THE SUPER FRUIT × 世が世なら!!!「お別れラスト2MAN SHOW〜僕らの24冬 スパ世が成長物語一旦さよなら〜」
2024年1月27日(土) 恵比寿ザ・ガーデンホール
「THE SUPER FRUIT」と「世が世なら!!!」。つばさ男子プロダクションの同期生として、互いに切磋琢磨し合ってきた二つのボーイズグループが“最後の”ツーマンライブを開催した。それは仲たがいでも喧嘩別れでもなく、それぞれが成長した先にまた出会うための通過儀礼、そしてファンへの約束の場。すでに開催された大阪公演は最高の盛り上がりだったと聞いているので、東京のファンも負けられない。恵比寿ザ・ガーデンホール、しっかり満員だ。
先陣を切るのは「世が世なら!!!」。「東京、調子どう!?」と煽りながらステージへ飛び出し、メンバーコールに続いて「メダチタガリアン」「ウオー!サオー!」と、アップテンポの激しいダンスチューンを立て続けにぶちかまして波に乗る。世が世の曲はギターの入ったロック色の濃いものが多く、ロックバンドのライブを思わせるほどの熱気が特徴だ。観客全員を巻き込んだクラップの練習から「Mo-Mo-No-Rock」へ、鮮やかなパープルの衣装に身を包んだ5人(*中山清太郎は舞台出演のため欠席)は気合十分、やる気満々のスタートダッシュ。
大谷篤行、橋爪優真、添田陵輔、笠松正斗、内藤五胤。元気いっぱいの自己紹介から声出し練習、ポップで明るい「鼓動のFighters」から、クールでダンスな「EGUI」、ピアノのイントロからスローでメロディアスな「いとしき世界」へ。猫の目のようにくるくる変わる曲調と、どんなテンポでもくるくる踊る、息の合ったステップとボーカルでしっかり魅せる。静かでロマンチックな雰囲気から、再びアップテンポに転じて「たりないぶんはキスをして」へ。ツーマンだから曲数は少ない、しかしたりないぶんは愛と情熱で埋めて、世が世のエッセンスがぎゅっと詰まったセットリスト。あっという間にライブは終盤。
ここで長めのMCタイム。全員入り乱れてのわちゃわちゃトークがどんどん脱線、内藤の無茶振りから始まった「テニス大会」から「お笑い番組」を経て「アニメ番組」へ、即興コントを演じる5人が心の底から楽しそうに。強引に「歌番組」のチャンネルに引き戻すと、スパフルとの「日替わり曲交換」企画では「サマー☆★げっちゅー」をフルパワーで歌いながら、客席を半分に分けてコーラス合戦で盛り上げる。「Happy Birthday!!!」では客席に下りてみんなとハイタッチ、「俺ならやれそうじゃん?」を経て、ラストは「下剋上、はじめました。」で、盛大なコーラスと掛け声を連ねてこの日最高の一体感を作り出す。最初から最後まで全力疾走、世が世ならではの個性とバイタリティを見せつけた、ハッピーな70分間。
SET LIST
01.メダチタガリアン
02.ウオー!サオー!
03.Mo-Mo-No-Rock
04.鼓動のFighters
05.EGUI
06.いとしき世界
07.たりないぶんはキスをして
08.サマー☆★げっちゅー(THE SUPER FRUIT 曲交換)
09.Happy Birthday!!!
10.俺ならやれそうじゃん?
11.下剋上、はじめました。