──そうだね。MARIちゃん的にはどう?
MARI意外だった曲ですよね?今までやってきてないなって感じた曲調でいえば、「HIGH-5」なのかなって思いますね。
──そうだよね! 「HIGH-5」はある意味「Hello」的な驚きがあったからね。
EYEまさに、RIOちゃんが帰省したときに作った曲というは、この曲のことです!
――あ~、こっちだったか!
――あ~、こっちだったか!
MARIRIOちゃん的には明るさとのギャップこそが闇だったんでしょうね(笑)。
EYE「エイム」もRIOちゃん作曲なんですけど、グランジっぽいし、暗めなんです。
──また違ったベクトルだね。「エイム」にはちょっと和を感じたけど。
EYEたしかに、ちょっと音階に和を感じますよね。
──「HIGH-5」は完全なるロックンロールで。
MARIそうなんですよね。ドラムのリズムもフロアタムを多用しているんですけど、今までMary’s Bloodがやってきたことのないパンクっぽいノリだったりするんです。ライヴでは盛り上がるんじゃないかなと思いますね。歌詞は、バナナで(笑)。学生時代の頃のリアルな話らしいですよ(笑)。歌詞だけ読んだらちょっとMary’s Bloodでやる歌詞ではない感じなんですけど、この曲調に乗って届けられることによってMary’s Bloodになるんですよね。ちゃんと一つの形になってるんだなって実感するというか。
EYE逆に、Mary’s Bloodがここまで明るい曲やってることの方が闇だよね(笑)。
MARIあははは。そうだね(笑)。
EYEどうした!? みたいな(笑)。
──そうだね(笑)。「Mermaid Serenade」はMARIちゃんの曲? 明るいRIO曲の間に入るのがまた、より激しさが強調されてるよね。王道なハードロックな始まりがたまらなく最高で。
MARIですね(笑)。歌メロはEYEちゃんに書いてもらったんです。ボーカリストが作るメロディが一番いい気がしてて。私が最初に書いた歌メロをEYEちゃんに歌いやすいように変えてもらったんですけど、そういうのが叶うのって、やっぱりバンドならではだと思うので、そういう面でもすごくいい形だなと改めて思いました。
──そうだね。いろいろとバンドとしての原点に立ち返ることが出来た1枚でもあったのかもね。ところで、SAKIちゃん(Gt)曲は?
EYE「Karma」と「アルカディア」と「GO AHEAD & LAUGH」ですね。
――「アルカディア」SAKIちゃんっぽいね。でも、「GO AHEAD & LAUGH」はスピードメタル感がMARIちゃんっぽかったな(笑)。
――「アルカディア」SAKIちゃんっぽいね。でも、「GO AHEAD & LAUGH」はスピードメタル感がMARIちゃんっぽかったな(笑)。
MARI「GO AHEAD & LAUGH」速いですよね! さっきもリハで合わせてたんですけど、かなり速くて。体感的には一番速く感じるんじゃないかな。150なんだけど、300にも取れるから、体感的にはMary’s Blood史上一番速い曲かも。
──そうだね。でも、すごく不思議な違和感が心地いい曲でもあって。このスピード感でこのいなたさを出せるってすごいなと。
EYEうん。そうかもバランス的にすごく上手くいってるかもね。この曲、最初サビしかメロディが入ってなくて、SAKIちゃんに他の部分どうしたらいいの? って言ったら、ラップって言われたんですよ! インディーズの頃に一回やったことあったんですけど、それ以来やってなくて。あんな感じのやって、って話になって、4、5年ぶりくらいにこういうのに挑戦したんです。歌メロがほぼ無いっていうのは本当に新鮮でしたね。
──ギターソロはメロウなのにね。
EYEそうなんですよ! 多分、そこでギャップをつけたかったんでしょうね、SAKIちゃん的には。
──なるほどね。「贖罪の鐘~Requiem for the victims~」はEYEちゃん曲だよね。
EYE「そうなんです! 前作で、「女神の裁き~Death Queen's March~」を作ってから、あぁ、このバンドなんでもやっていいんだなって思ったんです(笑)。つまり、この曲は、女神がやんちゃした後、懺悔する曲です(笑)。「女神の裁き~」は、どこの国の言葉か分からない言葉が入っていたり、変拍子っぽく聴こえているところがあったり、コーラスにオペラ歌手みたいなのが入っていたり、煌びやかさがあったんですけど、今回の「贖罪の鐘~」では真逆を行きたくて、3拍子とかテンポチェンジしてみたりとか、コーラスもオペラじゃなくてクワイアにしてみたりとか、ちょっとズラして、女神の別の顔を作ったんです。今回のテーマが闇ということもあるので。人間じゃないけど、人間の心を持ってる女神の歌という。楽器陣がヒーヒー言いながら、テンポチェンジや転調やら頑張ってくれてました(笑)。
MARI難しかったですね。構成がややこしくて。でも3拍子がメインとなってる曲は珍しかったので、新鮮だったからプレイヤーとしては楽しかったです。前回の「女神の裁き~」もそうですけど、その続きの曲をアルバムの最後に持って来れたのは、すごく良かったなと思いましたね。
──6月12日からはアルバムを引っさげてのツアーも始まりますが、どんなツアーに?
EYEコンセプチュアルにいこうよっていう頭で作っていたアルバムだから、ライヴ自体もただ曲を演奏するだけじゃなく、その曲の中に詰め込んだ世界観も表現していけたらなと思ってますね。ステージとか演出とかも含め、お客さんがアルバムの中の世界に入り込めるようなライヴをやっていけたらなと思っていますので、是非、楽しみにしていてほしいです!
MARICDを聴くのとは違う楽しみ方で聴かせられるステージにしたいですね。今回お客さんに参加してもらう部分を作っていたりする曲も多くあるので、ライヴでも実際に参加出来て一緒に楽しめる様にしていくので、楽しみにしていてほしいなと思います!
PRESENT
EYE&MARIミニサイン色紙をセットで1名様に!
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