デビュー50周年を迎える和田アキ子が10月17日18日、日本武道館で「50th ANNIVERSARY 『WADA fes ~断れなかった仲間達~』」を開催!加山雄三、鈴木雅之、Toshl(X JAPAN)、横山 剣(クレイジーケンバンド)、倖田來未、氣志團などが出演するこのフェスを中心に、トリビュート・アルバム「アッコがおまかせ」、50周年を迎える心境などについて語ってもらった。
さまぁ~ずの2人にMCのオファーに行ったときに、真っ先に言ったらしいですよ。「これ、断れないやつだね」って(笑)。
──10月17日、18日の2日間、日本武道館で「WADA fes ~断れなかった仲間達~」が行われます。このフェスが実現したきっかけは、どんなことだったんですか?
30周年のときは、私にとっての神様“レイ・チャールズ”が私のコンサートにゲストとして来てくれて一緒に歌うことが出来ました。そして40周年では、ニューヨークの「アポロ・シアター」で単独コンサートを行うことが出来ました。私の夢は30周年と40周年である意味達成できたなと思っていたんです。“じゃあ、50周年に何をしようかな”と考えたときに、“歌手として50年間歌い続けてこられたのは、支えてくれたファンのおかげ。ファンのみなさんに恩返しできるような、楽しいイベントをやりたい”と思ったんです。今やたくさんの音楽フェスがありますが、和田アキ子ならではのフェス――アーティストはもちろん、お笑いや俳優など、ジャンルを超えた楽しいお祭りをやりたいなと。それが、この「WADA fes」です。ただ、“断れなかった仲間達”というサブタイトルが付くとは思いませんでしたけど…。うちのスタッフはすぐに私で遊ぶんですよね。まぁ、このタイトルに和田アキ子らしさが一番出ているのかも知れないですけどね(笑)
──個性的で豪華なラインナップが発表されていますが、出演者のみなさんと和田さんとのつながりを教えてもらえますか?
みなさん、まさしく“断れなかった仲間達”なんだと思います(笑)。核となる音楽に関しては、本当に大好きなアーティストの方々に参加してもらえることになりました。加山のお兄ちゃんや鈴木雅之さんは古くからの付き合いです。もう説明不要ですね(笑)。X JAPANのToshlさんは、もちろん昔から何度も共演したことがありましたが、今回私のトリビュート・アルバム(「アッコがおまかせ」)にも参加してくれて、さらにこのフェスにも出演してもらえることになり、嬉しく思っています。横山 剣さんや倖田來未さんは、音楽番組などで何度も共演していますし、いつも楽しいコラボをやらせてもらっています。氣志團は、私にフェスの楽しさを教えてくれた人たち。4年前の「氣志團万博」に誘ってもらって音楽フェスというものに初めて出たんですよ。そこから色んな出会いがあり、この「WADA fes」に繋がっています。AKB48は、ホリプロの後輩の子たちもいっぱいいますしね。今回は“AKO選抜”ということで、現役もOGも集まってくれて。ここでしか見られないAKB48になっていて、私も楽しみなんです。さらに武田真治くんなど事務所の後輩達も集まってくれてホントに嬉しいですね。
BOYS AND MEN、祭nine.、BOYS AND MEN研究生、いわゆるボイメンファミリーは、もう完全に仲間です。「アッコにおまかせ!」にも出演してもらってますし、BMKとは50周年企画シングルも発売しました。MACOちゃんは、フェスでよく会うんです。いつもご挨拶に来てくれて。可愛い子です。ピコ太郎さんは、どう言ったらいいのかな?ご一緒するのは初めてですけど、そのプロデューサー?は前から知ってます(笑)。C&Kさんだけは、実は一度も会ったことがなかったんです。トリビュート・アルバムを作るときに、「愛の光」という曲をカバーしてもらうならC&Kしかいないとスタッフがオファーしてくれたのがきっかけその歌を聴いて、歌の上手さにビックリしました。先日ようやくラジオ番組に来てくれて共演できたんですよ!そしてなんと言っても「WADA fes」の醍醐味は、アーティスト以外の出演者だと思います。普段は俳優として大活躍の竹内涼真くんも出てくれます。“竹内くんが歌?”って思うかもしれないですが、彼は歌上手いんですよ。今回は、一緒にコラボしますよ!さらにMCには出川哲朗くん、さまぁ~ず。この2組がMCしてくれるだけで、私もどんなお祭りになるのか今から楽しみでなりません。さまぁ~ずの2人にMCのオファーに行ったときに、真っ先に言ったらしいですよ。「これ、断れないやつだね」って(笑)。まだまだ発表できてないビックアーティストもたくさんいますので、楽しみにしていて下さい。
──「WADA fes」は50周年の記念すべき舞台。こんなことをやってみたい、見せたい、とお考えになっていることは?
出演してくれるアーティストの方々を見ればわかりますが、若手から大御所まで、各世代の人気アーティストが集まってくれて。お客さんも、老若男女、様々な方々がいらっしゃると思いますし、どんな世代の方々が観ても楽しいお祭りにするというのは大前提です。今までに観たことがなかったアーティストのライブを「WADA fes」で初めて観て、そのアーティストを好きになってくれたら嬉しいです。私個人としては、去年から50周年YEARということでたくさんのことをやってきて、この「WADA fes」がフィナーレ。50周年の集大成として、いつまでもみなさんの記憶に残るようなライブを見せたいと思います。ジャンルを超えたフェスになると思うし、会場に来てくださったみなさんを感動させられるようにがんばります!