あゆみくりかまき、インタビュー&横浜フリーライブレポート!結成6周年を迎える5/5(火祝)、EX THEATER ROPPONGIでのリベンジを誓う。

インタビュー | 2020.02.06 18:00

春に全国ツアー「ボクらの熊魂2020 ~うららかな春のHAPPY ROCK TOUR~」を開催する、関西出身の3人組・あゆみくりかまき(以下あゆくま)。彼女たちが1月25日にタワーレコード 横浜ビブレ店 niigo広場(屋外イベントスペース)にて開催した「2020年あけおめフリーライブin横浜」で、春ツアーのファイナル公演を2020年5月5日(火・祝)EX THEATER ROPPONGIで行うことを発表した。6周年記念日に行われる初のバンドセットワンマンというプレミアムな内容を受けて、DI:GA ONLINEではフリーライブ開催2時間前に彼女たちへインタビューを敢行。新曲と新衣装の初披露や、ワンマンの情報解禁で緊張と高揚を抱える3人の肉声をお届けする。
──新衣装、最近の流れからするとちょっと雰囲気が違いますね。スポーティーで。
まき今回は「HAPPY ROCK」という言葉を優先させたデザインですね。ここ最近アイドルっぽい可愛い衣装だったので、ちょっと原点回帰感もある衣装になったかなって。
──そうですね。可愛らしさと活発さがミックスされていて、あゆくまらしいデザインだと思います。本日は「あけおめフリーライブ」ですので、まずみなさんにとって2019年がどんな年だったのか教えていただけますか?
くりかそうやなあ……。2、3年前から3人とも考えすぎてライブが楽しめない時期が続いていて、2018年頃から徐々にライブを楽しむ大切さに気付き始めて、2019年はそれを大切にできた1年やったなと思います。それが春ツアーのタイトルにも入っている「HAPPY ROCK」という言葉につながっているので、重要な年になったと思っています。
まき去年は今まででいちばんワンマンライブをした年やったのと……あと、「ロックとアイドルの懸け橋になりたい」ということで、ロックイベントだけでなくアイドルイベントにもたくさん出させて頂きましたね。だからワンマンライブにも新しい出会いが増えて、またぎ(あゆくまファンの総称)のみんなとの絆も深まったと思っています。
あゆみやっぱり「今あることは当たり前じゃないな」って思いが強くて。もちろんもっとたくさんの人に知ってもらいたいとか、曲を届けたいという気持ちはあるんですけど、そもそも歌えていること自体が当たり前のことではないから。だからより一つひとつのライブ、1曲1曲、1音1音を大切にしていきたいなって感じた1年でした。「今、目の前にいる人に全力で届けたい」という気持ちが強くなりました。
──そのなかで開催されるのが今日の「あけおめフリーライブ」ということですね。みなさんはフリーライブにどんな想いをお持ちでしょうか?
まきとにかくあゆみくりかまきはライブが一番やと思ってるんです。もちろんSNSも頑張らなきゃいけないんですけど、あゆくまを好きになってもらえるきっかけってSNSじゃないと思っていて。
「どうやったらたくさんの人にライブを観てもらえるんやろう?」と考えた時に出てきたのがフリーライブですね。Twitterでまたぎに「屋外と屋内どっちがいいかな?」と訊いてみたら、「屋外だとふらっと行きやすい」という意見をもらって。
くりか今日のフリーライブで5月5日のEX THEATER ROPPONGIワンマンを発表するんですけど、実はツアーを発表した去年のクリスマスワンマンで一緒に発表する予定やったんです。でもその時はチケットが売り切れて、会場に来られなかった人がいて。重大発表やから、「より多くの人に自分たちの口から伝えたい」という気持ちがすごく強くて、今回のフリーライブを行うことにしました。
あゆみ私が「くりかまき」に加入して、「あゆみくりかまき」になって、初めてのライブがこの横浜ビブレの外のステージのフリーライブやったんです。ここでできるフリーライブはすごく意味のあることで……めっちゃ緊張してます(笑)。加入当時は借りてきた猫みたいな感じやったんで、今日はもっとみんなにちゃんと伝えられるようにがんばりたいです。
──そんな始まりの地で、今日は新曲「Grateful」も初披露ですから、なおさら緊張しちゃいますよね。
まきも~ほんと口からヘドロが出そう!(笑)
くりか震えが止まらない!(笑)
──あははは。「Grateful」はどんな曲でしょう?
まきもうタイトルも「HAPPY ROCK」にしたいくらい「THE HAPPY ROCK!」って感じです。あゆくまっぽさ全開のエネルギッシュな曲になっています。ライブで楽しめるようにタオルを取り入れたフリもあるし、それぞれの歌割りパートがあるのもやってみたいことだったのでうれしいですね。1曲でいろんな魅せ方ができる楽曲なんですよ。ずっと聴いていても飽きないし、楽しくなってくる。振り付けのアイディアもどんどん出てきて、毎回新鮮味を感じられる曲になっていますね。
くりか「今までのあゆくまでいちばん長い曲なんちゃうか?」ってくらい、めちゃくちゃ長い曲なんですよ。最初歌詞が入ってなくてメロディだけ入ってる状態で聴いた時、正直「長!」と思ったんです。でも歌詞と振りが入った途端、今までの“らしさ”もあるし、新しい一面もあるし、いろんなあゆくまが入った曲になったなと感じて。長いけど一瞬で終わると思う。あゆくまが全部が詰まった曲ですね。
