──編集部:平田さん、カワカミさん、初めてご立ったステージの思い出を教えてください!
カワカミ初めて立ったのは中3の文化祭ですね。その文化祭に出るためにオーディションがあったんですけど、1回落ちたんですよ。審査員がすごい熱血で、「生半可な気持ちじゃ立たせられない」みたいな。でも懇願してもう1回受けたら受かったんですけど。
平田中学校の文化祭で?
カワカミそう。あんまり学校側がライブをよく思ってなくて。なのでもし本当にやりたかったらその熱量を見せてっていうことでしたね。それで結局受かって、1曲だけ演奏したんです。めちゃくちゃ田舎なのでPAなんてもちろんいないし、照明もない。とりあえず家庭用のアンプとかを持ち寄って、ドラムは持ち込んでやったのが初ステージですね。
平田何の曲?
カワカミSum 41の「Over My Head」って曲。そのころだとちょっと難しくて。初めてバンドスコアを買ったのもSum 41なんですよ。それが入ってる『Does This Look Infected?』っていうアルバムがあるんですけど、それで知ったので、そこから1曲だけやらせてもらいましたね。
──編集部:同級生とやったんですか?
カワカミそうです。みんな同級生でした。ドラムは女の子で。そのときのことは今でも割と覚えてますね。
平田僕は高2か高3の始めのときですね。僕、青森出身で地元がめちゃくちゃ田舎だったので同じ高校に楽器をやってる人がほぼいなくて。なので学校じゃなくて外でライブしていたんです。もうつぶれちゃったんですけど、青森SUNSHINEっていうライブハウスに出て、5曲ぐらいコピーバンドとして演奏したのが初めてのステージでしたね。ストレイテナー、ELLEGARDEN、ASIAN KUNG-FU GENERATIONらへんをやりました。緊張してたんで全然覚えてないですけど。でもそのときは僕ギターボーカルじゃなかったんですよ。
──編集部:なんの楽器だったんですか?
平田リードギターをやってて。上京してからボーカルを探してて、いいボーカルって探すのすごく難しいので中々見つからなくて。だったら時間ないし、俺がやるかっていうので今のギターボーカルになったんですよ。だから高校生の当時は歌も歌ったことないし曲も作ったことなかったですね。上京してから初めて曲を作った、というかほぼOrganic Callを始めてから曲を作り始めたみたいな感じです。
──編集部:カワカミさんの気合いの入った思い出と、当時はギターボーカルではなかった平田さん、お二人の原点となる貴重なエピソードをありがとうございました!