしてて。その子たちが全力でくれたもの、愛し愛されてた記憶が薄れることはなくて。(UKI)
──<愛してた記憶そのもの>の“記憶”って言うのは?
UKI こういう曲だけど、想像してたのはライヴハウスですね。年齢とかじゃなく、今、どんどんライヴハウスに人が来なくなってきてて。ライヴハウスに行って音楽を爆音で楽しむみたいな感覚っていうのが、そんなになくなってきてる。でも、何か思い立った時に行かないとすごく後悔してしまうんですよね。そこには、二度とないメロディだったり感覚があって。その音色っていうのは、その時だけのものだから、その場にいた人にしかわからないもので。明日行ってもその感覚はまた別のものになってる。そう思うと、すごく儚いものだなって。
MAH 尊いよね。
UKI そう。で、そうわかってるからこそ、やっぱり響き渡ってほしいじゃないですか。私たちだけじゃなくて、いろんなミュージシャンたちが出すものが。だから爆音のスローモーションを想像しながら書いていきましたね。で、私たちのことを応援してくれた気持ちっていうのは、流行ってる時に近づいてそうじゃなくなったら離れるみたいなことってあるけど……そういうのがあっても、昔、来てた人たちのこともけっこう憶えてるものなんですよね。その子たちがすごく懐かしがってる感じとかも知ってるんですけど、こっちはものすごく鮮明に憶えていて、それを懐かしいと思わないんですよ。
MAH ああ~、わかるわ~(笑)
UKI その子たちがキラキラしてて、私たちもキラキラしてて。それを懐かしいとは思わなくて。そこがファンと違うのかなっていうのはあるんですけど。その子たちが全力で私たちにくれたものは、私たちは薄れていなくて。むしろどんどんどんどん溜まっていくんですね。当時、書いてくれたフラッグとか、メッセージとかもすぐに思い出せるし、すごく……愛し愛されてた記憶が薄れることはない。私だけのものだし、あなただけのもの。みんなそれを過去のものとしてなくしちゃうのは悲しいんですけど、私たちはどんどん溜めていって大きくなって、バンドの感情も大きくなって、すごく成長して18歳を迎えて。
MAH 過渡期だねぇ……18歳。いろいろあるね~。
UKI うん(笑)、そういうもんだよね。
──(笑)アルバムのラストナンバー「Stars」には<鮮やかなフラッグ>という言葉も出てきます。この曲にはどんな思いを込めましたか?
UKI 〈ありがとう〉ですね。これは一番最後がいいと思って。一番最後の言葉を何にするかっていうことも込みで、もう感謝しかないと思って。
──〈いつの日かありがとう また会おう〉っていうのも、嘘のない気持ち?
UKI 何も嘘ついてないんです。
初めて満足のいったアルバムですからね。その世界観を表現するためにも、次のツアーはサポートを1人入れて、音厚めにやります。(MAH)
<歌うように生きるんだ>っ自分で言ってて、歌がないっていう選択肢は私の中にない。<ありがとう>っていう気持ちもずっと歌えたらと思います。(UKI)
──そして、5月からはAlbum Release Party 2017『You Will See Her』がスタートしますが、どんなツアーになりそうですか?
MAH リリースパーティーなので、アルバムの曲を重点的にやりたいですね。アルバムの世界観を表現するためにも、もう1本ギターがいたほうがいい。だから、次のツアーはサポートを1人入れて、音厚めにやります。
──最後のツアーではなく、アルバムのリリパっていうことですよね。
UKI そうです。
MAH 初めて満足のいったアルバムですからね。どのバンドもそうだけど、必死に秒単位でレコーディングしてて。UKIさんに関しては、好きなように歌ってくれてる様が俺の中ではいちファンとしていいので特にないんですけど、自分はもうちょっとシンバル強くいっとけよとか、ギターとかベースにしても、もうちょっと弾き圧いけよとかがあったんですよ。でも、結局は時間がない中で、これ以上は今の俺たちには無理っていう感じでやってたんだけど、今回はレコーディングを始めてからもどんどん延び延びになったりして、録り直したりして。結果、もう文句ないですっていうところまでやれたんですよね。最後の最後、マスタリングまできっちりやって。自分の中で、今のこの4人ではこれ以上のものは出来ないっていうところまでできた。俺の中では、今までのアルバムとはまったく違うと思います。
UKI 私の中でもこれ以上のものは、今のシャカラビッツではないかなっていうくらい。本当にいろんなものを込められましたね。私、ものすごい聴いてますもん。もうあっという間に終わってしまうし、12曲目『Stars』から1曲目『Longyearbyen』に行くのも最高だし。曲順も自分で考えたんですけど、私、最高と思いましたね(笑)
──(笑)しつこいようですが、<ありがとう>の気持ちを込めた「Stars」では<終わりと始まりは続いていく>と歌っていて、「Longyearbyen」で“あたし”は息を吹き返してますよね。音楽の旅が続いていく感がある。
MAH だから、終わりから始まってるような感じなんですよね、このアルバムって。真実の1曲目は『Stars』なのかもしれないよね。
UKI うん。みんなの前で歌うことは減るのかもしれないですけど、絶対にやめたくないな。だって、<歌うように生きるんだ>って自分で言ってて。その歌がないっていう選択肢は私の中にない。すごくすごく救われてきたものだから。だから、この<ありがとう>っていう気持ちもずっとずっと歌えたらいいなと思ってます。
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