──愛用品を教えてください!
家入私はアロマオイルを持っています。自律神経を整える効果もあるし、香水だとちょっとにおいが強すぎると良くないのかなと思って、小瓶サイズのアロマオイルを持ち歩いてて。移動も多いので、香りがいつも同じだと安心して活動できるかなって。
──お好みの香りはありますか。
家入SHIGETAの「ボディー・マインド・スピリット」を使ってます。
麻倉私はサラサの0.5mmのボールペンを絶対に持ち歩いてます。
家入え? なんで?
麻倉仕事柄めっちゃ使うの。アフレコでもラジオの収録でも台本に書き込むことが多いし。いろいろ使った結果、サラサの0.5mmが私は一番使いやすくて。
──黒ですか?
麻倉私はピンク。
家入ももちゃんっぽい!もう期待を裏切らない。素晴らしいね。黒でも赤でもなく、ピンク!
麻倉あはははは。使い分けてるんです。赤はその場で言われたことで、ピンクは自分の意見。例えば、台本だと、ピンクで書き込んで。当日、現場に行って、違うディレクションをされたりするときは赤で書き込むっていう。使い分けてます。
家入確かに今回、ヴォーカルのディレクションさせていただいって思ったのが、まず、自分の意見を絶対持ってきてるはずだってこと。一発目に声出した瞬間に、事前に絶対練習してきてくれてるなって思って。でも、私が「ここはこういう思いで書いたから、こういうふうに歌ってみてくれませんか」ってお伝えしたら、ちゃんと自分の持ってるものを一旦横に置ける。私は割とそこができるまでに時間がかかって、自分の思いが譲れないタイプだったんですね。でも、ももちゃんはきっと、自分の本当の芯を持ってるから、その持ってるものをどんどん捨てて新しい方に乗っかっていけるんだろうなって思って。ピンクと赤の使い分けが、ももちゃんぽいなって、今、思った。切り替えがやっぱちゃんとできる人のイメージがあるな。
──アフレコは自分であって自分じゃない部分がありますから。
麻倉そういうことなんだと思いますね。自分の作品だと譲れない自分のものがあったりするけど、アフレコだと、作品があって、それをどう見せたいかっていう皆さんの意見があって、私達がそれを叶えるっていう役割っていう。そもそもの立場、スタンスが違うから。だからね、レオちゃんの頑固さも大事ですよね。絶対に譲れない自分の伝えたい部分があるのは素敵なことだと思います。
家入同じエンタメではあるけど、違うところでやってるから、ももちゃんにとっての当たり前がすごく考えさせられるきっかけになるっていうか。私も、自分の作品だからって意固地になってると狭まるんだなとか。お互いが自分にとっての当たり前って当たり前じゃないんだなって感じる瞬間があったのかなって思いました。ほんとに面白かったね。
麻倉うんうん。初心も思いださせてくれたし、私も本当に楽しかったです!