──4月から5月にかけて、アルバムを引っ提げたライブツアー「With my LIFE」を開催。手応えはどうでしたか?
もちろん『楽しかった』というのが一番ですね。各公演、その日だけの特別枠みたいなものを用意していたんですが、基本的には同じセットリストで、同じ内容のライブをやって。これは舞台にも似てるんですけど、回数を重ねるごとにライブ全体の流れを掴めるようになって、締めるところ、緩めどころがわかってくるというか。ツアーってこういうことなんだなって実感できました。
──楽曲は同じであっても、公演ごとに変化しているというか。
そうですね。会場によって音も変わってくるし、そこもおもしろい部分だと思います。実際にお客さんが入ってみないと、どうなるかわからないですしね。
──オーディエンスの反応も各会場で違うだろうし。
はい。ライブのMCでも話していたんですけど、僕のライブに来てくれるお客さんは、(豊永を)応援してくれるようになったきっかけがそれぞれ違うと思うんですよ。声優や俳優として知ってくれた人も、曲を好きになってくれた人もいて。だから、ライブに求めるものも違うと思うんですよね。MCやパフォーマンスなどでちょっとふざけたところを見たい人もいるだろうし、純粋に音楽を楽しみたい人もいるというか。ライブ、音楽自体をコンテンツとして捉えて、『どうしたらエンタメとして見せられるか?』というのが毎回の課題になっていますね。ライブを重ねるごとに、少しずつ出来るようになっているといいなと思います。
──“音楽=エンタメ”という捉え方が豊永さんの特徴かもしれないですね。
『ライブって、みんなで盛り上がって、ワーッ!と熱い感じでしょ』というイメージを持ってたりすると思うので、そうじゃないものを見せたいという気持ちもありますね。汗をかいたり、熱く盛り上がるライブは他にたくさんあるから、『癒されたいな』という人は僕のライブに来てもらえたらなと思っています。
──7月29日(日)に行われる舞浜アンフィシアター公演も楽しみです。ゆったりステージを観られる会場なので、豊永さんのライブのスタイルにもピッタリですね。
ライブというよりも、ショー、コンサートと言えるようなステージを目指したいですね。1曲ずつ聴かせるというより、全体の流れを含めて、ひとつの作品を作り上げるイメージなんですよ。
──全体像を作り上げるのは、豊永さんの役割なんですか?
そうですね。『こういうステージにしたい』と、まずはザックリ決めさせてもらって。もちろん、細かいところはスタッフのみなさんと相談させてもらっていますけど。『もうわからない。ここ考えてもらえますか?』ということもあるし(笑)。周りのみなさんのアイデアを取り入れることで、もっと良くしたいというか。ワンマンであっても、決して僕ひとりでやるわけではなくて。お客さんはもちろん、スタッフのみなさんも満足して『あー楽しかった』と思ってもらえるステージにしたいんですよ。関係者の方にも笑顔になってもらいたい!っていうヘンな使命感もあります(笑)。
──観客のみなさんも安心して楽しめそうですね。
好きなように、自由に楽しんでほしいです。『ペンライトを持っていっていいですか?』みたいな質問もあるんですけど、持ってきてもいいし、持ってこなくてもいいし。周りに迷惑をかけないなら何をやってもいいというスタンスなので、気軽に来てもらいたいですね。
PRESENT
直筆サイン色紙を2名様に!
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