ベリーグッドマン 間もなくツアー出発!新作のこと、そして、“失うものは何もないスタイル”で行っている、類い稀なるライブ感を激白!

インタビュー | 2016.10.05 12:00

ライブって本当に分からないんですよね。お客さんが泣いたら勝ちか?爆笑を取ったら勝ちか?正解もないし、なんか聖なるもののような気もして。(Rover)

──「シンクロニシティ」の歌詞みたいな、<ファンとのユニティであり、繋がっているシンクロニシティを確認する場>みたいな話になると思ってたら、意外な答えでした(笑)。

Rover 僕、「僕みたいな人間になんで人が付いてきてくれるの!?」とか、すぐ思ってしまうんですけど。「Roverさんの歌、すごく良いです」とか言ってくれる人がいるのって、すごくありがたいことだなと思って。特に僕らのファンは熱い子が多いので、みんなで肩を組みながら歌いたいなと思って作った曲が「シンクロニシティ」だったんです。でも、こういう曲を作りながらも、ライブって本当に分からないんですよね~。お客さんが泣いたら勝ちか?爆笑を取ったら勝ちか?正解もないし、なんか聖なるもののような気もして。

──だから面白いし、魅力ややりがいがあるってところもあるんでしょうけどね。

Rover そうなんですよね。だから、これは30年やり続けても分からない気がします。リハーサルでPAさんに「中音のこれを上げて、これを下げて下さい」って言いながら、「なんのために上げたり下げたりするんやろ?」って疑問に思うことがあるんです。パフォーマンを良くするためだと言われても、「何のために良くするんだ?」みたいに思ったり。

──もはや、禅問答の世界ですね(笑)。

Rover いや、感動はあるんですよ?ワンマンライブにたくさんの人が時間を割いて来てくれたことを考えると、「みんなありがとう!」って気持ちもあるし、感動もする。ただ、それが何の時間なのかはいまだに分からないです(笑)。

MOCA 俺は「楽しい!」「なんだこりゃ!」が入り口で、ライブを見て「ちゃんと生きてる人間なんや」と生を確認して、それが勇気や励みに変わっていくんやと思ってるんやけど。

Rover 要するにセミナーってこと?

MOCA いや、発表会やな。俺らが誰かを思って作った曲を、パフォーマンスしたり、表現の場を与えてもらってる感じかな。その受け取り方は自由なんやけど、個人的には非現実を楽しんでもらって、最後に何かを感じてもらえればええなって。

Rover なるほどな。俺はここに来ると生の姿や声を確認出来るって意味で、セミナーに近いのかな?と思ってるんやけど違う?ライブってなんやろな、ホンマに。

──わはは、また迷宮に迷いこんじゃった(笑)。では最後にツアーに向けての意気込みやどんなツアーにしたいかを聞かせて下さい。

Rover 僕らが一番最初に大阪でやったワンマンが220人くらいで。今思い返せば、全然大したことないライブやったと思うんですけど。今は全国12箇所も回らせてもらって、あの時とは比べ物にならないエネルギーが渦巻いていると思うんです。そこで“跳躍”って言葉も入っているように自分たちが持ってる物以上、120点のライブを目指して一本一本のライブをやっていきたいと思っています。夢の大阪城ホールに向けて、「この人たちに付いていけば間違いない」と思ってもらえるようなライブにしたいと思ってもらうことがテーマですね。大阪と東京では大きな会場のワンマンが控えてて。今までの自分たちではステージに上がる権利もないと思うので、さらなる何かを求めて跳躍していきたいです。

──「行きたくない」とかいう答えが出てこなくて安心しました(笑)。

MOCA 僕は4回目のツアーということで、感覚的に慣れてきてるところもあるので、今回はちょっと攻めのセットリストをイメージしていて。また挑戦の始まりかな?と思っています。結果、「今までで一番良かった!」と言ってもらえるツアーになるように頑張ります。

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ベリーグッドマン“てっぺんとるぞ宣言”ツアー2016-2017~超好感男の跳躍~

2017年1月14日(土)LIQUIDROOM
15:00 開場 / 16:00 開演
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受付期間:受付中~2016年10月31日(月) 23:00
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(UNIVERSAL J)
10/5(水) Release!
限定盤(CD+DVD)、通常盤(CD)の2種