「ホームの日本が一番ヤベェぞ」ってところを、一緒に共有したい(KOHSHI)
──そんな体験を経てのジャパンツアーが、2月14日から始まります(*取材は13日)。ジャパンツアーでは何を見せたいですか。
KEIGO 考えてみたら、日本でワンマンライブツアーは久々なんですよね。「アニメ縛り」は定期的にやらせてもらってるライブですけど、日本国内のツアーは1回だけで、スペシャルなライブとしてやることが多いので、「アニメ縛り」という形態のライブは見たことないよっていう人もいると思いますし。そこではFLOWのいつものライブとは違う演出だったり、声優さんのセリフがあったり、そういうところも注目して見てくれたら嬉しいなと思います。とにかく今現在のFLOWを、北米、ヨーロッパ、南米を回らせてもらってきた今のFLOWのライブを、日本の人たちと一緒に見てほしいなという想いが強いですね。
KOHSHI 去年の夏からずっとやってきたこのセットリストも、だいぶ海外でタフになって固まってきたと思うので、それを日本のみんなと共有できたらなと思います。日本と海外とリアクションが全然違って、海外ではみんなすげぇ歌うし、歓声が馬鹿でかいし、やっぱりここはオリジナルの日本の皆さんに、負けじと一緒に盛り上がってほしいなっていう気持ちでいっぱいです。
──それこそツアードキュメンタリーを見て、これは負けてらんねえぞと思ってもらえたら。
KOHSHI 熱狂的なファンが世界中にいるんだなって、俺たちも色々感じるところはあったので。「ホームの日本が一番ヤベェぞ」ってところを、一緒に共有したいですね。
TAKE 2016年に「アニメ縛り」というタイトルを冠したライブが始まって、作品との親和性だったり、より世界観を表現するっていう中で、声優さんから録り下ろしボイスをいただいて、世界観を作ってから楽曲に入っていくという、他のバンドが絶対やれなそうな、FLOWにしかできない、普段とはまた違うライブになってるのが売りなんですけど。今年、「NARUTO-ナルト-」のオープニングテーマになった「GO!!!」から21年なんですよ。そこから積み上げてきた代表曲たちが聴ける、FLOWの入り口のようなツアーだと思いますね。まだFLOWのライブに来たことないよって人は、「NARUTO-ナルト-」の曲もあるし「コードギアス」の曲もあるし、最近だったら「キン肉マン」もやってくれんのかい!みたいな。FLOWの入門編ライブみたいなところで、気軽に遊びに来てくれるといいなと思ってます。
エンディングでやらせていただくのは久々で、世界観に寄り添うようなアプローチができた(TAKE)
──そしてさらに新曲を作りましたね。「Alright!!!」は、アニメ『片田舎のおっさん、剣聖になる』エンディング曲。
TAKE おっさんが主人公のテーマをおっさんがやりますので(笑)。デビュー直後の若い人たちには出せない、いぶし銀の魅力が、作品とリンクできるんじゃないかなと思います。エンディングでやらせていただくのは久々で、いつものオープニングの勢いのあるような楽曲じゃなくて、世界観に寄り添うようなアプローチができたのが良かったなと思います。
TAKE 作品の世界観が中世のヨーロッパっぽいんですよ。剣聖が出てきたり、お城があるところも含めて、そこに付随するオリエンタルな雰囲気の楽器使いだったり、アコースティックっぽいアプローチだったり、自然が豊かなところが想像できるみたいな。それこそスイスに行った時の感じとかが、うまく表現できたような気はします。でも、スイス行く前にもう録ってたんですけど。
TAKE でも実際スイスに行って、「合うな」と思ったので。答え合わせじゃないけど「この感じで合ってたな」みたいな、そういう楽曲になっているので、ぜひ聴いていただきたいです。
KOHSHI タイトルにもあるように、すごい前向きなメッセージで、それをおじさんが「大丈夫!」って言うみたいな。20代前半の子が大丈夫っていうのと、またちょっと違うじゃないですか。ワールドツアーを経たおじさんたちが、あのトラブルの中でも「大丈夫!」と言っていろんな壁を乗り越えてやってきたなっていうのが、伝わってくれたらいいなって思います。
KEIGO 曲に関して二人が言った通りなんですけど、「アニメ縛り」をやらせてもらって、こんな規模のワールドツアーをやらせてもらってる最中、また新しい作品と一緒に曲ができるのは本当に幸せだなと思います。アニメの凄さを世界で体感してきたからこそ、また新しい作品と出会えて、曲ができるのはありがたいなと思います。
TAKE アニメは、おっさんはキュンキュンすると思いますよ。弟子たちがみんな可愛い女の子で、可愛い女の子にちやほやされるという、おっさんの夢を叶えてる作品です(笑)。でも若い人が見ても楽しめると思いますよ。
──FLOWのファンも幅広いですからね。おっさんから子供まで。
TAKE 去年「FLOW THE FESTIVAL」っていう、ロックバンドが創るアニソンロックフェスを立ち上げて、今までありそうでなかった隙間産業を新しく作って(笑)。20年以上、FLOWがアニメと向き合ってやってきた中で、今だったらリスナーの皆さんも理解していただけるかな?と思って立ち上げて、20年間の活動の中で出会った、同じようにアニソンをやっているロックバンドを誘って、開催させていただいたのが去年だったんですけど、お客さんの年齢層の幅がすごく広かったんですよ。同じように年を重ねた人たちもいるし、10代20代前半の子たちもやっぱり作品のファンだったり、ロックファンだったりアニメファンだったり、異文化が交流する集合地点みたいな、みんなが集まれる場所が作れたなと思って、それをこれからも目指して今年以降もやっていきたいと思ってます。
──その話も聞きたかったのでちょうど良かった。6月14,15日に開催される「FLOW THE FESTIVAL 2025」。見どころは?
TAKE 「この人たちのアニメソング聴けるの!?」っていう人たちが集まってるし、「やっぱりアニメソングと言えばこの人たちだよね」っていうバンドもいますし、同世代や若い世代も含めてバランスが絶妙で、FLOWにしかできないフェスになっていると思います。2月末にオールラインナップを発表できると思うので、楽しみに待っていてください。びっくりすると思いますよ。
ワールドツアーの最後の、日本を含めたアジアツアーをしっかり回りきりたい(KEIGO)
──そしてワールドツアーはこの後、台湾と中国を回って5月の東南アジアまで続きます。ここからラストスパートへの意気込みを。
KOHSHI タイはめちゃくちゃ久々だし、インドネシアは盛り上がるし、アジアには素晴らしいお客さんたちが待ってるので楽しみです。
KEIGO 「FLOW THE FESTIVAL」も発表したんですけど、まずはこのワールドツアーを無事に走り切りたいなっていうのがありますね。このワールドツアー自体が、2020年に本当はやろうとしていたのが、コロナで全部中止になっちゃって、それのリベンジじゃないですけど、改めてという気持ちがあるので。ワールドツアーの最後の、日本を含めたアジアツアーをしっかり回りきりたいですね。
──最後まで健康には気を付けて。そして楽しいトラブルを期待してます。
PRESENT
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