G-FREAK FACTORYがバンド結成25周年記念ワンマンライヴを日比谷野外大音楽堂で開催! Vo.茂木洋晃にインタビュー!

インタビュー | 2022.07.08 19:00

──今回取材するにあたり、初音源である1stミニアルバム『mi-roots』(00年発表/現在は廃盤)を聴き返したんですが、今聴いても新鮮でかっこ良くて。1stアルバムにはバンドの萌芽がすべて詰まっていると言われることもありますが、それはG-FREAK FACTORYにも当てはまるなと。レゲエ、スカ、ハードコア、ヒップホップ、メタルと、あの頃から何でもありでしたよね?

そうですね。唯一、今と違うのは全部英語でやっていたんですよ。でも日本語でやった方がオリジナリティがあるなと。それから日本語に変えましたからね。日本語でMCして、その後に英語の曲を被せると、説得力がないというか。自分が英語ができることをおごりに感じることもあったし。アメリカでライヴをやったときに英語でMCして、日本語の曲をやったんですよ。

──ははは、今度は全く真逆ですね。

英語のMCはほかのメンバーがわからないから、MCの途中で演奏に入ってきたりして(笑)。

──結成当時、英語で歌っていたのは洋楽の影響が大きかった?

そうですね。NOFXが大好きで。後半は聴かなくなりましたけどね、『White Trash, Two Heebs and a Bean』までかな。ほかにRAGE AGAINST THE MACHINE、M.O.D.、ANTHRAX、Bob Marleyとか雑食に聴いていたから。あと、アメリカに行ったときにヒップホップに出会い、Speech、ARRESTED DEVELOPMENTを聴いたりして。それからDEEP FOREST、Enigma、Jamiroquaiにも触れて。BEASTIE BOYS、BAD BRAINSとか、めちゃくちゃかっこ良かったし。

──当時はミクスチャー・ロックをやろうと?

それは日本に帰って来てからですね。KORNとかも通らなくて、RAGE AGAINST THE MACHINE一強で十分でしたからね。彼らのライヴは20回ぐらい観ているから。NOFXが持っているユーモアも大好きで、音楽を一本化していく方がわかりやすいけど、オムニバスみたいなものを作りたかったんですよ。なるべく似たような曲はやらないでおこうと。メンバーも雑食で、原田はハードロッカーだし、『mi-roots』の頃のベースはハードコアな奴でスラッシュ・メタルも大好きだったし。このバンドはこういうサウンドです!というより…いや、このバンドよくわからないんだけど、いいんだよ!というバンドの方が俺は聴きたいと思うから。COKEHEAD HIPSTERSも振り幅が半端なかったし、組曲みたいになっていたでしょ?

──1曲の中でコロコロ展開が変わりますからね。

そうなんですよ。パンク・ロックみたいな曲をやっても、どこかでレゲエが臭っていたい。例えばドラムのフィル一発にしても、これはレゲエ好きなやつが叩くパンクだよねって。これはただのパンクじゃん、ただのレゲエじゃんと思われたくなくて。

──では、25年間の中でバンドの転機というと?

やっぱり震災かなあ。求められていない音楽だと思って、自分でカーテンを閉めていたけど…東北に行き始めたのは2014年で、それまでは行けなかったんですよ。それからは月1で行くようになって、なぜいままで行かなかったのかなと。俺が行っても仕方ないだろうと腐っていた自分もいたし、あと、すごく行くことが怖かった。でも実際に行ってみると、そこにいる人たちのエネルギーを感じたし、東北の人も音楽に救われたと言ってたから。音楽は励みになったり、役に立つこともあるんだなと。そういう経験を経て…コロナになっても悪いことばかりじゃなく、立ち返ることもできたし、これじゃダメだと思うこともあったし、いろいろ精査できたんですよ。バンドとしては今のコロナのことを歌わなければ、俺はやっている意味がないと思うし。来年は来年でまた違う問題が起きれば、それを歌えばいいし、ずっとそうありたいなと。

──わかりました。最後になりますが、10月の日比谷公演はどんなライヴにしようと思ってます?

まだ何も考えてねえな(笑)。

──前回の日比谷では三味線奏者、DJ、ラッパーなどゲストをたくさん呼びましたよね。

そうですね。前回は昼間からお酒を飲みながら、ノーマスクでやれたけど。今回は騒げないし、立ち位置が決まっている中でどう楽しむのか…俺たちもそうだけど、お客さんに楽しんでもらいたいから。青空からどんどん暗くなって、照明が灯っていく。あの時間帯にライヴができることもなかなかないですからね。めちゃくちゃ楽しみですね。霞ヶ関に届くようにやりますよ!

PRESENT

Tシャツ(Lサイズ)、マフラータオル(2種)を各1名様に!

※転載禁止

受付は終了しました

公演情報

DISK GARAGE公演

G-FREAK FACTORY “VINTAGE” TOUR 2022-REVENGE-

2022年7月30日(土) 水戸LIGHT HOUSE SOLD OUT
2022年7月31日(日) HEAVEN’S ROCK さいたま新都心 SOLD OUT

G-FREAK FACTORY 25th ANNIVERSARY ONE MAN LIVE

2022年10月23日(日)日比谷野外大音楽堂

チケット一般発売日:2022年7月10日(日)10:00

※雨天決行(荒天中止)
※3歳以上のお客様はチケットが必要となります。3歳未満のお子様は1名まで保護者の膝上で鑑賞いただけます。3歳未満のお子様でも座席が必要な場合は別途チケットが必要となります。

RELEASE

「Dandy Lion」

2年2ヶ⽉ぶりとなるオリジナル⾳源発売決定!!
New SINGLE

「Dandy Lion」

(BADASS)
2022年9⽉14⽇(水)SALE

※シングルを携えての全国ツアーも決定!
詳細はオフィシャルサイトにて発表予定。
『VINTAGE』

ALBUM

『VINTAGE』

(BADASS)
2020年7月15日(水)SALE
※初回限定盤[CD+DVD]、通常盤[CD]

詳細
https://g-freakfactory.com/musics/9370
  • 取材・文

    荒金良介

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