安達勇人が語る、ふるさと茨城の思い出

スペシャル | 2020.12.06 12:00

編集部:安達さんのふるさと、茨城の思い出について聞かせて下さい!

思い出かぁ…。一番最初に思い出すのは、実家の近くの田んぼですかね。そこの景色だけは周りに新しい家も建たないから、昔から変わらないんですよね。地元にいた中学、高校時代に剣道で落ち込んだとき。芸能界に入ってからも、落ち込んだときはそこの田んぼの土手で泣いてたんです。誰にも見られないから。なにかあったらそこで泣いてたので、そこの田んぼは感慨深いですね。
あと、そこで花火大会があって。100発花火があがったんですよ。普通の花火大会に比べると全然少ないんですけど、隅田川で見た花火大会よりもあのとき見た花火大会。あれが一番綺麗だったんです。そう思うと、原点を大切にしなきゃなと思います。

あとは、僕がこの業界を目指す一つのきっかけになった話なんですけど。僕の親父は僕が子供の頃、よく飲みに行ってて。スナックが大好きだったんですよ。それで、僕が高校で免許とったあとは、親父が飲みにいくときの送り迎えをしてたんです。
ある日、お店に迎えにいったらまだ親父が飲んでて。田舎のスナックなんですけど、そこに親父以外におじいちゃんが1人で店に来てたんです。そのおじいちゃんに「お前1曲歌え」っていわれて、当時流行ってた森山直太朗さんの「さくら」を歌ったら、そのおじいちゃんが涙を流しながら聴いてくれたんですよ。じつはこれがおじいちゃんの思い出の曲だったらしくて、涙を流しながら僕に「ありがとう」っていいながら1000円だったかな……くれたんです。そのときに、人の心を動かしてお金を貰うお仕事って素敵だなと思ったのが、僕が芸能界を目指したきっかけでもあるんです。

おじいちゃんからもらったお金は使わずに、当時使ってた財布の裏側にずっとしまってました。1年間ぐらいはしまってたんですけど、あるとき電車賃が足りなくなって。どうしようもなくて、それを使っちゃいました(笑)。ここでね「そのお金はいまも使わずにずっとしまってあります」といえたらカッコよかったんでしょうけど。田舎で育ってるんで、こんな感じでいつもありのままをしゃべっちゃうんですよね(笑)。

編集部:ふるさとの変わらぬ景色、大切な宝物ですね!
安達さんらしいほっこりエピソードもありがとうございました。

公演情報

DISK GARAGE公演

安達勇人Zeppツアー2020-2021〜初めまして、安達勇人と申します〜

2020年12月26日(土) Zepp Nagoya・愛知
2020年12月27日(日) Zepp Osaka Bayside・大阪
2021年1月10日(日) Zepp Tokyo・東京

IBARAKI COUNTDOWN LIVE2020-2021

2020年12月31(木) 笠間井筒屋野外芝生広場
出演:安達勇人(茨城県出身) / 加藤良輔(茨城県出身)

2020年の締めくくりと2021年を笠間で盛大に!
笑って楽しく最高の一年の締めくくりを笠間で!
笠間市全面協力のもと笠間市初となるカウントダウンLIVE2020→2021を開催!
そのまま笠間稲荷神社で初詣するのも良し!
素敵なアーティスト陣とお送りする大晦日カウントダウンスペシャルLIVEイベント!
ご来場いただける方々の心に残る一年の締めくくりを!

*ADACHI HOUSEが普段実施している新型コロナウイルス感染予防対策を徹底しながら開催させていただきます

RELEASE

『ONEWAY』

3rdアルバム

『ONEWAY』

(ADACHI HOUSE MUSIC)
2020年12月16日(水)SALE
  • 東條祥恵

    取材・文

    東條祥恵

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