関東圏で続々と誕生している新しいライブハウスやホールを紹介していく企画の第三回は、有楽町のヒューリックホール東京。2018年7月オープン、ディスクガレージの公演では、Official髭男dism、UNCHAIN、空想委員会、コレサワ、まねきケチャ、Hilcrhyme等がライブを行っています。写真は案内してくださったスタッフ、山崎さんと萩原さん。
もともと東宝の映画館、TOHOシネマズ日劇だった場所。閉館は2018年2月、開業は1933年!900人収容の、日本でもっとも大きな映画館として知られた場所でした。エントランスもこのように、昭和感あふるる優雅なデザイン。
エントランスもホール内も、なるべく日劇の頃の姿を残すように改装されている。このシャンデリアも、日劇時代のまま。
ヒューリックホール東京オリジナルの、ミネラルウォーターもあります。
この客席!ここも映画館のままなので、ほかのコンサートホールよりも客席の斜面がゆるやかで、立っても座っても観やすい。現在は全部で886席。「せっかく映画館ムードなので、飲食もOKにしているんです」と山崎さん。
1席あたりのスペースが広く、ドリンクホルダーと傘立ても付いている。映画館としては普通かもしれないが、ライブ会場として考えると、最高レベルの居心地です。
客席後方から臨むステージ。音楽のライブ以外に、2.5次元ものやミュージカルなど、演劇の公演も多い。もともと映画館なのでステージが小さく、よって運営側としては演劇の使用は考えていなかったそうだが、オープン以降「ぜひやりたい」という依頼が殺到しているという。山崎さん「やっぱり土地柄なんですかね。平均すると毎月ひとつは、長期で演劇の公演が入っていますね」。
楽屋は2部屋。バックヤードが迷路のように入り組んでいるライブハウスやホールもありますが、こちらは至ってシンプルで使いやすそう。
座席があるのでコインロッカーはなし。ただしキャリーバッグなどの大きな荷物は、クロークで預かってくれるそうです(公演によって異なります)。
有楽町マリオンの11Fにエレベーターで上がると、そこに昭和が!という異世界感がとても素敵な、ヒューリックホール東京でした。