各地で軒並みSOLD OUTを続けるSKY-HIの全国ツアー<SKY-HI Round A Ground 2018>がとにかくいま、絶好調だ。そうして、このツアーは2018年12月11日、12日に東京・豊洲PITで行なう公演で、グランドフィナーレへと突入する。1日目、そして自身の誕生日でもある2日目と、SKY-HIならではの豪華かつ、エッジーなゲストを迎えたこのツアーを締めくくる2DAYS公演について。さらには、12月12日に約2年ぶりにリリースするオリジナルアルバム『JAPRISON』については今回と次回、2回にわたってSKY-HIのインタビューをお届けする。
史上もっとも凶悪な3ピースバンドがこの世に登場します!
──SOLD OUTが続いた<SKY-HI Round A Ground 2018>も12月11日,12日の豊洲PIT 2DAYS公演で終わっちゃいますね。
俺は豊洲のチケットもSOLD OUTさせたいからちょっと頑張る!じゃあここで、とっておきのMIYAVIの話でもしますか。
──えっ!MIYAVIさん出るんですか?(後日、豊洲PIT公演出演ゲストの第2弾として発表!)
そう。ヤバくないですか?『ギャングース』(金子ノブアキとMIYAVIが出演した映画)、誕生しちゃいますから。
──ステージにリアル・ギャングース、現る!!
史上もっとも凶悪な3ピースバンドがこの世に登場します!ドラム・金子ノブアキ、ギター・MIYAVI 、ボーカルは俺。もしもこの日、(映画『ギャングース』を撮った)入江監督が観に来てたら、俺たぶん次回作から出演せざるを得ないことになるんじゃないかというぐらい、史上もっとも凶悪な3ピースバンドが観られます。間違いなく。
──1日目は、これが生で観られるだけでも、かなりプレミアムなものになりそうですね。
あと、1日目に関しては、俺はいまやってるツアーがとにかく楽しいくてしょうがないんだけど。俺が“Round A Ground”でライブハウスを回るようになったのって、順番としては逆行してて。これを、日本武道館前にやってるんですよね。ホールがうまってくるようになってからのライブハウスだったから、他の人たちの流れからは逆行してたんだけど。ライブハウスでやると、伸びる筋肉ってあるんだなと分かったんですよ。俺は、ずっとクラブでやってきたという経験がすごい支えになってるんですけど。ライブハウスも、もうちょっとこのままやってったらなんかあるかもと思って“Round A Ground”を続けてきたんですね。それが3年目となる今年に入って、やっと“Round A Graund”が本来のベース、ラッパーとしての自足自立自我ができたと感じたんですよ。簡単にいうと、すげー気に入ってるってことなんだけど(微笑)。
誰がどう観てもラッパーのツアー。それが、めっちゃくちゃ楽しくて仕方ない
──3年目にして“Round A Ground”が確立できたツアーでもあったと。
だから、本当にいいツアーで。しかもラッパーのツアーなの。なんだけど、ギターも弾くしピアノも弾くしルーパーまで使い出す。いままでの“Round A Ground”でやってきたライブハウスならではの腰の軽さでやってるツアーなんだけど、最後には超ポップソングまで歌ってしまう。それでも、誰がどう観てもラッパーのツアーっていうのができたんで。それが、めっちゃくちゃ楽しくて仕方ないんですよ。なので、それをどうしても12月11日はやりたくて。なので、1日目は自分がこのツアーでやってきたスタンスは崩さず。なのにも関わらず、そこにmabunuaやKan Sano、あっくん(金子ノブアキ)とかMIYAVI、sleepyhead、FIRE HORNSも出るという。ゲストがやたら豪華なんです。しかも、みんなスタジオミュージシャンではないアーティスト。そのなかでも、自我の強いアーティストを差し込んでいくということになるんですが。普通だとね、ゲスト呼び込んで曲を一緒にバーンとやって送り出すだけ、というのだと思うんですけど。1日目は、ツアーのなかの1本のライブとして組み立てたセットのなかに、このゲストたちも組み込んでいこうと思ってます。だから、12月11日はゲストいっぱいいるにも関わらず、めっちゃ流れが綺麗なものができると思ってます。成功も確信できてる。