アメリカ・カリフォルニア州サクラメントにて35,000人を動員して行われた「Aftershock Festival2022」。10月7日(日本時間8日)16:35、そのステージが始まった。前日にはSlipKnot、この日はKISSがヘッドライナーを飾るアメリカでも屈指のフェスNEMOPHILAがついにこのステージに立つ。出演したDWPRESENTS STAGEでおそらく今日の最高動員数と思われる多くのファンが集まった。
1曲目は海外でも人気の高い「REVIVE」。ハードなリフとともにmayuの変幻自在のボーカルスタイルがアメリカのメタルファンを呼び起こす。声出しモッシュもOKなアメリカでスタートからヒートアップし、2曲目の「SORAI」からは彼女たち自身のライブで初めてと言えるサークルモッシュも起こり予想していた以上の盛り上がりを見せていく。
「みなさん彼女実は妊娠しています!」とSAKIが英語でMCをするととてつもない歓声でmayuを祝福。そんなMCを挟んで「Change the world」がスタート。
ここからラストまで30分と限られたステージの中ですべての力を出し尽くす。ドラムの攻撃的なフレーズが印象的な「鬼灯」。まさにこのフェスに出るきっかけともなったと言えるNEMOPIHLA随一の代表曲「DISSENSION」では会場を絶頂へと導き屈強なメタルファン達の心を鷲掴みにする。
ラストに選んだ「OIRAN」はメタリックな中に和と日本美人を彷彿とさせる楽曲、ハードなアクションが妖艶に映る彼女たちならではのパフォーマンスで幕を閉じた。
終演後mayuは「初めてのアメリカのフェス。すごい状況の中でやったライブですけどいたるところでヘビーな音楽がなる中で自分の出番が迫ってきて緊張しました。舞台袖に行って自分たちのSEが聞こえていざ始まるぞってなったときは不思議と平常心で挑めました。どんどん自分たちの演奏の最中に人が集まってきてくれて私達も凄くパワーを貰いました。アフターショックに出演できてとても嬉しく思います!」と興奮を押さえきれない様子で語った。
mayu(Vo)は妊娠というその状況を乗り越え、念願のこのフェスに出演を果たした。その姿は力強く、妊娠していることを全く感じさせない圧巻のステージング。アメリカメタルファンに大きなインパクトを確実に与えた。NEMOPHILA史上最大のステージは満員の本場メタルファンの前で最大級の結果を残したと言えるだろう。
来年1月から行われる初のワンマンツアーとなる「Seize the Fate」はより力強く洗練されたパフォーマンスが期待できる。彼女たちの新たなステージへの序章を必ず見届ることをおすすめする。