椎名慶治、ソロデビュー15周年目前のスペシャルライブにMay’nがゲスト出演決定!サプライズだらけのライブの全貌を語る。

インタビュー | 2025.09.18 18:00

2回に分けて公開する椎名慶治ロングインタビューの後編では、SURFACEの解散からソロアーティストとして前に進んでいこうという矢先の東日本大震災、スペシャルライブへのゲスト出演が発表されたMay'nとのAstronautsでの活動などを振り返りつつ、15周年を迎えて挑戦したいことにも言及。常に歩みを止めない椎名慶治の音楽人生をお届けする。
──さぁ、ついに発表となりましたが、“Yoshiharu Shiina Special Live 2025 「WE ARE @LIVE」”のスペシャルゲストとして、2012年にAstronauts(アストロノーツ)としてユニットを組んでいた、女性シンガーのMay'nさんのご出演が決定しました!
May'nちゃんはご自身の20周年イヤーというタイミングでもありながら、ぜひ参加させて欲しいと言ってくださって。一緒にステージに立つのは12年ぶり、直接会ってお話するのも10年ぶりで。LINEでは「明けましておめでとうございます」とかやり取りしてますけど。いつか、一緒にやれたらいいねという願いが叶って、本当に楽しみにしています。

May'nの出演が決定し、Astronauts(May'n & 椎名慶治)としてのACTに期待が高まる!

──2010年よりソロ活動を初めて、2011年に『RABBIT-MAN』をリリース。そして、2012年にMay'nさんとAstronautsの活動となりますが、当時を振り返っていかがですか?
すごく良く覚えているんですが、SURFACEの解散が2010年6月13日。そこで立ち止まるのも良くないぞということで、その年に11月10日にソロデビューするんですが。いざデビューして、翌年にはフルアルバムを出そうと準備していて。ついに椎名が本格的に動き出すぞって時に、東日本大震災が起きちゃって。

──そうか、そんなタイミングもあって、立ち止まらざるを得なかったと。
もう、まさに制作の途中で、レコーディングの日に震災が起きて。僕はまだ家を出ていなかったんですけど、スタジオのドアが歪んで開かなくなったりして、「今日は中止です」と言われて。テレビで見てたら、CGのような壮絶な映像が流れて……。これから頑張ろうって時に、大変なことになったなと思って。スタートダッシュを切ってという風にはならなかったですね、どうしても。それでもレコーディングを続けて、少しでもみんなのパワーになってくれたらという想いも込めてアルバムを作って、6月に『RABBIT-MAN』をリリースしましたから。そこに関しては、やはり忘れられない思い出になってます。
──『仮面ライダーフォーゼ』のEDテーマなどを務めた、Astronautsの活動はいかがでした?
Astronautsのお話をいただいたのも、本当に嬉しかったですね。ソロになって自分が一人になった時、いったい何が出来るだろう?と思ってた時に声をかけてくださったわけで。もともと仮面ライダーは好きだったし、「やった、仮面ライダー歌えるんだ!」と僕にしたら幸せでしかなかったんですが、「May'nという女性シンガーと二人で歌ってもらいます」と言われて。調べたらめちゃくちゃ有名なアニソンとか歌ってる子だったんで、「え、こんなおじさんと組ませていいの!?」というのが正直な気持ちだったんです(笑)。

──当時の資料を見ると、「(May'nに)『なに、このオッサン?』と思われないか心配してました」とコメントされてましたが(笑)。
May'nちゃんがひと回り下でしたしね。ただ、今50歳を目前にして思うことは、「あの頃と何も気持ちが変わんねぇな!」って。いまだに街で綺麗な子とすれ違う時、振り向いちゃいますからね(笑)。
──分かります、「おっ?」とか言っちゃって(笑)。Astronautsの活動をしていた時代って、ソロになって走り始めた椎名さんの姿勢として「どんなことも果敢にチャレンジしてみよう」みたいな意欲もすごく感じるのですが?
なにかに縛られることが無かったですね。縛られると、おのずとSURFACEっぽくなってしまうというのもあったんで。楽曲やアレンジも歌詞もそうですけど、「もっと自由に」っていう気持ちはやはりあって。僕は自分をロックアーティストだと思っていなくて。J-POPだ歌謡曲だってところでやっていきたいという気持ちで15年間やってきたんで、そのスタンスはいまも変わらないです。

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