SPARTA LOCALS 安部コウセイが初めて行ったライブは?
編集部:安部コウセイさんの初めて行ったライブを教えてください!
ユニコーン
僕、福岡の田川市っていうところの出身なんですけど、中学生の時にユニコーンの『SPRINGMAN』のツアーに行ったのが初めてだと思います。
ドラム、もう川西(幸一)さんがやめてて、シータカさん(古田たかし)が叩いてましたね。それがユニコーンの最後のツアーになったんじゃないかと思うんですけど(『4946ツアー』1993年4月14日、九州厚生年金会館・現北九州ソレイユホール。このツアーの終了後に解散を発表)。
当時僕、ド近眼で、初めてのライブなんだけど……ユニコーン、人気あるからすごい広いところでやるじゃないですか。後ろの方の席しかとれなくて、まったく裸眼でずっと観てるっていう状態でしたね。メガネはかっこ悪いっていう自意識があって、作ってなかったんですよ。
でもねえ、見えなかったんだけど……「夢みたい!夢みたい!」ってなったんですよね。アガりすぎて、本当に今目の前で起きてることのような気がしなくて。「これ憶えとかなきゃ!」って思うんですけど、終わったあと全然憶えてないっていう感じで。
この業界に入って変にスレるまでは、ずっとそういう感じでしたね。大好きな人のライブに行って、「もったいない、もったいない!」って、夢みたいに思う感じはずっとありました。それの最初の経験が、よく見えなくてずっと視界がぼやけてるユニコーンでした。
ユニコーンはめちゃくちゃルーツです。ユニコーン、レピッシュ、そのあたりは。音楽だけじゃなくて……今HINTOをやりながらSPARTA LOCALSを再結成したのもそうかもしれない。レピッシュとかユニコーンって、「とにかくおもしろけりゃなんだっていいんだよ」っていう感じだったじゃないですか。とにかくおもしろいことに向かっていく感じ、破壊していく感じ。そういう感覚はめちゃくちゃ影響を受けてますね。
あとは……Theピーズとかもそうかもしんないけど、「あんまりがんばんないよ、努力とかしねえよ」っていうあの感じとか。ずっとふざけてるというか、努力はしてるけど。そういう価値観は、完全にあの世代から受け継いだものですね。
「努力はしてるけど、ずっとふざけている感じ」、私も憧れです。
そして、SPARTA LOCALSの音楽にも、私はそれを感じます。
安部さん、ありがとうございました!
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