編集部:えんそくのみなさん、故郷単独行脚に向けて、地元についてのお話をお聞かせください!
Dr. SIN
僕は横浜が故郷なので在住なんですけど、自慢出来るのは街が綺麗ですよね。東京の良さもあるけど、横浜の方が洗練されてるというか(笑)。都会だしなんでもあるんですけど、電車で移動するのが普通だし、東京なんてすぐなので、東京に行くのも大したことじゃなくて。学生時代からよく東京にも来てました。
Gt. Joe
SINくんはバンドデビューも早かったんですよ。
Dr. SIN
ビジュアル系ってカテゴリーでやってたのは17歳からです。高2くらいからライブハウスに出始めたんですけど、平日は学校があるので。週末だけの自分が味わいたくて、週末はライブハウスに行って……。
Vo. ぶう
カッコいいなぁ! 学校でもこれ見よがしにドラムの練習してたんでしょ?(笑)
Dr. SIN
当時、周りにビジュアル系のバンドをやってる人がいなくて。「ビジュアル系専用メンボ」ってのがあって、そこでメンバーを探して。いざバンドを始めてみたんですけど、「なにか違う」と思ってしまって。もっとテレビで見るような華やかな場所だと思ってたんですけど、当時のライブハウスって今では考えられないくらい怖くて。
Vo. ぶう
最近、そういうのないもんね。それを高校時代から経験してたんですから、バンドマンのエリートですよ!
──地元の好きな風景や思い出の場所はありますか?
Dr. SIN
ベタですけど、みなとみらいは今もよく行きますね。景色が美しくて、海を見ていると心が洗われるし。
Vo. ぶう
みなとみらいって、みんな行ったことないでしょ?
Gt. Joe
みなとみらいって港なの?
Ba. ミド
黒船が来たところだよ(笑)。
Dr. SIN
黒船は知らないけど、外来船はしょっちゅう来てたみたいだよ。
Vo. ぶう
今度、みんなでSINくんに連れてってもらいましょう。
Gt. Joe
ハイエース飛ばしてね(笑)。
──そして、ミドさんが山梨出身です。
Ba. ミド
横浜とは真逆ですけど、なにもなくて良いです。こっちに出てきて何年か経って、東京のガチャガチャした感じに心が疲れることもあるじゃないですか? その疲れを取りに来て欲しいですね。空気が全然違いますからね。最近、ちょっと帰省したんですけど。東京に帰ってきたら、目が痛くて。病院行ったら「東京のせいですよ」なんて言われて。ライブを観に来たついでに川っぺりあたりに行って、心を休ませて下さい。
Vo. ぶう
なんか、駅の近くにでっち上げのお城みたいなのあるでしょ?(笑)
Ba. ミド
でっち上げってヒドいな。実家に帰ったら、「そこに行ってみろ」って言われて、行ってきましたよ。しかし僕がいた頃と比べたら、だいぶ変わりましたよ。山梨のくせにビルを建てるんですよ? 考えられない。
Vo. ぶう
それ、山梨出身の人が言うからセーフだけど、ヒドいこと言ってるよ?(笑)
Ba. ミド
なんで本当の良さに気づけないのか? と。外に出た人間だから分かるんですけど、あの頃の良さを残さなきゃダメですよ。
──宮城県がJoeさんです。
Gt. Joe
ライブをやるのは仙台ですけど、地元は仙台から電車でさらに1時間、北に行った町で。地元には駅もないんで、隣の駅から車で帰るんです。そんな場所だったんで、仙台への憧れはすごくありました。仙台はかなり都会なので、こういうことを言うと角が立ちますけど、東名阪と並ぶ都市なんじゃないか?と思っていて。
Vo. ぶう
角立つね、ケンカ売ってるもん(笑)。
Gt. Joe
いやいや、仙台の都市感は負けてないなと思いますよ。あと、宮城の良いところは米どころなので、米が美味いです。実家が農家をしていて、各家が大きな畑を持ってるっていうのが当たり前で、自給自足で美味しいお米や野菜を食べて育ちました。
Vo. ぶう
そうなんだ。食べたことないな。
Gt. Joe
なんで食べさせるの? 食べたいの?
Ba. ミド
食べるよ。ぶうなんて、6升食べるよ(笑)。
──わははは。そして、クラオカさんは青森出身です。
Gt. クラオカユウスケ
青森はいいところですよ。水が美味い、空気が美味い、あと適温だし。
Vo. ぶう
全く適温だと思ったことないけどね(笑)。
Gt. クラオカ
夏は昼は半袖、夜は長袖をちょっと着るくらいで。暑すぎず寒すぎず、過ごしやすい。もう、一生いたいなと思いましたもん。
Vo. ぶう
じゃあ、なんで出てきちゃったんだよ!
Gt. クラオカ
それは夢を追うために、ねぇ?(笑)
Ba. ミド
6月に行くけど、この季節は初めてじゃない? 夜が来る季節だもんね?
Gt. クラオカ
夜が来る? ロシアじゃねぇから、白夜はねぇんだよ。
Gt. Joe
基本、針葉樹林だしね?
Ba. ミド
雪を掘って、収穫しそこねたベリーを獲って食べるんでしょ?
Gt. クラオカ
だから、ロシアじゃねぇんだよ!(笑) でも、本当にいいところですよ。三内丸山遺跡とか、知ってます? あと、八食センターってところで夏に「八食サマーフリーライブ」というフェスをやってるんですが。僕が初めてダイブをしたのが、このフェスでした。テンション上がって、ワ~ワ~ワ~!ってなって。後ろの方から押されていって、僕がダイブをする流れになって。ステージからダイブしたら、全員に避けられて。そのまま地面に落ちたんですよ!
Vo. ぶう
……ホント? そのエピソードは苦し紛れに盛ったでしょ?(笑)
──あはは。最後にぶうさんは大阪出身です。
Vo. ぶう
学生時代のエピソードは、書けない話ばっかりになっちゃうんですが。大阪の好きなところは気兼ねなく伸び伸び出来るところですね。みんなうるさいし、あまり気取る必要もないというか。ただ、そのテンションでよそに行くと疎まれますから。僕なんて色んなところで嫌われるんです(笑)。あと、あれだけ活気がよくてアクセスが良いのに、なぜか大阪の動員が振るわないんですよ。地元ということで恩返しもしたいし、心斎橋でも1年間毎月ワンマンをやったり、ゆかりの深い場所なんで。そろそろ盛り上げたいなと思って、今回もファイナルにしたんで、ソールドアウトしたいですけどね。僕ら、“茶番”と言われるコント的なことを昔からやってたんですけど、最近はあまりやってなかったんで。僕のプロデュースということで、茶番もやっていこうかなと思ってます。
編集部:えんそくのみなさん、それぞれの地元愛にあふれるインタビューをありがとうございました!ファンの皆さんも、ツアーで遠征される際はぜひご参考になさってくださいね。
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