5月26日Zepp DiverCityにて開催されるBORN 8th ANNIVERSARY SPECIAL ONEMAN LIVE「SUPER BLACK MARKET」を以て解散を発表したBORN。8年間の軌跡が詰まったベストアルバム『Independence BLACK』を3月9日にリリース!ベストアルバムを完成させて改めて思うこと、そしてラストライヴを迎える心境と意気込みを聞いた。
──ベストアルバム『Independence BLACK』はどんな作品になりましたか?
猟牙(Vo) ライヴでは外せない曲ってあって。そういうBORNのライヴを基軸に、その時代、時代でBORNを象徴する曲を選ぶようにはしました。
TOMO(Dr) 自分自身とバンドの成長を感じつつ、曲を作った当時のことを思い出したりもしましたね。
Ray(Gt) 結局やっぱBORNの曲はいいな!って思いました(笑)。自信作ですね。そんなBORNの曲たちを好きになってくれたファンの子と、いろんな時間を共有できたことに改めて感謝してます。
K(Gt) こう曲順通りに聴いていくと、どんどん音が良くなってるしスキルも上がってるんだけど、楽器を持って“これでやっていこう!”と思った、軸となるマインドの部分は変わってないんだなって再確認しました。
猟牙 俺も初期の頃のがむしゃらな自分の歌に対する姿勢って結構好きだなって。過去にしかできなかったこと、今にしかできないこと、それらの混在の仕方が面白いなって思いますね。
──1枚にBORNの歴史が詰まっているわけですね。5月26日にはZepp DiverCityでラストライヴを迎えますが、どんな気持ちで臨もうと思っていますか?
TOMO やっぱりBORNってすごいカッコいいバンドだと思うんですね。そういうバンドがこのヴィジュアル系シーンにいたんだっていうことを歴史に刻みたいなと思ってます。
Ray ラストライヴまでのこの数ヶ月をファンの子と一緒に悔いなく過ごして、ファンの子の中でいい思い出として残ったらいいなって。ラストライヴもお互いにハッピーに終えて、笑顔で帰ってもらえたらうれしいですね。
K この激しく棘のある音楽の中で楽しさがある、そういうライヴってあんまり観たことがないかなって思うんですよ。まだBORNを観たことがないっていう人も、是非ぶっ壊れに来てほしいですね。
猟牙 解散発表した後、バンド仲間からも連絡があって、“マジかよ!? もったいなっ!”みたいな。流行り廃りが多い中で“もったいない”と言ってもらえるのって、別に謙遜するわけではなく、BORNはまだこのシーンにおいて価値を放っているのかなって。自分らが思っている以上にBORNは愛されてて、カッコ良かったのかなって思いましたね。まだまだ俺らはカッコいいんだっていうことを再確認させられたんで、ラストのZepp DiverCityまで成長していきたいですよね。
──ただ集大成を観せるのではなく、これまで同様、挑戦し続けたいと。
猟牙 そうですね。ライヴは命かけてやってきたから、そこはZepp DiverCityも変わらなくて。この先、メンバーそれぞれ別の道になるわけですけど、ラストライヴでさらに一歩、成長するためのものにもしたいと思うし。最後の瞬間までずっと挑戦していたいですね。
インタビュー/牧野りえ