花譜がリアルのアーティストやコンポーザーを中心としたコラボレーションを行う企画「組曲」。その第十四弾は、音楽家、作曲家、DJ、プロデューサーであり、国内外の様々なアーティストのプロデュース、リミックスを手がける他、広告音楽、空間音楽やサウンドトラックの制作、アナログレコードにフォーカスしたミュージックバーをプロデュースするなど幅広く活躍中の大沢伸一のソロ・プロジェクト“MONDO GROSSO”とのコラボレーションが決定した。
満島ひかりをボーカリストに迎えた「ラビリンス」など、数々の代表作と共に変幻自在のコラボレーションで音楽シーンを沸かせ続けてきた大沢と、自らの「声」を頼りにバーチャルからリアルへのメッセージを発信し続けている花譜による「組曲」は満を持した邂逅とも言える。タイトルは「わたしの声」。何も信じられない世の中で、音を頼りに生きていく人生を選ぶことの重さをテーマに大沢伸一が書き下ろした一曲。10代を歌と共に駆け抜けてきた花譜の心情が描かれている。
本日9月6日(水)にダウンロード・ストリーミング配信開始。
既に公開されている予告編では過去の組曲シリーズとも一線を画すリアリティ表現を予感させる。 Music Video 本編は近日公開予定。花譜の新たな映像表現にも期待しよう。
とてもパーソナルな感情を音楽に投影するタイミングというのが過去にもあった。今回の曲はそのひとつだと思う。存在はすれど実際に会わず、音楽を生み出すという試みはじつは始めてかもしれない。裏を返せばこの状況でしか生まれなかった音楽なのだと思う。僭越ながら詞曲、サウンドプロデュース全て委ねてもらった。「わたしの声」満足のゆく仕上がりだと自負している。
さまようかんじょう。 歌を通して自分の外に出てきたような感じがしても、時を経ても、胸の内のどこかを漂い続けているいつかの感情たち。思い出すたびにちゃんと痛んだり、恥ずかしくなったり、ドキドキしたりすることに安心する自分がいます。私の声で、その時言葉で伝えられなかったこと、話したくなかったこと、まだ自分ですらわかりきれない感情をもう一度再現したい!確かめたい!という気持ちが、自分の歌を自分の歌たら占める起源かもしれない、と、今回“わたしの声”を歌わせていただき感じました。たくさん聴いてほしいです。