あのマッシュアップが世間の皆様にしっかりとご理解頂けたのが嬉しかったですね(笑)。フェスで披露しても、いわゆる替え歌的なパロディだと思われているようだったので。本家DA PUMPの皆様にも楽しんで頂けて、本当に光栄でした。僕ら元々DA PUMPが大好きで、彼らの快進撃には沢山の勇気を貰ったから。また、テレビという媒体だからこそ学べることも多々あって、非常に有意義なものになりました。「単純明快」ってとても大事だなって痛感しました。そんな経験から、今度のツアーもすごく分かりやすいものが良いのかな?と思ったりもしたんだけど、キッシーズ(氣志團ファンの総称)はそれぐらいでは満足しないと思うし。今、すっごく悩んでます。でも、だから楽しいというのもあって。常に面白いことをやってないと飽きちゃいますしね、僕も(笑)。
そうなんです。実は他にもSMAP風とか、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE風とか、星野源風とか、ももいろクローバーZ風とか、マキシマム ザ ホルモン風とか、UVERworld風とか、WANIMA風とか、勝手に色んなヴァージョンを披露したことがあるんですけど。改めて制作デモを聴き返した時、「我ながら出来が良いな」と思って、自分でも唸ります(笑)。「御本人様に使ってもらえないかな…」などという図々しいことまで…(笑)。もともとは音楽の可能性を広げて、音楽の様々な楽しみ方をみんなに伝えたいというのがスタートで、それをたまたま観た人が楽しんでくれれば良いなと思ってて。「俺の音楽は古いのか!? いやでもアレンジを変えたら……」ってところで、その時々の流行りの曲とマッシュアップさせることに面白さがあったし、そこにヒントもあったし。世の中の人たちがどのくらいの感じで音楽に触れてるか? どんなものを喜ぶのか? ってことを考えて作ってるんですが。そんなこといくら考えたって、分かってたって出来ないんですよね。例えば僕がもし米津玄師くんみたいな曲を書けと言われたところで、二億年かかっても作れない! ただ、米津玄師くん風の「One Night Carnival」だったら作れるんです!…って、何をえばっているのかという(笑)。
そう。だって僕は所詮綾小路 翔ですから(笑)。大先輩方のような音楽は当然作れないし、2010年台の新進気鋭の才能たちと真っ向から競い合ってもお話にならないでしょうね。でも、我々にしか出来ないことがあるんです。絶対に!…いや、きっと(笑)。
20年前に「20年前の曲」って言われてましたから、合わせて40年前の曲ですからね(笑)。当時、「80年代の音楽の醜悪な焼き直しをしてる」って言われた曲を、それから20年経ってもやってるおかしみというか。そういうのもあるんでしょうけどね。
そうですね。昨年から続いていたツアーをきっちり納めて、4月に行った自分の生誕記念特別公演でやりたいことが思い切り出来て、氣志團万博では両日大トリを務めて、それこそFNS歌謡祭でみんなに楽しんでもらえて。ここ何年間、「今の俺達、実は絶好調なんだけどなぁ」と思いつつ、なかなか打席が回ってこなかった。そういう意味では、若干溜飲が下がるところもあったんです。そこで今思う2019年の課題は、「フィニッシュブローを編み出す」ってことで。かつての氣志團の必殺曲「One Night Carnival」を遥かに上回る破壊力の曲を、サクッと10〜12曲、場合によっては28曲ほど作る予定です。
俺の誕生日はアルバム再現GIGとか、いつも企画GIGをやっていたんで、今年は好き勝手やらせてもらって。俺ね、みんなに誕生日を祝ってもらうのは嬉しいんですけど、サプライズとか、「ハッピーバースデー」を歌ってもらうのとか苦手なんですよ。だから、本当はなるべく避けたいし、自分から企画してるみたいなのが嫌なので。「今年は好きなことをやらせてくれない?」とワガママ言って。来てくれたみんなに感謝を伝えられるプレゼントがしたいと思って、生誕記念公演をやったんです。そしたらすごく楽しかったから「みんなもやってみたら」って言ったんです。この「一日團長」企画は團長の言うことが絶対なので、トミー(西園寺 瞳)の時も「團長の言うことを全部守る」って約束をして、最初から最後まで決められたことを全部やりました。俺のMCが一切無いという演出には、「あれ?もしかして、俺のべしゃり、つまんなかった…?」って一瞬思ったりもしたけど(笑)。「徹底的にいい歌歌うぞ!」とだけ思っていたし、それが一番貢献出来ることだと思ったので。あの日はすげぇいい歌、歌えてたんじゃないかな?と自分でも思います(笑)いざやってみたらトミーの今まで見えなかった部分が見えてきたり、バンド自体に還元されたことも山盛りありましたしね。それぞれに責任感持ってやってもらうことが、いかに重要かが分かったし、それぞれが持つ才能を最大限に引き出すことこそが團長の仕事なのだなと勉強になりました。1月の早乙女 光團長公演もどうなるか想像も付かないですけど、面白いことになれば良いなぁと期待してます。
永遠の16歳が16年ぶりに始動させる<氣志團現象>ですが(笑)。まず、新元号をまたぐというのが大きなテーマです。僕がロックに夢中になり始めた中一の冬休みに新元号の“平成”が施行されまして、そこから一気に時代が変わって。昭和で育ち、平成を生き抜いたヤンクロックバンド・氣志團の底力をお見せします。内容的には21年間で培ったもの、そしてこの1年間で新たに得たものをすべて余す事なくお届けします。
そうですね。かと言って、大きく変わることはないと思うんですけど、プロレスの巡業をしながら地下格闘技でも戦って、マスのリングにも上がれて。時にキックボクシング、時に総合格闘技でって闘いが出来るオールラウンダーぶりを見せていければ良いなと思っています。もう、本当は今すぐ内容を全部説明したいぐらいで。内緒ですけど、僕、このアイデアを思いついた時、自分が天才なんじゃないかと思ってしまいました(笑)。この発言にピンと来た人はもちろんのこと、カチンと来た人にもぜひ、自分の目で確かめに来て欲しいですね。氣志團と同じ時代に生まれた奇跡、必ず体験させてみせます。OK、照れずに言うよ。「俺んとこ、来ないか?」みなさん、春に逢いましょう!
PRESENT
サイン入り氣志團カレンダーを1名様に
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