異色の3組が集結「WALK THIS WAY」!般若×森田哲矢(さらば青春の光)×橋本学(ハルカミライ)、PON(オーガナイザー)によるワイワイ座談会

インタビュー | 2021.12.06 18:00

「このイベント、変態すぎるだろ!」と思って、やるしかないなと(般若)

──ジャンルの枠を超えた、最高に面白いラインナップが出揃った『WALK THIS WAY』の対談。まず主催者であるPONさん、イベントを企画した経緯について聞かせて下さい。
PON全く交わったことのない3組でイベントをやりたいなというのは、以前から漠然とありまして。前回は四星球さんとRADIOTSさんと般若さんでやったんですけど、今回もそんな感じでやりたいなと思った時、まず般若さんにお声がけさせていただいて。以前からお呼びしたかったさらば青春の光さん、そして僕が単純に好きなハルカミライさんにお声がけして。各ジャンルのトップにいる人たちを集めて、ライブハウスでやってみたらどうなるか? という完全な興味本位なんですが。まさか、みなさんにこんな即決でお返事をいただけるとは思わなかったですし、本当に感謝してます。
──最初にお声がけいただいた時の感想はいかがでしたか?
森田哲矢ちょっと身震いしました(笑)。でもインパクトもあって、面白そうだなと思ったのでOKさせていただきました。これは二度とないというか、人生でなかなか出来ない経験やと思うんですけど……めっちゃ客少ないんちゃうかな? と思って。
──なんてこと言うんですか! そんなこと無いですよ。
森田いやだって、この3組を全部交わってるお客さんなんて、そんなにいないでしょう?
PONそこはめっちゃ濃いお客さんが5人くらい来れば勝ちかな? と思ってます(笑)。

森田哲矢

──わはは。でも確かにこの3組が交わった時の予想の出来なさや緊張感、ラインナップを見た時のお客さんの驚きだったりは、二度とないと言って間違いないです! ハルカミライはお声がけいただいての感想いかがでしたか?
橋本学PONさんには何度かトランポ(機材の運搬)をやっていただいて、福岡まで機材を運んでいただいたこともあって。
PONそう、2日で東京~福岡を往復するというむちゃくちゃな仕事もやりました(笑)。
橋本そういったのもあったり、出演したイベントの舞監としていらっしゃったり、すごくよく会う時期があって、以前からお世話になっていて。今回はすごく面白いイベントに誘っていただいたので、メンバーに「どう?」って聞いたら、「面白そう!」ってすごく興味を持ってくれて。「じゃあ、出ようか!」みたいな感じでしたね。

橋本学

──PONさんのお声がけだから、間違いないだろうみたいな信頼もあった?
橋本そうですね。さんざんお世話になって、僕らのことをよく知ってくれてるし。
森田断りづらかったんじゃなくて?(笑)
橋本そうじゃないです(笑)。お世話になった人に恩返ししたいというのはありますけど。
──般若さんは2020年に開催された『WALK THIS WAY』にもご出演されてますが?
般若そうですね。今回も「変態過ぎるだろ!」と思って、やるしかないなって(笑)。もちろん、両組のことはよく知っているし。俺の客が一番少ないし、俺が一番スベるだろうとは思ってるんですけど。
森田いやいや! 全員スベる可能性もありますからね(笑)。
般若訳分かんないイベントで最高ですよね、面白いじゃないですか。

般若

──前回の『WALK THIS WAY』に出ての感想はいかがでしたか?
般若相当、変態でしたよ(笑)。そのちょっと前に俺、首を怪我してて。ライブ中に死にそうになって、本気で落ち込んで帰った記憶があるので。今回はマジ、怪我には気を付けます。あと、『今後、一生交わらないだろうな』みたいなお客さんに見てもらえて、面白かったですね(笑)。お互いの人生ですれ違うことは、ここくらいしかないだろうなって。
──PONさんは前回やってみての手応え、いかがでした?
PONどんなお客さんが来るのか、客層が全然見えなくて。蓋を開けてみたら、それぞれのお客さんが入り混じってたのが面白かったし。楽屋の雰囲気が凄くて、初対面で狭い楽屋だったので、ワイワイ楽しくという感じではなくて、「やってやるぞ!」みたいなピリピリした雰囲気があったし。ライブではRADIOTSが初っ端からぶちかましてくれて。
般若凄かったですよね? めっちゃ気合い入ったライブでしたよね。
PON凄かったです! で、結果すごく楽しかったから、今回もやろうという気持ちになったというのもありますね。

PON

──ライブは勝ち負けじゃないけど、「絶対負けねぇ!」みたいな気持ちは生まれますよね。
橋本そうですね。異種格闘技みたいな、こういう日こそ、気合い入ったりします。
森田フェスとかもそういう感じなんですか?
橋本そうですね。俺たちの場合だと、前後のお客さんは気にしたりしますね。次のバンドを観たくて最前にいる人とか、前のバンドから残ってる人にどう思わせるか? 嫌われてもいいんですけど、ビックリさせたいって気持ちが強いですね。
般若いいですね、そういうの興奮しますよね(笑)。
──PONさん、この3組に感じる共通点を無理やり挙げるとしたら何ですか?
PONまず男臭さと、THE BLUE HEARTSがみんな好きで、そういった雰囲気を全面に出してるってことですね。
般若なるほど。ブルーハーツ嫌いな人はいないですけどね。
森田いっそ、ザ・クロマニヨンズを呼ぶってのは無いですか?
PON僕が観たいです(笑)。ダメ元でディスクガレージさんから聞いて貰いますか?
般若そしたら俺は出ないですよ! 金払うからチケット用意して下さい(笑)。
PONあと、一番の共通点を挙げるなら、僕が好きな人たちってことですよね。ただ、このラインナップを見た人たちがどう思うかを考えると、胃が痛いですけど(笑)。

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