インタビュー:永井和幸
魔法学院をコンセプトにしたカフェで働きながら活動を続けるアフィリア・サーガは「もっとも近い、会えるアイドル」だ。2016年はリリースしたシングル2枚がトップ10入り、台湾を含む全9カ所のツアーを成功させるなど、戦国時代のアイドルシーンを快走する。2017年最初のシングル発売とツアー直前の今、リーダーのマホと、モエ、カオリ、ユミに想いと意気込みを語ってもらった。
アフィリア・サーガの2016年を漢字1文字で表すとすれば「絆」です!(マホ)
──まずアフィリア・サーガの2016年を振り返ってもらえますか?
マホ・ソット・ボーチェ 激動の年でした。創設時からのリーダーのルイズをはじめ、5人が卒業したけど、残ったメンバーで盛り上げていこうと。そんな中で過去最大規模の台湾を含めた全9カ所のツアーも大成功して。メンバー同士の絆が深まった1年になりました。
モエ・ミーレイ 私は2015年の夏に加入して初めてのツアーがあって、普段は会いに行けない、いろいろな場所で私達の声やパフォーマンスを届けられて、ファイナルの東京も大盛り上がりで。達成感もあったし、このメンバーでもっともっと頑張れると自信が深まりました。
ユミ・W・クライン 私とカオリは2015年12月に加入したので、まず今のメンバーに追いつくところからスタートしましたが、50曲以上の歌詞やダンスを覚えるのも大変なのに、4月からもうツアーがあって。でも初日の仙台公演でワンマンライブの楽しさを、そして各地でアフィリア・サーガがどれだけ愛されているのかを実感できて、サーガのいろいろなことを知って、学べた1年でした。
カオリ・S・ゴドランド 私も印象深いのはツアーですね。加入と同時に上京してきて、そこからレッスンを始めましたが、高校卒業と重なってあまり時間が取れなくて。危機感を感じて私とユミの2人でスタジオを予約して、何日も朝まで必死に練習して。辛かったし、1日に5曲しかパフォーマンスしたことがないのにツアーなんてと不安もあったけど、初日を終えた後の2人の感想は「楽しかった」で。基本、1日2公演なので体力的にもギリギリでしたが、他のメンバーも支えてくれて、最終公演はみんなで号泣しました。正直、参加したばかりで、先輩メンバーは期が離れていたり、ちょっと気おくれする部分もありましたが、一気に距離が縮まりました。リーダーのことをもう名前では呼んでません(笑)。
10期生の3人にニックネームを付けられて、今、まっぴーって呼ばれます(笑)。サーガに6年いますが初めてのニックネームで。先輩(サーガのファン)の皆さんにもすっかり浸透していてうれしいです。アフィリア・サーガの2016年を漢字1文字で表すとすれば「絆」ですね!
──メンバーは魔法学院のコンセプト・カフェ・レストランで働いていて、実際に会えて、ふれ合えるアイドルですが、いろいろなイベントにも出演して、昨年は全9公演のツアーと、みんなに会いに行くアイドルでもあります。
はい!昨年のツアーは各メンバーの凱旋も兼ねていて。以前は関東出身のメンバーが多かったけど、今ではユミとカナは愛知出身、モエとカオリは大阪、モモコは仙台で全国各地から集まっているので恩返しをしに行こう、が裏テーマでした。
上京する前に働いていたお店に来てくれた先輩さん達が会いに来てくれたのがすごくうれしくて。ホッとしたし、実家に帰ってきたような。
全国にお店があるアフィリアならではじゃないかな?
──昨年リリースしたシングル「いつか見た虹のその下で」が週間5位、「Lost In The Sky」は週間8位とスマッシュヒットしましたね。
たくさんの先輩さん達のおかげです!私が加入した時の5thシングル「ニーハイ・エゴイスト」はデイリー27位で、みんなで泣きながら喜んでいたのが懐かしいです。
私が加入した頃にはリリースするとデイリー1、2位で、週間でも10位以内というグループだったので、そこに加入するのですごいプレッシャーがありました。私が入ってダメになったと思われたくないし、新メンバーだからという甘えは許されないと必死に努力しました。今は期待や注目されるグループだからこそのやりがいも感じるし、もっといいパフォーマンスをという原動力になっています。
いい曲やいいステージには直接、先輩さん達も声をかけてくれますから。それがまた励みになるんですよね。
──現在、10期生まで所属していますがリーダーであり、5期生のマホさんから見た加入当初と今の変化は?
加入したての頃は上のメンバーについていくのに必死で頼りなかった私が今ではリーダーですから(笑)。ラッキィ池田先生にずっと振り付けを指導していただいていますが、加入当時はフォーメーション移動が少なくて、ずっと2列で歌って踊っていたけど、6thシングル「La*La*La*ラボリューション」からどんどんフォーメーションを作っていくようになって、今では基本位置で2列で歌っているほうが少ないくらい。少しは成長できたのかな?(笑)
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シングル「魔法のチョコレート伝説」の見聞きどころとは!?
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