──なるほどね。ところで、12月8日から始まるツアーでは、このシングル曲がリードとなった、過去曲がリメイクされたアルバムが会場限定という形でリリースされるんだよね?
NIKAくんが加入してからの過去の曲をリテイクしてリリースする、という流れの一連でもありますね。
──収録される過去曲、「傘の下の世界」「☆彡station」「MONSTIME」「If」は、どういう選曲?
最初は偏った選曲だったんやけど、どうせやったら、いままでのコンセプトの各シリーズから選んだ方がいいんじゃないかってことになって「☆彡station」が選ばれたっていう感じの流れやったと思う。
──アルバムの1曲目がseek作曲の「最後の晩餐」、2曲目がAYA作曲の「JUNKY BAD HEELS」、3曲目がkeijiくん作曲の「傘の下の世界」と、いろんな角度からのMix Speaker’s,Inc.が楽しめるのも、アルバムの魅力なのかなと。
旧曲のリテイクシリーズはNIKAくんが加入してから始めた流れなんですけど、曲によってはテンポを落としたくなることもあったりもするんだけど、あんまり変えたくないというか。個人的には、できればそのままやりたい方なんで、リアレンジというよりは、リテイクっていうところを意識してますね。でも、せっかくのリテイクでもあるんで、成長も入れたいし、よく聴くと変わってるっていう感じがベストなのかなと。今回もそんなことを意識しながら向き合いました。
──曲の印象は大きく変化していないけど、「☆彡station」は、Sさんのドラムがかなり変化してることによって、昔とは違う奥行きが出ていたりするからね。
うん。ブラッシュアップされたというかね。
そういうとこは、成長かな。
成長という名のブラッシュアップ(笑)。
──ボーカルチームはどう? MIKIは一緒に歌う相手がNIKAというボーカリストになったことでの変化は大きい?
うん。大きいね。「☆彡station」とかに関していえば、歌うパートも変わったから。
──それは大きい変化だね。
キーが変わったからね、「☆彡station」は。原曲よりちょっと高くなってる。
そう。だから、そうなってくると俺としては新曲なイメージなんだよね。
──新たに原曲を歌うNIKAよりも、MIKIの方が新曲感覚なのかもね(笑)。
そう!本当にそうだね。ごちゃごちゃになるからね(笑)。
僕も、自分がファンという立場で曲を聴くとき、もともとの原曲の方が、リアレンジ曲よりも好きなタイプなんですよ。音楽って、自分がその曲を聴いていたときの情景も含め、その曲が好きだったりするから、変えて欲しくないんですよね。そのままで聴きたい。だから、このリテイク曲たちは、原曲とは違う曲だってとらえてもらえたらいいなって思いますね。また、この曲たちとの想い出を、ここから一緒に作っていってもらえたら嬉しいなって思ってます。
12月8日からのツアーを、是非是非楽しみにしててほしいですね。2015年の春ツアーに続く長めのツアーになりますので、たくさんの方たちに見て頂けたらと思います。今年の夏にやった、各メンバーの地元をまわる、ちょっと風変わりな企画的凱旋ツアーの集大成的なライヴにもなると思いますので、是非是非、足を運んでいただけたらと思います。宇都宮と仙台に関しては、前回MIKIくんが体調不良で参加出来ずにライヴをお届けしたこともあり、今回のツアーでその2ヶ所は、リベンジライヴとして2daysさせて頂いておりまして。そこだけは、前回の衣装と今回の衣装両方で、2つのコンセプトを見て頂けるライヴにもなっていますので、よろしければ、そちらの方も是非、チェックしてみて下さい。
■【Lyric Video】Mix Speaker’s,Inc.「最後の晩餐」