あゆみあゆくまを象徴するような曲になっていると思います。一辺倒じゃないから、1曲で映画みたいな感じ(笑)。この前、この曲で映像を録ったんですけど、今回ライブで披露する振り付けは、3人ともさらに面白くできるなって。これからも毎回毎回違ったふうに表現できるんじゃないかな。
──そんな自分たちの象徴とも言えて、新しい要素も入った曲を、3人の始まりの地で初披露できるのもとても感慨深いですよね。「HAPPY ROCK」というワードは今後のあゆくまに重要な要素になる予感もしてきました。
あゆみロックの世界で生きている人たち以外の中にも心には抑えきれない気持ちや、秘めている気持ちを爆発させたい時ってあると思うんです。わたしたちみたいな普通の子がロックしているっていうのは、みんなと似ているところからロックを発信できるのかなと思っていて。わたしたちは笑い涙を流すグループでいたいんです。涙を流す曲ってバラードが多いじゃないですか。でもわたしたちは楽しすぎて泣いちゃう感じ。HAPPY ROCKという言葉は、それを象徴しているのかな、と思います。
くりかHAPPY ROCKを表現するにあたって、心からの「楽しい」が大事やと思ってます。……あゆくまがしんどさを感じながらステージに立っていると、またぎも「あゆくまを元気づけよう!」と無理しているような感じがして。それがすごく伝わってきたとき……すごく心苦しくて。いちばん強く想っていることは「またぎに笑顔になってほしい」ってことやから。だからこそ自分たちが心から楽しんで、それがまたぎに伝わるのが、いちばん大切やなと思います。
まき私たちの空間がHAPPY ROCKな場所やと思うんです。私も普段なら恥ずかしくて言えないことを、HAPPY ROCKの空間ならば胸を張って言葉にすることができるんですよね。もしかしたら笑われてしまうかもしれない。でも想いを言葉にすることは大切やなと3人全員思ってるんです。またぎも普段いろいろ抱えていることもあると思うんですけど、HAPPY ROCKの空間では全部解放して、あゆ(あゆみ)とくうちゃん(くりか)の言っていたとおり笑顔になってもらいたいなと思っています。ゆくゆくは武道館をHAPPY ROCKで包みたいですね。
──6周年記念ライブとなるツアーファイナル・5月5日のEX THEATER ROPPONGI公演が、どんなふうにHAPPY ROCKで彩られるのかも楽しみです。EX THEATERでのライブは2017年にもツアーファイナルで行っていましたよね?
まき2017年のEX THEATERでのワンマンは、いろいろと考え込んでしまったところもあって、正直言うとちゃんと自分を発揮できなかった。あゆみくりかまきらしさを100%発揮できなかったんです。自分たちはエンターテイナーなので、いちばん大事なのは来てくださった方々をどれだけ笑顔にするかなので、すごく悔しさが残っていて。自分も夢を見たいし、またぎにも夢を見てもらいたい。次をつなぐためにも大事な場所だと思って、今回この会場を選びました。「考えるな、感じろ」の精神で臨みたいと思っています。
あゆみEX THEATERは天井が高いので、バラードを歌った時、声の伸びがめちゃくちゃ気持ち良くて。音の抜け方が全然違ったんです。今回はそんな場所でバンドの生音で歌えるので、めっちゃ楽しみやなって。
くりかちょうど2017年のEX THEATERくらいの時期、生き急いでた気がしていて。でも、「すごく広い会場だな、こういう場所で歌えてるなんてすごいな……」と思えたのは、またぎの笑顔を見れたときで。それで気持ちがラクになったんです。バンドセットでワンマンをするのは初めてやし、バラードをバンドの演奏で歌ったことはないから……特別な1日になると思います。今回のEX THEATERでは最初っから地に足つけてライブしたいです!

公演情報

DISK GARAGE公演

<ワンマンライブツアー>
ボクらの熊魂2020

~うららかな春のHAPPY ROCK TOUR~
2020年3月28日(土) OSAKA MUSE・大阪
2020年4月4日(土) 仙台MACANA・宮城
2020年4月11日(土) 名古屋JAMMIN’・愛知
2020年4月25日(土) DRUM SON・福岡

※プレイガイド先行受付情報は、各公演/各プレイガイドによって受付状況が異なりますので、ご確認の上お申し込みください。

~うららかな春のHAPPY ROCK TOUR FINAL “6th Anniversary LIVE”~
2020年5月5日(火祝) EX THEATER ROPPONGI・東京

※Kubotyプロデュースバンドによるフルバンドセット&DJセット
[gt. 渡邊幸一(グッドモーニングアメリカ)/ ba. 美登一 / dr. 吉田卓郎]

チケット一般発売日:2020年4月4日(土)

  • 沖 さやこ

    取材・文

    沖 さやこ

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    mao

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