BuZZ、 初ツアー追加公演開催!「同じライブをしない」がコンセプトの彼らに訊く、今回のビジョンとは?

インタビュー | 2019.02.06 15:00

横浜、柏、さいたま新都心と関東圏を回るツアー『EAST BOUND TOUR 2018-2019』を12月から1月にかけて行い、その追加公演として3月1日に東京・Shibuya WWW Xでワンマンを行うBuZZ。ボーカル×4+生バンドの8名による、70年代のアメリカのファンク・バンドのようなルーツ・ミュージック感と、最新のJ-POP感を絶妙に併せ持ったこのユニットは、破竹の勢いで中毒者を増やしながらライブを重ねている。3月1日のビジョンをボーカル4人に訊いた。

いちばんスタンダードなんだけど、意外とみんなやってない、だからそれを極めたい

勇士今、日本で、ボーカル・グループとバンドがいて、一緒に動いてパフォーマンスする……昔の『ソウル・トレイン』っていう番組のような感じって、ある意味ベーシックな形じゃないですか。70年代のソウル・ファンクとかディスコ・ミュージックでは。バンド隊がいて、一緒にダンスして、ボーカルが複数で歌うっていう。それを極めてるアーティストって、今、意外と日本にいないな、その第一人者になりたいかなっていう。昔だったら米米(CLUB)さんとかRATS&STARさん、チェッカーズさんとかいたと思うんですけど、今は、いちばんスタンダードなんだけど意外とみんなやってないから。それを極めるグループに、今、向かってる感じですね。
──ライブの時、楽器隊のメンバーも前に出て一緒にダンスしてるのを観て、昔のアメリカのファンクとかディスコのバンドみたいだなあと思ったんですけども──。
清水謙太そうです、そうです。そこがBuZZの土台になっていると思います。で、今だったら、早くいっちゃえば一番になれるんで(笑)。たぶんほかにもいるんですよ、同じことを考えてる人。
KENSUKEだから早く売れないと、とられちゃうんですよね(笑)。

「同じライブをしない」っていうコンセプトでやっている

──ツアーはこの関東ツアーが初?
KENSUKE初です。
──やってみていかがですか?
謙太いや、マジ大変ですね。
KENSUKEめちゃくちゃ大変。1本ずつ内容を変えちゃうクセがあるんで──。
勇士僕たちは、「同じライブをしない」っていうコンセプトでやっているんです。っていうよりは、衣裳ひとつにしても、なんかダメなんです、同じことが。
KENSUKEだから、ツアーっていうよりは、短い期間でめちゃワンマン・ライブをやってるみたいな。
──基本、ツアーっていうのは、どのバンドも、同じセットリストで回る、各地で同じことをやるものですけど。
KENSUKEですよね。だからスタッフにはご迷惑かけっぱなしなんですけど。
謙太特に今回のツアーは「クリスマス・スペシャル」「忘年会スペシャル」「新年会スペシャル」って1本ずつ銘打っちゃったので。やっぱり変えないとダメだよな、っていうのもあるし、僕たちがライブをやってみた感触で「あ、この流れはちょっと違ったな」っていう時に「ここをこう変えたらもっと盛り上がるんじゃないかな」っていうのもあったし。だから、3公演全部、ガラッと変わりましたね。3月1日の追加公演も、総とっかえになると思います。
勇士単純に、1本ごとに会場が違うじゃないですか?
──(笑)いや、そりゃそうですけど。
勇士ハコが違うと見せられる内容が変わってくるから。ちょっと小さいとか、ちょっと奥行きがあるとか、内装が違うとか。同じライブは絶対できないな、というのは感じたので。まあ今回のツアーは4本だからいいですけど、将来これが20本とかになって来た時にどうするかですね(笑)。
KENSUKEまあでも、なるべく、一期一会じゃないですけど、その日はその日しか観られないライブをしたいな、っていう思いは強いので。そんなに大きく変えられなかったとしても、どこかはその日だけしか観られないものを入れたいなっていうのは、演出を考える時に常にありますね。

