そうですね。唯一、今と違うのは全部英語でやっていたんですよ。でも日本語でやった方がオリジナリティがあるなと。それから日本語に変えましたからね。日本語でMCして、その後に英語の曲を被せると、説得力がないというか。自分が英語ができることをおごりに感じることもあったし。アメリカでライヴをやったときに英語でMCして、日本語の曲をやったんですよ。
英語のMCはほかのメンバーがわからないから、MCの途中で演奏に入ってきたりして(笑)。
そうですね。NOFXが大好きで。後半は聴かなくなりましたけどね、『White Trash, Two Heebs and a Bean』までかな。ほかにRAGE AGAINST THE MACHINE、M.O.D.、ANTHRAX、Bob Marleyとか雑食に聴いていたから。あと、アメリカに行ったときにヒップホップに出会い、Speech、ARRESTED DEVELOPMENTを聴いたりして。それからDEEP FOREST、Enigma、Jamiroquaiにも触れて。BEASTIE BOYS、BAD BRAINSとか、めちゃくちゃかっこ良かったし。
それは日本に帰って来てからですね。KORNとかも通らなくて、RAGE AGAINST THE MACHINE一強で十分でしたからね。彼らのライヴは20回ぐらい観ているから。NOFXが持っているユーモアも大好きで、音楽を一本化していく方がわかりやすいけど、オムニバスみたいなものを作りたかったんですよ。なるべく似たような曲はやらないでおこうと。メンバーも雑食で、原田はハードロッカーだし、『mi-roots』の頃のベースはハードコアな奴でスラッシュ・メタルも大好きだったし。このバンドはこういうサウンドです!というより…いや、このバンドよくわからないんだけど、いいんだよ!というバンドの方が俺は聴きたいと思うから。COKEHEAD HIPSTERSも振り幅が半端なかったし、組曲みたいになっていたでしょ?
そうなんですよ。パンク・ロックみたいな曲をやっても、どこかでレゲエが臭っていたい。例えばドラムのフィル一発にしても、これはレゲエ好きなやつが叩くパンクだよねって。これはただのパンクじゃん、ただのレゲエじゃんと思われたくなくて。
やっぱり震災かなあ。求められていない音楽だと思って、自分でカーテンを閉めていたけど…東北に行き始めたのは2014年で、それまでは行けなかったんですよ。それからは月1で行くようになって、なぜいままで行かなかったのかなと。俺が行っても仕方ないだろうと腐っていた自分もいたし、あと、すごく行くことが怖かった。でも実際に行ってみると、そこにいる人たちのエネルギーを感じたし、東北の人も音楽に救われたと言ってたから。音楽は励みになったり、役に立つこともあるんだなと。そういう経験を経て…コロナになっても悪いことばかりじゃなく、立ち返ることもできたし、これじゃダメだと思うこともあったし、いろいろ精査できたんですよ。バンドとしては今のコロナのことを歌わなければ、俺はやっている意味がないと思うし。来年は来年でまた違う問題が起きれば、それを歌えばいいし、ずっとそうありたいなと。
まだ何も考えてねえな(笑)。
そうですね。前回は昼間からお酒を飲みながら、ノーマスクでやれたけど。今回は騒げないし、立ち位置が決まっている中でどう楽しむのか…俺たちもそうだけど、お客さんに楽しんでもらいたいから。青空からどんどん暗くなって、照明が灯っていく。あの時間帯にライヴができることもなかなかないですからね。めちゃくちゃ楽しみですね。霞ヶ関に届くようにやりますよ!
PRESENT
Tシャツ(Lサイズ)、マフラータオル(2種)を各1名様に!
※転載禁止
受付は終了しました