レトロリロン、次世代ブレイク候補筆頭の彼らが示す新しきバンドの音と言葉

インタビュー | 2023.05.22 17:00

──ライブで聴けるのが楽しみです。
涼音ライブ、怖いです。ステージに立っている時は、自分が一番だと思ってやっているんですけど、基本ネガティブなんです。目がいっぱいあるとドキドキしちゃう。死にそうなぐらいバクバクです。そういう時にメンバーが支えてくれると思っていたんですけど、みんな笑ってるし。
miriだって、逆に「大丈夫?」とか言われた方がしんどくない?
永山「大丈夫だよ」のつもりで笑ってるんだけどね。こっちも緊張してたら、うつるから。
──レトロリロンのライブの魅力を、まだ知らない人に伝えるとすると?
永山お客さんからは、CDより刺さるとか、よく言われます。パフォーマンス的にもそれを目指していて、生だから感じること、歌詞やフレージングは変わらなくても、お客さんに対する熱を意識しながら演奏していますね。
飯沼最近思うのは、涼音の歌詞を届けるというニュアンスよりは、涼音の歌詞がバンドの意志になって、大きなカタマリとしてライブで届けたい気持ちが強いんですよね。涼音の歌詞が大事なことはわかっていて、それをメンバーの言葉として伝えたいんですよ。イメージとして、一本のビームというよりは、かめはめ波みたいな感じで(笑)。
涼音要は、曲を書いた本人だけじゃなくて、バンドの意志として伝えたい。
miri そこの熱量は、最近みんなパワーアップしていると思います。届ける!伝える!みたいな感じで、巻き込んで、みんなと一緒に作ることを大事にしています。まだまだなので、これからもっと伸ばしていきたいです。
──ワンマンライブ、楽しみです。今のところ、6月に東京と大阪の2本が発表されていますけど、意気込みは?
涼音初めてのワンマンライブなので、自分のやってきたものを好きでいてくれる人とか、肯定してくれる人しかその場にいない空間で、今までのいろんなこと、嫌だったこと、辛かったこと、音楽をやっていて救われた瞬間とか、そういうものを思い切り詰め込めたらいいなと思っています。ライブに関しては、ある意味お客さんとレトロリロンの殴り合いというか、どっちかが倒れるまでぶつけたいと思っているので。それは音源ではできないんですよ。でもライブに関しては、いろんな思いを思い切りぶつけられる場所だと思っているので、それをちゃんと受け止めてくれる人しかいない空間でやるのが、すごく楽しみです。自分たちのワンマンというよりは、周りにいる人やお客さんや、全員でいい1日を作れるんだろうなって、ワクワクしています。
──EPタイトルは『インナーダイアログ』ですが、ライブでは外向きに、アウターと言ってもいいかもしれないとか思います。
涼音結局、生きていく中で、自分と対話しても、最終的には人と人になってしまうので。『インナーダイアログ』というのは、そこへ出て行くための準備というか、自分とちゃんと向き合った上で人と接するみたいなところを、自分は大事にしているので。そういうライブになったらいいですね。今までの、レトロリロンの第一タームとしての成果を、ちゃんと出したいというワンマンです。

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