どのライブに来ても、常に初見のものがあるようにしたい

勇士今度の追加公演も……時間も1ヵ月くらい準備期間があるので、追加公演と言いつつも、別物なイメージというか。これまでの3本のライブの集大成を見せたいので、なんなら一から考えるぐらいの覚悟で──。
謙太Ü-SAY、映像を新しくしたい。
Ü-SAYしましょう。
KENSUKEライブに使ってる映像は全部Ü-SAYが作ってるんです。
──あ、編集も全部?
Ü-SAYそうです。撮影して、編集して。
謙太ライブの3日前ぐらいに「Ü-SAYごめん、こういうの作れる?」「いいよ」って。
Ü-SAYやるしかないですからね。
──ギリギリに言われる?
Ü-SAYギリギリが多いですね。本番が近づくにつれてテンションが変わってきて、それで「やっぱりこうしたい!」って思いつくんでしょうね。
勇士そこまで自分たちでやってるグループ、他にいないと思うんで。あと、1本1本変えたくなるっていうのは、インパクトのある演出をやればやるほど、回数を重ねるとお客さんの湧く瞬間がどんどん減ってくるというか。それは、ツアーだからしかたないことなんですけど、でも、なるべく減らしたい。あの、安定して湧く演出もあると思うんですよね。何回やっても湧く演出と、一回だから湧く演出があって。一回だから湧く演出は、なるべくチェンジするというか。なるべくお客さんが盛り上がる演出を……東京ファイナル公演は、それがなるべく多いものにはしたいんですけど。ツアーってそういうところがすごく難しいなって思いました。続けば続くほどお客さんが盛り上がらなくなってくる。
KENSUKE慣れてくるからね。
謙太初見のインパクトって超えるのが難しいと思うんで、どのライブに来ても、常に初見のものがあるようにして、新鮮さってものを大事にしたいと今回思ってましたね。
──くどいけど、ツアーって普通、同じ内容で回るものですけどね。日本だけじゃなくて、海外のアーティストとかも含めて。
勇士飽きちゃうっすね、やってる俺たちが。
──(笑)。
勇士衣裳もそうなんですよ。同じ服を着て出ると、なんか俺、テンション下がっちゃうんで。「こないだも同じ服着てたな」「セットリストも一緒だったな」って。どこかに新鮮味がないと飽きちゃうのもあって、こうなってるのかなって。まあいつかは同じセットリストで回れるようなグループになりたいという気持ちもあるんですけど、無理かなあ……どう? みんなは。
KENSUKEなんかでも、脳内で再生できないことが多いじゃん、ライブの流れとか。脳内で組んでたお客さんの反応と違う、そのギャップがあるから、それを埋めるために次のライブで変えるんだと思うのね。そのギャップがなくなれば、セットリストとかに関しては、固まっていくと思うんですけど……まあ、将来の僕たちに期待したいと思います(笑)。
謙太あとは、物理的に忙しくて変えられなくなるとか、本数が多くて変えられなくなるとか、そういう日が来ることを願ってます(笑)。
──キャパがでかくなるとスタッフも増えるから、そうそう変えられなくなりますしね。
勇士そうですよね。今のうちにばんばん毎日変えて、ライブをやりたいと思います(笑)。

PRESENT

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受付は終了しました

公演情報

DISK GARAGE公演

BuZZ EAST BOUND TOUR 2018-2019 追加公演

2019年3月1日(金) Shibuya WWW X

チケット情報はオフィシャルサイトをご確認下さい。

RELEASE

「LEAN ON ME」

DEBUT SINGLE

「LEAN ON ME」

(SONIC GROOVE)
NOW ON SALE

CD+Blu-ray、CD+DVD、CD ONLYの3形態
※写真はCD ONLY盤
  • 兵庫慎司

    取材・文

    兵庫慎司

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