「ディズニーが好きなんです」と言うと、ガッカリされてしまうことが多いです。
シンガーソングライターなんてものをやっていると、娯楽やエンタメに関して「きっと誰も知らないニッチなものだけを愛しているはずだ」みたいな誤解を受けがちです。
もちろん、アルバム1枚だけをリリースして消えてしまったようなマイナーバンドや、小劇場でしか上映していなかったような映画の中にも、好きな作品は沢山あります。
けれども、メジャー路線が嫌いなわけではありません。私はむしろ大好きです。
誰かの頭の中を、莫大な予算で再現する。
売れ線を狙っていたとしても、そこに色んな大人の事情があったとしても、芸術って、予算の制限がないだけで格段に自由だし、そこにも一つ価値があると思うのです。
ディズニーは、その莫大な経済力で、本気のエンタメを見せてくれるから大好きです。
というわけで今回語りたいニワカ趣味は「ディズニーリゾート」。
1年に4回は必ずいくほど好きです。…いま「え、趣味として語れるほどの回数行ってなくない?」と思ったそこのあなた。そうなのです、だからこそこのニワカ趣味の連載で語ろうとしているのです。
私が特に好きなのは、ディズニー「シー」の方。ファミリー向けのディズニーランドと比べて、シーは恋人同士だったり、大学生の仲良しグループだったりで楽しめる要素がたくさんあります。まず、シーにはお酒が売っているし。
ガチ勢と呼ばれる方々は皆、年間パスポートを所持しています。なのでショーだけを見るために入場して、朝からベストスポットの場所を取っている、なんて人もちらほら。だけど我々ニワカ勢はその1日のために、決して安くはない入場料を払っています。無駄なくパーク内を遊び尽くさなければなりません。
「休憩もアトラクション内で」。
シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジは、私がディズニーシーのなかで一番好きなアトラクションです。正直、いつも空いています。待ち時間が20分以上だったのを、ほとんど見たことがありません。
だけどこのアトラクション、休憩にはもってこいなのです。並ばずに乗れて、心地よい音楽が流れていて、水にゆったり揺られながらシンドバットと共に冒険します。
休憩時間すらももったいなく感じてしまうニワカ勢。このシンドバットのアトラクションを勝手に休憩スポット扱いし、体力を回復させるのに利用させていただいております。勝手にシンドバットってやつですね。(違いますか?)
もうじきハロウィン、そしてクリスマス。ディズニーリゾートが更に盛り上がるシーズンです。私もそろそろ、また行きたいなあ。
p.s
これは完全にわたしの私見ですが、北海道出身者のディズニーへの執着はすごいです。そりゃあそうです。小さい頃からディズニーのビデオを見せられ、テレビではディズニーリゾートへ行こう!とCMが流れ、散々憧れだけ募らされるのに、飛行機に乗らないといけない、遠い遠い、まさに夢の国なのですから。上京して気軽に行ける距離にあれば、解放された愛が爆発してしまうのも仕方がありません。
とか言いつつ、ディズニーシーで、ご飯を食べながらよく寝てしまいます。