洋楽カバー・アルバム第二弾『COVERMIND Ⅱ』をリリース、そして6大都市ツアーを行うfox capture planに10の質問!
fox capture planが、カバー・アルバム『COVERMIND Ⅱ』をリリースし(8月2日配信スタート)、7月7日(金)札幌Bessie Hallから10月9日(月祝)福岡中洲Gate’s7まで、6大都市を回るツアーに出る。東京公演は、7月23(日)新宿ReNY。『COVERMIND Ⅱ』は、2015年にリリースした、1990年代の洋楽ロックの名曲のカバー・アルバム『COVERMIND』の、言わば第二弾。今回は、ロックというジャンルの枠組みを外しつつ、主に2000年代の洋楽のヒット曲をカバーしている。Daft Punkの「One More Time」で始まり、My Chemical Romance「Welcome To The Black Parade」や、Outkast「Hey Ya!」や、Muse「Plug In Baby」や、Ne-Yo「Because Of You」等を経て、Coldaplay「Viva La Vida」に辿り着く全11曲。どの曲を聴いても、このバンドならではの「解体と再構築の力」と、「アイディアを実行できる音楽的肉体性」に唸らされる。
痛快で楽しいこのアルバムとツアーについて訊くべく、DI:GA ONLINEでは、10問のメール・インタビューを行った。前半の5問は、メンバー3人=岸本 亮(Piano)・カワイヒデヒロ(Double Bass)・井上 司(Drums)を代表して誰かに、後半の5問は3人それぞれに、答えてもらった。
fox capture planが、カバー・アルバム『COVERMIND Ⅱ』をリリースし(8月2日配信スタート)、7月7日(金)札幌Bessie Hallから10月9日(月祝)福岡中洲Gate’s7まで、6大都市を回るツアーに出る。東京公演は、7月23(日)新宿ReNY。『COVERMIND Ⅱ』は、2015年にリリースした、1990年代の洋楽ロックの名曲のカバー・アルバム『COVERMIND』の、言わば第二弾。今回は、ロックというジャンルの枠組みを外しつつ、主に2000年代の洋楽のヒット曲をカバーしている。Daft Punkの「One More Time」で始まり、My Chemical Romance「Welcome To The Black Parade」や、Outkast「Hey Ya!」や、Muse「Plug In Baby」や、Ne-Yo「Because Of You」等を経て、Coldaplay「Viva La Vida」に辿り着く全11曲。どの曲を聴いても、このバンドならではの「解体と再構築の力」と、「アイディアを実行できる音楽的肉体性」に唸らされる。
痛快で楽しいこのアルバムとツアーについて訊くべく、DI:GA ONLINEでは、10問のメール・インタビューを行った。前半の5問は、メンバー3人=岸本 亮(Piano)・カワイヒデヒロ(Double Bass)・井上 司(Drums)を代表して誰かに、後半の5問は3人それぞれに、答えてもらった。
──洋楽の歌ものをインストにしてカバーしてアルバムを作ろう、という、最初に、つまり2015年に『COVERMIND』を作った時のアイデアは、メンバーのどなたから、どんなふうに出たのでしょうか? 8年も前のことですが、思い出していただけますか。
fox capture plan初期から、ビョークやオアシスのカバーはやっていました。海外のピアノトリオがカバーをやっていたのにインスパイアされたのが、きっかけです。で、その拡大版としてリリースしたのが、最初の『COVERMIND』です。
──今回それをまた8年ぶりにやろう、という話になったのは、どんな経緯で?
fox capture plan曲が溜まったから。90年代洋楽のカバーアルバムの後、2000年代洋楽のカバー曲が、アルバムを出せるくらいの曲数になったら、「Ⅱ」を出すつもりでした。が、それまでに8年もかかってしまった、という印象ですね。
──今回の選曲を見たあと、前作『COVERMIND』の選曲を見ると、時代による流行の変化とはまた別の問題で、日本における「洋楽」というものの存在や位置付けが、2000年代までとそれ以降では、大きく変わったのだなあ、と実感しました。曲を選びながら、そのようなことを感じたりはしませんでしたか?
