halcaが7月15日から先行配信したニューシングル「NEW GAME」を8月19日、フィジカル盤としてリリースする。表題曲の「NEW GAME」は、現在TVでオンエア中のアニメ『対ありでした。~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~』のエンディング主題歌となっている曲。「NEW GAME」は、華麗なお嬢さまたちが“格ゲー”で熱いバトルを繰り広げるアニメの世界観に共鳴しながらも、それと同時に、halcaのアーティストカラーを打ち出すことにトライしたhalcaの意欲作。活動9年目の幕開けとなる本作について、halcaに熱く語ってもらった。
女の子の花園的な感じでやりたい、というようなリクエストがありました
──新曲「NEW GAME」は、現在放送中のTVアニメ『対ありでした。~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~』のエンディング主題感ですが、まず『対ありでした。~』については、どんな印象を持ちましたか?
こちらは、とにかく女の子がたくさん出てくるんです。それで、ちょっとドキドキするような香りがしてきそう…って思っていたら、格ゲーと向き合っているときは、お嬢様が目ん玉とかひん剥いた顔で悔しがっていたり、雄叫びを上げたりして。なんか、そのギャップみたいなものにすごく惹きつけられました。原作は、すごく熱いバトルマンガだなと思いました。
──halcaさん自身、格ゲーは?
それがですね、全然やってなくて(笑)。でも、小さい頃に旅行に連れていってもらった時、飛行機のシートの後ろにちっちゃい画面があるじゃないですか。
──ああー。映画とか見られるモニターのことですね。
そこで、ゲームは麻雀とかオセロとか色々あったんですけど、なぜか『ストリートファイター』をやってて。やるときは、いつも“春麗”を選んでいました。かわいいから(微笑)。でも、ワザが当たっているのかどうかも分らないまま、いつもボッコボコにされちゃう感じでしたね、そのときは。いまは、もちろんインストールはしました。『ストリートファイター6』を!
──アニメ『対ありでした。~』とコラボしてましたよね?
そうです。ゲーム画面がそのまんまアニメにも使われるというので、界隈がザワザワしてます。アニメ主催で「ストリートファイター6」のゲームイベント「対あり杯」(7月4日開催)も開催されて、その会場で、アニメの1話と2話を先行上映するんです。
──さすが、詳しいですね。
Xでチェックしました(微笑)。
──今回、エンディングテーマを作るにあたって、番組制作サイドからリクエストめいたものはあったのですか?
要約すると、女の子の花園的な感じでやりたい、みたいな。そんな感じのリクエストがありました。例えば、デュエットや楽曲提供をしてもらうのであれば、女性のアーティストさんがいいとか。そういう、ふんわりとしたリクエストがありまして。ああー、それは面白い切り口だなと思ったんです。いままでそういうのは聞いたことがなかったので。それで、お話が決まったあとに原作マンガを読ませていただいたら「なるほど!!そういうことか」と思って合点がいきました。ああ、この百合の花の香りがする感じねって。
──百合の花の香りって(笑)。
それで、実際蓋を開けてみたら、オープニング主題歌を担当するのは花冷え。さんで。
──花冷え。は4人組のガールズ・ラウドロックバンド。
そう!だから、全部が女の子の秘密の花園というか。そういうビジョンなんだなと思って。そういう裏テーマをものすごくはっきり持って制作してらっしゃるんだなと思いました。あと、リクエストでいわれたのは、「なにか1つリファレンスとしてあげるなら、『美少女戦士セーラームーン』の『乙女のポリシー』みたいな曲ですかね」というのもいわれましたね。
「可愛らしい」「カッコいい」、どっちもの可能性を秘めている1曲に仕上がったなって
──え!でも「NEW GAME」と全然曲のタイプが違うんですけど。
そこには理由がありまして。今回、曲をナナヲアカリちゃんにお願いしたんですけど。
──そこも、先方のリクエストに応えての女性クリエイターだった訳ですよね?
そうです。それで、2パターン作ってくれました。贅沢なことに。もう1つは、ちょっと大人しいというか。トーンが落ち着いた曲だったんですね。でも、実際にやることになったのは、それよりも元気な感じの「NEW GAME」のほうになったんです。この「NEW GAME」も、デモ音源の段階では「乙女のポリシー」要素があったんですよ。ワルツ感があって、お嬢様の休日みたいな感じの曲だったんです。
──いまの「NEW GAME」と全然雰囲気が違ったんですね?
そうなんです。それを、メロディーとか歌詞はまったく変えてないんですけど、アレンジをしてもらって。もっと格ゲーの燃え盛るような熱い気持ち、みたいなものをエッセンスとして加えてもらったお陰で、いまのhalcaらしい曲になったんですよ。
──デモ音源はこんなにガチャガチャしていなかったんですか?
もっと平和というか。アフタヌーンティー感のある感じでした。
──お嬢様が紅茶飲みながらケーキ食べていそうな。
そうです。それをhalcaバンドでもお世話になっている川口圭太さんにいまのhalcaらしい曲の解釈でアレンジしてもらったら、ドコドコドコドコってなって戻ってきたんです(笑)。格ゲーをするときって、ボタンとかレバーをガチャガチャガチャガチャやるじゃないですか。そういうところや、対戦で勝って雄叫びを上げるところとか、負けていまにも泣いちゃうぐらい歯を食いしばって悔しがっている気持ちとか。そういうものを、あのガチャガチャした音で表現してくれたんだって私は勝手に思ってて。元のデモ音源と川口さんがアレンジしたもの。2つのいいところがすごくいい塩梅で混ざったなと思いました。だから、受け取る人によって「可愛らしい曲だね」っていってくれる人と「めちゃくちゃカッコいい曲だね」っていう人もいるのかなって。その、どっちもの可能性を秘めている1曲に仕上がったなって思っています。









