ツアーでは会場ごとに時期で分けてREBOOTしていく
ぶっちゃけて言えば、アルバム『REBOOT』の曲をやるツアーになります(笑)。けど、“REBOOT”と言うからには今と昔がつながっていないと再起動できないので、今と昔をつなぐように作っていこうと思ってます。
もちろんそうなりますし、オリジナル曲も昔からやってたものが入ってきます。それに『REBOOT』の曲も入ってきます。バンドの歴史が12年ありますから、“この会場では東方を、この会場ではこの時期の我々をフィーチャーしよう”というように会場ごとに時期で分けてREBOOTしていくという流れを作っていきます。なので、すべてのライヴのエンディングがREBOOT後の我々の始まりとなっていって、“このライヴをもって始めさせていただきます”というのが毎回続いていく感じで。最終日にそれらを統合して、“REBOOTはこれをもって完了。ここから先はREBOOT後の我々をよろしくお願いします”というイメージですね。
前に日比谷野外大音楽堂(2016年7月23日の『全国ワンマンツアー2016 FINAL ~はじめてのおそと~』)をやった時は、椅子席でお客さんに愛されるショーを作るにはライヴアクターとしての力不足を感じたんですけど、今だったら椅子席だろうがオールスタンディングだろうがいけるんじゃないかと思います。
僕としてはこのツアーはすごく熱量の入った大切なツアーだと思っているので、みんなに観てほしいです。とくに、昔観てた人にこそ観てほしいです。“なんか昔とは違う”というのが分かって面白いと思います。これまで話し合えなかったバンドが話し合えるようになって、ちゃんとバンドとしてのシステムが組まれた。12年経過して、やっとできた本来のバンドの姿が見られるツアーなのでぜひ目撃してほしいです。