選曲は結成からのオリジナルメンバー、vo,gt小高芳太朗、gt山下壮、ba合田悟によるもの。選曲理由も聞いた。
ライター兵庫慎司氏、宮本英夫氏、横山シンスケ氏によるレビューや映像・音源を視聴し、来るべきツアーファイナル・LIQUIDROOMワンマンに思いを馳せて欲しい。そして、すべてのロックファン、ライブファンに、いまこそ、LUNKHEADのライブを観て欲しい。
DI:GA ONLINE編集部
「心音」(2019年 Album「plusequal」収録)
最新作「plusequal」の4番バッターです。
LUNKHEADの真骨頂であるソリッドな楽曲ですが、
この曲でバンドとして新しいステージに到達できたと実感しています。
LUNKHEADの今をこの曲で体感してもらいたい!
ー山下壮ー
なんでこの曲のミュージック・ビデオの背景がただ抜けるような青空と白い雲なのかなって最初は思ってた。この曲のイメージは明らかに夜だし、演奏のスピード感と歌詞の壮絶な重みを思うと、もしもぼくが撮るなら夜の街を小高が全力疾走するのをワンカメで追うとか、つまんないことを考えた。でも山下壮監督は凄かった。ただの青空ほど悲しく美しいものはないと、そこに小高の顔と歌と歌詞が乗れば全部伝わるはずだと、最初からわかっていたんだと思う。「いやー予算がなかったからこうなっただけ」って、笑うかもしれないけど。
この曲がおととし5月に亡くなったつばきの一色徳保と過ごした最後の時間を歌ったものだということは、すでに小高がブログやインタビューで発言しているのでそれ以上は触れない。ただそれが極めて個人的な体験なのにぼくのような部外者の胸をも激しく揺さぶる理由は、「いつか死ぬことがわかっているからってじたばたしながら生きるのが無駄だと思うかい?」という根源的な問いを、死の間際という究極のシチュエーションでズバリと言い切っているからだと思う。そしてその答えはすでに歌詞の中にある。
「生きていた/戦っていた」という過去形で歌詞は終わるけど、ここは現在形に置き換えて聴くべきだと思う。これは悲しみを乗り越えてじたばた生きる者のための歌。ランクヘッドは生きている。戦っている。
(宮本英夫)
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──第6回は7月8日(月)UP予定!