自分のやりたいことを信じるという気持ちは強く持っていたい
──『なみなみならぬ』は違う曲同士で歌詞に同じワードが使われていますが、特に存在感を放っていたのは“信じる”という言葉だと感じました。どんな思いからこの言葉を使いましたか?
『なみなみならぬ』は3年くらい前に書いた曲が多くて、その頃は特に「信じたくないことはもう信じなくていい。信じたいことだけ信じよう!」みたいなことを考えていた時期ではありました。当時身近にいた人と衝突することが多くて、そこから派生して人生全体について考えるようになったんです。そのときに自分のやりたいことだけやる、自分の信じたいものだけ信じるという考え方が確固たるものになって、今もずっと染みついています。やっぱり自分のやりたいことに対して芯を強く持つのが大事だなと思って。自分のやりたいことを信じるという気持ちは強く持っていたい。まっすぐ立ちたいなという気持ちです。
──その精神があるからこそ自由度が広がって、「目黒シネマロマンス」のような歌もののポップスや、「また夏日」のようなど直球のサーフロックが生まれたのかもしれません。浦さんの歌い方も多彩で、歌うことを楽しんでいるのも印象的でした。
「また夏日」はレコーディングの時に「2番のAメロはより歌詞を強調して歌ってみたらどう?」とアドバイスをもらって、それいい!と楽しく歌入れをしました。まっすぐ歌うところがいいねと言っていただくことも多いけれど、いろんな歌い方ができるからやっちゃおう!って。純粋に楽しいことをもっとしたいという気持ちで歌いました。
──やりたいことも明確になって、より自由になって、メジャーデビューというタイミングでとてもピュアなアルバムができあがって。
本当に。やりたいことだけを詰め込んだアルバムになりました。
めちゃくちゃいいアルバムができたことをしっかり伝えたいし、ツアーの中でどんどん進化していきたいです
──まずはリリースツアーの前に、春フェスの「VIVA LA ROCK 2026」や「OTODAMA’26」でアルバムの新曲も聴けそうでしょうか?
せっかくアルバムを出したので、フェスでもアルバムからたくさん披露したいです。「だって眩しくて」はお客さんと一緒に歌える箇所もあるから絶対にやりたいし、「月が出た!」「ひとり・ゆくえ」「東京」「また夏日」あたりはまだバンドではやったことがなくて、ここからいくつかはやれたらいいなって。わたしたちは「盛り上がってるかー!」「手をあげろー!」みたいなことはあまりできないバンドなんですけど(笑)、お祭りは大好きなので一緒に楽しい時間にできたらなと思います。老若男女楽しめるステージにしたいです。
──先ほどおっしゃっていた“全部のど真ん中にいたい”ということですね。
Sundae May Clubは、これを伸ばせば最強だ!という突出した個性があるようでないバンドだとも思うんです。だからこそすべてのパワーを増幅させたいというか、主人公みたいなバンドになりたくて。『僕のヒーローアカデミア』の主人公のデクくんみたいなバンドになりたいんです。そのためにもライブの強度をやっぱりどんどん上げていきたくて。圧倒的にかっこいいライブをしていきたいんです。
──アルバムの公式コメントでも「並々ならぬ決意で、どんどんかっこよく、どんどん優しく繊細に豪快に音楽をやっていきます」と宣言なさっていましたし。
学生の頃は楽しければ良かったんです。でもいろんなところでライブをするようになって、少しずつお客さんから興奮や熱が伝わってくる瞬間も増えてきたんですよね。わたしも音楽ファンとしてライブを観に行って、かっこいいライブを観ると血が湧き立つし。a flood of circleのライブを観たときなどに感じた気持ちを、Sundae May Clubでも感じてもらいたいと思うようになりました。リリースツアーも今まででいちばん規模が大きくて、自分たちで対バンを組むツアーもあまりなかったので、初めてのことだらけだからみんなと一緒に楽しくやりたいし、めちゃくちゃいいアルバムができたことをしっかり伝えたいし、ツアーの中でどんどん進化していきたいです。
──東京でのワンマン公演は8月29日の渋谷CLUB QUATTROです。2024年11月の
「サンデメカーニバル」 や、2025年2月の
「サンデメカーニバル“後夜祭”」 が開催されたのもこの会場でした。DI:GA ONLINEでも、浦さんがその2公演について書いたコラムが掲載されています。
「サンデメカーニバル」ではサーカスみたいな華やかでかわいいステージの飾り付けをしてもらって、その光景を見てあらためていろんな人がサンデメと一緒にライブを作ってくれてるんだなと実感して。いろんな人に感謝の気持ちが湧いて、ちゃんとやらなきゃと強く思った感覚が今も残っています。
──どうやら「サンデメカーニバル」で、浦さんがいつもライブで使っているMCで何を話すかを書いてあるノートを楽屋に忘れたというエピソードを小耳に挟みましたが……。
あ、そうでした!楽屋に取りに帰りました(苦笑)。ギターのみやはらくんが結構しゃべれる人なので場をつないでくれました……。そのライブを含めて2回くらい楽屋に忘れたことがあって、ノートがないと弱体化しちゃってうまくしゃべれなくて。天気がいいですねくらいなら言えるんですけど……。
お守りみたいな感じというか。今日もこの取材の後にインストアライブがあるので、ギターケースの中にノートが入っています。暗記してみんなの前で話すことも頑張ればできると思うけど、わたしがそれをやると暗記したことを披露するだけになってしまう気がして。みんなに気持ちを伝えることを何よりも大事にしたいので、手紙を読むように伝えたくてMC用のノートをステージに持っていってます。たまに「そんなノート持っていってしゃべっているようじゃだめだよ」と言われたりもするんですけど、別のところに重きを置いてるだけではあるんだけどなという気持ちではあって。
──そうですよね。ちゃんと思いを伝えられるならノートを使ってもいいし、いつかノートを卒業するときがあればそれはそれでいいと思います。ただ、お守りみたいに大切で、手元にないと弱体化しちゃうなら忘れないでいただいて(笑)。
ほんとに!(笑)ほんとに今後それだけはやらないように……!
──初の渋谷CLUB QUATTROは、そんな大切なノートを楽屋に忘れてしまうくらい緊張していたということですよね。
当時の自分には大舞台でした。だから今回の渋谷CLUB QUATTROではもっとかっこよくなったぞ!と言って帰ってこれたらうれしいし、全国でかっこいいライブがしたいです。
──『なみなみならぬ』は純度120%のSundae May Clubが発揮された作品になりましたが、ここからタイアップ曲を書き下ろす機会にもたくさん恵まれると思います。それらとはどう向き合おうと考えていますか?
書き下ろさせてもらう作品や、頼んでくださった方々、その作品のことを好きな人たちのことを深く知ることが大切だと思っています。だから作品を愛している人たちも、サンデメのことが好きな人たちも、どちらもうれしいと思える曲を書きたいです。やっぱりオーダーがあるぶん、作詞作曲はこれまでよりも難しくなってくるとは思うんです。でもその難しさも楽しんでいきたい。
──頼もしい言葉をたくさんいただきました。この先やれることの幅も広がるでしょうし、充実の日々が待っていそうですね。
メジャーだからできることもたくさんあると思うので、思いついたことは全部言っていこうと思っています(笑)。ライブハウスだけでなく遊園地とかいろんな場所でもライブがしたいし、やりたいことはたくさんあって。そのためにももっとかっこよくなりたい。でっかい人になりたいです。
PRESENT
浦小雪(Gt/Vo) 直筆サイン入りチェキを2名様に!
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