編集部:黒川さんと田中さんが、初めてステージに立った時の思い出やエピソードを教えてください!
黒川侑司(Vo/Gt)高校の文化祭でバンドをやりました。田舎やったんでカラオケくらいしか楽しみがなくて、そんなときに「お前歌がうまいからバンドでボーカルをやってくれ」と言われて。全然自分に自信が持てない人間だからそんなこと思ったこともなかったけど、褒められたから「いいよ」と答えました(笑)。ドラムとベースとギターが1曲ずつ選んで、ONE OK ROCKの「カゲロウ」とRADWIMPSの「有心論」とASIAN KUNG-FU GENERATIONの「遥か彼方」の3曲をやりましたね。僕は3人の好きな曲を必死に練習して、その結果3人から「すごくうまい」と言われて満足でした(笑)。実はそのライブがユアネスのボーカルをやるきっかけになったんです。古閑(翔平/Gt)とは音楽の専門学校の同級生で、彼が僕が高校時代に学園祭でバンドをやったことをなぜか知っていて……どこで知ったのか今も不思議なんですけど(笑)。古閑から「ライブの動画見せてよ」と言われて、見せたらバンドに誘われたんです。初めてのライブが、バンドを始めるきっかけになりました。
田中雄大(Ba)高校時代にRADWIMPSのコピーバンドをやったのが最初です。それを誘ってきたのも翔平なんです(笑)。翔平の塾友達が僕の知り合いで、その頃僕はYouTubeにこまごまとベースのプレイ動画をアップしたりしてたんですよね。どうやらそこから情報を得たらしく、翔平から「スタジオに入りましょう」と誘われて、そこでテキトーにベースを弾いてたら「一緒にやりましょう」と言ってもらって。MOSHIMOの(本多)響平(Dr)と翔平と僕ともうひとりボーカルの4人でコピバンやりましたね。熊本は学生バンドを応援してくれてるライブハウスが多いので、チケット代も1000円で昼公演でした。ベースソロをやらされて(笑)、それがそれなりにウケて、スーパーヒーローになった気分で家に帰りました。誰も自分のことなんて知らないのに、みんな俺のことを知ってるような気分になりましたね(笑)。
編集部:お二人共通のキーパーソンとして登場する、神出鬼没の古閑さん(笑)。
しかし、古閑さんの不思議なリサーチ力あってこそのユアネス誕生ですね。
黒川さん、田中さん、ありがとうございました!
しかし、古閑さんの不思議なリサーチ力あってこそのユアネス誕生ですね。
黒川さん、田中さん、ありがとうございました!