──これまでの作品との一番の違いを挙げるとすると?
今までは、自分で曲を選ぶということがなかったんですよね。出来上がってるものに対して、私が歌を入れれば完成っていう感じでやってきて。でも、今回はデモの段階から、こういう曲がほしいよねっていう話をして。そういう作業にも携わらせてもらっているので、すごく大変だけど、めちゃくちゃ充実してて。こうしてアルバムの制作……制作って言えることが嬉しいというか(笑)。今回は、何曲か歌詞も書かせていただいるし、最初から最後まで深く制作に携わってるなって実感できるのも嬉しい。だからこそ、曲に対する思い入れも深くなるので、このアルバムを持って、この先やっていくぞっていう名刺がわりの1枚になるようにって思いながら作ってます。
──リスナーにはどう聴いて欲しいですか。
西恵利香はこういう音楽をやりたいんだよっていうことが、より広い層に伝わるといいなと思ってますね。今は男性の方が多いんですけど、女性にも聴いてもらえるようなジャケットや衣装も意識しつつ、少しずつ聴いてもらえる人の幅を広げて、ゆくゆくはお茶の間まで届く曲が作れたらいいなと思ってます。
──そして、バースデーライブ以外では初となるワンマンライブが決定してます。場所はWWWですね。
これまでは自分が望む形の時にワンマンはやりたいって言ってて。ずっと引き延ばしてきて、今になっちゃったんですけど、初めてワンマンやるってなった時に、最初は代官山UNITが思い浮かんだんです。一度、星野みちるちゃんとオールナイトでイベントをやらせてもらった時に立ったことがあって。初ワンマンはUNITのリベンジかなって思ってたんですけど、WWWに決まって。WWWは今まで一度も立ったことがないんですよ。いろんなアーティストさんを観にはいってるんですけど、AeLL時代もなかった。でも、後輩がワンマンやってるのは知っていたので、WWWで初ワンマンってカッコいいなと思って。めちゃくちゃ挑戦ではあるんですけど、飛び込む感じで行きたいなと思ってます。
──どんなライブになりそうですか?
アルバムのリリパでもあるので、今までやってきた曲も混ぜつつ、バンドセットでアルバムの曲を中心にやりたいなと思ってます。1stワンマンだし、フルアルバムのリリパだし。おめでたい日なので、涙はなしに……いや、泣くかな〜(笑)。だって、初めてって1回しかないじゃないですか。AeLL時代に来てくれてた人もみんな来てほしいし、今の西恵利香を見てほしいなって思ってます。ここから来年、2018年からどんどんやっていくよ!っていう決意みたいなものを見せられたらいいなと思っているし、とにかく、本当に楽しい、みんなが笑って終われる日になればいいなと思ってます。