G-FREAK FACTORYっぽくない曲もあります。実はもっと前にレコーディングする予定だったけど、いろいろ気が散ってしまって。やっと新曲が録れたなと。面白いですよ。
過去にこういうタッチの曲はなかったなと。俺らにはなかったチャンネルを見せられた感じですね。
すごく自然にそうなったんですよ。頭で考えずにギターを持って、こんな感じ?と言ったら、できました(笑)。
“VINTAGE”ツアーをやったり、お呼ばれした対バンもあったり、いろいろ交差しているんですよ。こんなにライヴをやった年はないと思うくらいやってます。
10日で7本とかありましたからね。
3月がそうで二度とやらないと思っていたら、4月は9日で6本やったんですよ(笑)。
全然やってますよ! 万全ではないけど、世の中が動き始めて、いろんな催しがすごいスピードで加速しているという。その渦の中に入っている感じですね。
実はそんなに変わってなくて、客席に飛び込むことはしなくなったくらいかな(笑)。以前は飛び込むためにモニターを後ろにしていたけど、それを前に持ってきたら、こんなに聴こえるんだなと。音楽をやるためには、今の方が絶対いいですね。ここ2年間の現場の風潮に対して、ぶっち切ってやるのも違うと思うし。いままではお客さんも芋洗い状態だったけど、今は冷静でしっかりとステージを観てくれてますからね。そこにチャレンジしてみようかなと。前よりもちゃんと歌おうとか・・・どうせ、また雑になるから。
まあ、以前と同じような状態に戻すためには、バンドの手腕が大きいのかなと。お客さんをコンポーズしていけば、絶対に戻せると思うんですけどね。
25周年だけど、どうする?みたいなミーティングがあったんですよ。G-FREAK FACTORYとしては、コロナ禍で何を発信すればいいかわからないし、何をやったらいいかわからなくて。で、メンバーと話したときに「日比谷、もう一回やりたいなあ」と俺が言ったんですよ。そしたら、次の日に会場を押さえていて、「どうする?」って。
マジっすか?って。2018年に日比谷でやったときは座席が決まっていて、それに対して、うわっ、飛び込みたい!という気持ちになったけど(笑)。今はそれよりも強くなっているし、前回よりもいいものを作れるんじゃないかと。もっと行ける!という気持ちもありましたからね。立ち位置があることにも躊躇いはないから。
うん。第何波みたいなものがまた来るかもしれないし、わからないですけどね。もう、やろうとしていない自分が嫌なんですよ。できるできないはその次で良くて、やろうとしていないことが問題だと思うから。
燃えていると思いますよ、多分(笑)。
そうそう。今回はあれから4年ぶりになるけど、2年はほぼ止まっていたから(笑)。まあ、今はめちゃくちゃライヴをやってますけどね。話は変わるけど、俺ね、最近、駅で弾き語りしている人をナンパして、そいつらと仲良くなったんですよ。弾き語りって、目的意識が違う人の足を止めなきゃいけないじゃないですか。そいつらに俺にもギター教えろ!って言ってね(笑)。ローカルの面白い奴らから教えてもらったコード進行は、いままで通ってこなかったものだから。それをG-FREAK FACTORYの曲作りにフレイバーとして入れたりね。コロナでより地元に目を向けるようになりました。それで今回は2度目の日比谷ということで、1回目のときは浮き足立っていたから、今回は自分の足で感じながらやりたいなと。まあ、25年の中でダラッとやっていた時期もありましたからね。
そうそう(笑)。それからバンドっぽい活動をしてますからね。『S.O.S』を出したのが2013年なので、あの辺りからちゃんとやり始めた感じだから。でも25年もやってきたんだなと思うと、感慨深いものはありますね。
いろいろあった25年ですね。今のところバンドを辞める理由は全くないから。じゃあ、どうやって30、40年までいけるのかなと。