fox capture plan確かに価値観は変わった気がします。90年代前半は来日といえば、ワンマンライブばかりだった印象でしたが、2000年代はロックフェスが定着化して、海外アーティストがより身近に感じられるようになったように思います。
──そもそも、このように、基本的に歌モノをインストにしてカバーする時、こういうところに気をつけなきゃいけないとか、ここはコツが必要とか、そういうようなポイントがあったら、ぜひ教えてください。
fox capture planボーカルのメロディーをピアノで再現するのは簡単ではないけど、ピアノで歌うように弾くことを心がけています。基本的にはメロディが映えるようなアレンジを意識していますが、「Brianstorm」の様な曲は、そのままの雰囲気を生かしています。
──前回は「Born Slippy」でアルバムを始めて、今回は「One More Time」で始めた、というのは、揃えたのでしょうか? その時代を代表するダンス・ミュージックの曲を、アルバムの頭に置きたい、というような。ラストが、前回は「Don’t Look Back In Anger」で、今回が「Viva La Vida」であるところにも、同じものを感じたのですが。
fox capture plan面白い着眼点ですね。前作のセルフオマージュではないのですが、一曲目はあえてダンスミュージックでという部分はありました。ダフトパンク「One More Time」は、0年代の幕開けの曲、というイメージが強いので、1曲目に。「Don’t Look Back In Anger」や「Viva La Vida」は、感動的な曲なのでアルバムの途中に入れづらい、という理由もあります。
──ここから、お三方それぞれお答えください。今回、アレンジ及び演奏にもっとも手こずった曲を挙げるとしたら、どれですか? どのように手こずったかも含め、教えてください。
カワイヒデヒロ(Double Bass)「One More Time」。ダンスミュージックのエレクトリックサウンドを生音にしたときに再現しきれないところをどうカバーするか苦労しました。
井上 司(Drums)「Hey Ya!」。は個人的に馴染みがなくて、新曲をやる感覚でやっていましたね。
岸本 亮(Piano)「The Reason」。歌メロの再現が難しくもあり、非常に面白くもあり。
──同じく、今回、もっとも「やってみたら思いもよらぬことになった」曲を挙げるとしたら、どれですか?
カワイ「Because Of You」。原曲とイメージが違う形になりました。
岸本「Viva La Vida」。foxならではのアレンジになったと思います。
井上「Wait And Bleed」。ピアノトリオで激しさをうまく再現できのではないかと思う。
──同じく、今回のアルバムで、ツアーで演奏するのがいちばん楽しみな曲は?
井上「The Reason」。ハイライト感のある感動的なイメージが想像できるので。
岸本「Hey Ya!」。リハでやっても楽しかったし、どうなるか想像できない。
カワイ「One More Time」。どれだけ踊れる感じにできるか楽しみです。
──同じく、今回のアルバムで、ツアーで演奏するのがいちばん怖い曲は?
岸本「The Reason」。手こずったので頑張りたいなと。
井上ないですね。
カワイないです。どれも同じくらい疲れそう(笑)
──最後に、ツアーに来る(もしくは行こうか迷っている)お客様に、メッセージをお願いします。
岸本今回のアルバムはもちろん、コロナ禍に発売し、ライブでやる機会のなかった3枚のアルバムの曲や、過去の代表曲がメインになってくると思うので、foxらしさを求めている方にも楽しめる内容になると思います。
カワイ久しぶりの声も出せるライブを楽しんでもらいたい。
井上2年ぶりのツアー、スタンディングのツアーは約5年ぶり、意外な曲や新曲も!?やるかもしれません。貴重なツアーになると思うのでガンガンに声を出して踊って楽しんでください。