──約束という話が出たので、少しさかのぼりますが20周年のアニバーサリーライブをやろうという話が出たのはいつ頃ですか?
RUKAそれこそ活休の時点でそんな話はチラホラあったよね。
柩うん。2020年には……っていう。でも、具体的に話をしたのは今年に入ってからですね。
咲人活動が止まったときに理想として「20周年にやれたらいいな」っていうザックリした話があったけど、確定はしてなかったからね。
──今回はメンバーの誰かが言い出したわけではないんですか?
柩みんなの中に「やるだろうな」っていうのがあって横浜アリーナは事務所のやりとりがあった上で最終的にみんなで集まってっていう。
──休止したときとソロを挟んだいまと心境の違いもあると思いますが、そのあたりはどうですか?
Ni~ya違いはかなりありますね。単純にみんな大人になった部分もあるし。
──ほかのメンバーの活動に刺激も受けただろうし。
RUKA現状ではまだ2曲しか演奏してないし、なにが変わったかはよくわかってないんですよ。ただ、ほかのメンバーのライブを観ている限りでは4人がメインボーカルとってて凄いなとずっと思ってました。
4人(笑)。
柩「俺も歌いたいなぁ」って?(笑)。
RUKAいや、全然(笑)。歌えないのわかってるので。単純にギターやベース弾きながら歌うのってカッコいいじゃないですか?
Ni~yaじゃあ、もしベーシストだったら歌ってた?
RUKAかもしれない。あとは年に1度だけだけど、5人が集まってイベントやるバンドって聞いたことないのでそれはスゴイことだなって。誰も脱落しなかったし。
柩むしろ1バンド増えたからね(笑)。
──Ni~yaさんは咲人さんのソロプロジェクト、JAKIGAN MEISTERのサポートでベースを弾いていたけれど、2018年にBULL FIELDを始動させたんですものね。
Ni~yaはい。最初は自分のバンド作ってベース弾こうかと思ってたんですけど、事務所の社長に「オマエ、歌好きなんだから弾きながら歌えばいいじゃないか」って言われて「確かにそっちのほうが面白そうだな」って。
──そういう経験をするとボーカリストの気持ちがわかったり、いろいろ感じることもあるでしょうし。
Ni~yaありますね。ソロってマジきついなって思いました。歌とか歌詞は特に大変でした。なにかしら成長してるとは思ってますけど。
咲人自分にない部分が各自のプロジェクトにあるので、バンドで一緒に動いているときより、それぞれを客観視できましたね。
──ソロで得たものをNIGHTMAREにフィードバックするという形での復活だと思います。
咲人だといいなと思います。懐かしい部分と新鮮な部分がありますね。音の出方も変わっただろうし。
──ええ。それにしても休止中も共演したり、ふだんから交流があったのは珍しいかもしれないですね。
柩でも俺、ゾジー(YOMI)にはあまり会ってなかったよね?
YOMIっていうか、みんな事務所で会ったら「よお」って言うぐらいなんじゃない?
柩俺、フツーにちょくちょく会ってたよ。
咲人最近思ったのはさんざん、この人(YOMI)に「咲人は秘密主義だから」って言われてきたけど、この人のほうがよっぽど秘密主義。
YOMIそうです(笑)。
咲人いちばんプライベートが読めない。
柩誰かの誕生会とかで会うぐらいだったよね。
Ni~yaうん、ほかのメンバーは普通に「飲もうよ」って連絡があったり。
RUKAもしかしたら俺とゾジーさんがいちばん会ってる?
YOMIそうだね。
RUKAgremlinsはライブに遊びに行ってたし。
柩だから、俺がいちばん会う機会がなかったのはゾジーと咲人かな。
咲人でも思い返せば俺、休止前もみんなにそんなに会ってなかった。
柩嫌いだったの?(笑)。
咲人まあ友達とかも毎日は会わないでしょ。
柩会う友達とは会うよ。
YOMIもうこの話はやめよう(笑)。
Ni~ya(笑)。3年ぶりの取材なのに。
──ははは。では2020年の横浜アリーナの話をしましょう。NIGHTMAREでは初の会場だと思いますが、横アリのイメージは?
柩俺、中に入ったことないから外観が四角いっていうイメージ。広い会場って日本武道館も東京体育館も東京ドームもフォルムが丸い印象があって。
──ではいろんな意味で初の会場ですね。
柩そう。ただ10代の頃からhideさんが好きだったから、横浜アリーナで「横アリハマーナ!」って叫んでいた会場に行けるんだなって、楽しみ。
──中に入ると“アリーナ”らしい大きさの会場ですよね。
咲人大きいですよね。
柩そんなにデカいんだ?
Ni~yaステージから見たらすごく客席がデカく見えるんじゃない?
咲人客席から見てもデカいもんね。
柩(YOMIに)行ったことある?
YOMIうん。
柩RUKAさんは?
RUKAないし、場所もわからん(笑)。TVで流れるライブ映像で見たことあるのかもしれないけど、全く未知ですね。
──まだ具体的な内容は決まってないかもしれないですが、現状、どんなアニヴァーサリーライブにしたいですか?
YOMI僕は活動休止前の最後のツアーは喉の調子が良くなかったので、回復に向かっていることをしっかり感じてもらえるライブにしたいですね。
──楽しみに待っていた人もいるだろうし、当時、中高生でライブに行けなかった人も見に来るんじゃないかと。
柩高校生が社会人になってたりするからね。
YOMIそういう人にも見てもらいたいですね。
柩タイトルは「NIGHTMARE 20th Anniversary SPECIAL LIVE GIANIZM 〜再悪〜」だけど、個人的には昔の曲もやりつつ、過去にさかのぼるわけではなく、20年たったいまの自分たちを見せたい気がしますけどね。
咲人奇をてらったりせずにちゃんとストレートなNIGHTMAREを見せられればいいかなっていう気持ちはありますね。
──RUKAさんはどうですか?
RUKAまだ実感ゼロですね。年内にソロのライブがあるし、記憶できる脳があればいいんだけど、終わったらソロを忘れてNIGHTMAREの曲をまた覚え始める。
柩共存はできないの?
RUKA無理だね(笑)。
──横アリに向けてのNIGHTMAREのリハーサルに入ってイメージが湧いてくる感じですかね?
RUKAだと思います。このへんで勘弁してください(笑)。
Ni~ya活休ツアーが終わったとき、俺は「やっべえ。明日からどうしよう」って思っててそれこそ最悪でしたけど、ガキの頃からやっていたNIGHTMAREでライブがまたできるのは自分にとって嬉しいことですよね。
──待っていたファンの声も届いているでしょうし。
Ni~yaええ。「NIGHTMAREでベース弾いているNi~yaさんがいちばん見たいです」って声をもらって「ああ、そうだよね」って。その人にとってはNIGHTMAREが入り口じゃないですか?だから「やっと帰ってこられるんだ」って前向きな気持ちしかないですね。ブランクはありましたけど、観にきてくれた人が「コイツら変わってねーな」、「あいかわらずバカだな」って思ってくれたらいいんじゃないかな。
PRESENT
サイン入りポスターを3名様に!
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