DAITAが新譜『DIRECT WORD』を携えて3年ぶりにステージに戻ってくる!ライブへの想いを訊いた

インタビュー | 2023.04.22 12:00

2020年、コロナ禍のライブ自粛ムードを打破すべくワンマンライブを開催したDAITA。その後、「極力、通常の状態でコンサートができる状況になるまでは焦らず耐えしのぎ、時を待つ」期間を経て3年。ついにDAITAがステージに戻ってくる!プラス思考でレコーディングに取り組めたという最新アルバム『DIRECT WORD』、6月25日(日)日本橋三井ホール公演へ向けての想いを尋ねるメールインタビューが実現!
──6月23日にワンマンライブ「Solo Debut 20th Anniversary Concert THE GUITAR EMISSION - DIRECT WORD -」を開催するDAITAさん。ワンマンライブというところでは、2019年にソロアルバム『Melodicfall』をリリースした後、2020年6月28日にライブの自粛ムードの中、「誰かが先陣切ってやらないと突破できない」とワンマンライブを開催しました。コロナ禍という特殊な期間を経験して、自身の考えや意識の変化はありましたか?

パンデミックの大変な状況下で行われたライブでしたので、終演後、色々な事を考えました。その時出た結論は、「極力、通常の状態でコンサートができる状況になるまでは焦らず耐えしのぎ、時を待つ」という事でした。

【ライブレポート】DAITAが停滞した世の中をGUITAR一本で斬り開く!ワンマンライブ「COUNTER ROCKETS」をレポート!

──あれから3年。耐えしのぐ期間が想像以上に長くなってしまいましたが、コロナ禍での考えや意識の変化が楽曲に与えた影響はありましたか?

今までより楽曲制作に多くの時間を費やせるようになり、学びの時間も増えたので、プラス思考でレコーディングに取り組めたと思います。

──そして、今年1月にはアルバム『DIRECT WORD』をリリース。作品としては約3年半ぶり、ダイレクト・シリーズとしては10年ぶり4作目となった今作ですが。制作前、テーマとして考えていたことはありましたか?

テーマは、一番リスペクトして、憧れていたバンドであるRUSHのドラマー、ニール・パート(故人)のドラム・サウンド、クラシック・サウンド、そして唯一無二の“D-ROCK”サウンド の3つの融合です。

──アルバムが完成しての感想、リリースしての感想を聞かせて下さい。

長い期間、手塩にかけ温めてきた楽曲たちを散りばめたアルバムなので、自信作であると思っていましたが、歌がない作品において、AmazonのおすすめランキングHR/HM部門で1位を獲得したことには驚きました。自分が紡ぎ出す“ギター・インストゥルメンタルの世界”を今後も世の中に伝え広げていける可能性を感じる出来事でしたので、とても嬉しかったです。

──先行シングル「Fingeroid」のMVで見る圧倒的テクニックと、タッピング奏法のみで聴かせる豊かな表現力に驚きましたが。「Finerroid」のアイディアが生まれた経緯や、タッピング奏法のみで表現したかったことを教えて下さい。

タッピング奏法のみで、最初から最後までノンストップで駆け抜けるスリリングな楽曲を作ってみたかったので、今回、初めてチャレンジしました。世界的に見ても、かなり斬新なアプローチの楽曲だと思います。ワイルドなリズム・サウンドに、ギターならではの音階、旋律、クラシカルな要素も交え、一音づつ丁寧に組み上げていく作業でした。エレクトリック・ギターの持つ、独特な音色の素晴らしさを感じてもらえたら嬉しいです。

「Fingeroid」Music Video

──表題曲「Direct Word」など、ギターで歌うようなキャッチーなメロディもDAITAさん楽曲の特徴だと思うのですが。楽曲制作やプレイ面で特に大事にしていること、意識していることはなんですか?

楽曲制作面では、リズムとメロディの組み合わせの面白さを常に意識しています。プレイ面ではメロディは歌のパートと捉えエモーショナルに、トリッキーなフレーズやインパクトあるフレーズは、楽曲アレンジの中において自然な流れで聴かせる工夫を心がけています。

──2017年にリリースされて、ゲームアプリ『バンドやろうぜ!』の「四響降臨GIGS ~断罪のラファエル~」提供曲となり、DAITAさんの曲がまた新たなリスナー層の耳に届くキッカケとなった「Lucifer D」は、リアレンジ、リテイクver.が収録されました。

日々レコーディングのスキルが進化、向上していく中で、より良いサウンド・アプローチで楽曲をイメージに近いかたちで構築できればと思い再チャレンジしました。自分のアルバムに収録するにあたり、新しいアイディアやフィーリングを新鮮な感覚で再注入できた事で作品としての完成度がさらに上がり、個人的には大変満足しています。

バンドやろうぜ!楽曲PV Lucifer D / Raphael」

──ズバリ、DAITAさんの思うギター・インストゥルメンタルならではの魅力とはなんでしょう?

言葉がない音の世界ですが、言葉や感情、様々な情景が浮かんでくる不思議な世界。聴いた人々それぞれが思い描くイメージのまま、楽曲とシンクロできる世界。その世界を共有できる事が、大きな魅力だと感じています。

──では、DAITAさんが考える、ギター・インストゥルメンタルのさらなる可能性や境地とはなんでしょうか? ギター・インストゥルメンタル道をさらに極めていく上での目標や表現したいことを聞かせて下さい。

“言葉を凌駕する音の世界”を、より高次元で極めていく事が『生涯の目標』です。

──最新作『DIRECT WORD』を引っ提げて、6月に開催するソロデビュー20周年、そしてバースデーライブでもあるワンマンライブ『THE GUITAR EMISSION -DIRECT WORD-』は、どんなライブになりそうですか?

新作の楽曲を演奏する上での化学反応を求めた結果、新しいメンバーも加わって、よりシンプルな3ピース編成ですが、自分が細部まで把握してコントロールしやすくなったので、理想に近い深みのある濃厚な音像のステージになると予想しています。

──では最後にワンマンを心待ちにしているファンのみなさんへ、意気込みとメッセージを下さい。

3年という長い期間ライブができなかったので、みんなと会えなかった時間はとても切なく、残念な思いで日々を過ごしてきましたが、新しいアルバム『DIRECT WORD』と共に、またステージに戻れそうです。一人でも多くの方々にギターの音色を通して、様々な思いや大切にしてきた気持ちを伝えたいと思っています。

2023年6月25日(日)
新しく生まれ変わる
THE GUITAR EMISSION。
“TEAM D!”一同、
ライブ会場で待ってますね!
お楽しみに♪

初代 ギター魂 DAITA

「DAITA Solo Debut 20th Anniversary Concert THE GUITAR EMISSION - DIRECT WORD -」SPOT動画

SHARE

DAITAの関連記事

アーティストページへ

最新記事

もっと見る