──そんな振り切ったパフォーマンスを目撃できるのが、初のワンマンツアー。こちらのツアーはメンバーのゆかりの地を巡って、それぞれがメンバープロデュースDAYになるというものですが。このアイデアはどこから出てきたんでしょうか。
こんなこといっていいのかどうか分からないですけど、僕らだけじゃなくて、事務所の社長もバカなんじゃないかと思うんです(一同笑)。僕らワンマンツアーはしたことないんですよ。
──これ、初のワンマンツアーなんですか?
ええ。初のワンマンツアーって、普通だったら東名阪回るじゃないですか? それが、なぜか知らないけど、社長が「メンバーの出身地を回った方が面白いんじゃない?」といって、こうなったんです。
きっとバカだね(笑)。
しかも、見事に東名阪は外れて。
初のワンマンツアーで東名阪が抜けてるのって、なかなかないと思いますよ。
それぐらい、バカらしい見事なものになってます(微笑)。
前回やったワンマンで発表したんですけど。“初のワンマンツアー”って発表したときは、お客さんが“うぁー!”って沸いてくれたんですね。それで、みんな東名阪がくるものだと思ってるのに、どこも出てこない。出てくるのは「鳥取」、「秋田」、そのうち「…あれ?」って。微妙な反応に変わっていったんです(笑)。
すごい売れてるバンドでも、47都道府県ツアーやるぐらいのレベルじゃないと行かないようなところを巡るんです。
完全にそうだね(笑)。
でも、やるからには1本1本真剣にやりますよ。ウチには9万人のフォロワーを持つネコ好きのメンバーもいるんで(微笑)。
純粋に楽しみですよ。行ったことないところに行けるので。
──しかも、今回は各公演ごとにメンバープロデュースdayになるんですよね?
そうです。普通のワンマンツアーって、セットリストを固定して回るバンドが多いじゃないですか? 僕らはたぶん毎回全然違うものになるんじゃないかなと思ってます。
僕ら、普段からセットリストはメンバー内で順番に回して決めてるんですよ。一人ひとり、ローテーションで回ってくるんで。
──それが発揮されるツアーになりますね。そして、ツアーファイナルは新宿BLAZEで「BLAZE OF THE RAGE」を開催。
タイトルに小屋の名前をつけたのは、言葉を組み合わせたら“怒りの炎”になったのでつけてみました。これは一番THE BLACK SWANらしいライブになるんじゃないかなと思います。
──ファイナル公演は、またまた無料配布アイテムを作る予定は?
何かしらあるんじゃないでしょうか。虎徹と握手券とか(笑)。
──では最後にツアーに向けてメッセージをお願いします。
普段行く機会がないところに行くので、ぜひこのチャンスにみなさんと会えるのを楽しみにしています。そして、ファイナル公演ではたくさんの方々と一つになれるといいなと思ってます。
いまはバンドがいい形になってきてるのを実感していて。このツアーを経て、さらにいい形に成長、進化できると思うんですね。なので、その成長する姿を見守ってほしいなと思いますし。新宿BLAZEでは、まだ見たことがないという人にもたくさん見てほしいなと思います。
ワンマンツアー自体初めてなので、純粋に楽しみです。間違いなく楽しいものになるんですけど、楽しいだけでは終わらない意味のあるツアーができたらいいなと思います。初めて行く土地が多いんで、いままでどれだけの人が待っててくれたのか。そこは、純粋に楽しみですし。メンバーの故郷に興味を持って、どれだけの人が来てくれるんだろうというのも楽しみで。それで、果たしてどんな景色が生まれるのか。未知数なところがあるのも楽しみですね。ツアーファイナルのBLAZEはTHE BLACK SWAN史上最大のキャパになるんで、このツアーでファンとともに成長して、前回のTSUTAYA O-WESTを上回るライブができたらいいなと思います。
普段バンドが滅多に行かないような土地に行くので、この機会にぜひ見て欲しいですし。ワンマンでのツアーなので、1本1本やるたびに俺らは成長して。ワンマンツアーを経て成長した俺らを、最後BLAZEという広い会場で見てほしいです。
うちのバンドは大きなライブをやるごとに毎回何かしら成長して行くんで、今回は5回もワンマンがあって。最後にやるBLAZEで、どれだけウチらが成長できてるのか。自分もそれが楽しみですし、それを楽しみに来てください。
■THE BLACK SWAN NEW SINGLE & ONEMAN TOUR告知動画