GFRIEND(読み:ジーフレンド)は ソウォン、イェリン、ウナ、ユジュ、シンビ、オムジからなる韓国のガールズグループだ。彼女たちがすごいのは2015年、韓国の大手芸能事務所ではないところからデビューしたにも関わらず新人賞を総ざらい。さらに、2016年に出した「Rough」は様々な音楽チャートで15冠、続く「NAVILLERA」も14冠を達成。1年間で2曲、10冠以上を達成という快挙を成し遂げた韓国のガールズグループは、彼女たちが初めて。まさに、奇跡のようなシンデレラストーリーを歩んできたGFRIENDは清純なルックス、どこか懐かしさを感じさせる楽曲の旋律など親しみやすさがありながらも、いったんステージに立てば、他のグループには真似できないパワフルなダンスを踊ることから“パワー清純”と称されるようになっていった。そんなGFRIENDが、満を持して2018年5月、JAPAN 1stデビューアルバム『今日から私たちは~GFRIEND 1st BEST~』で日本デビュー。日本オリジナル曲「Memoria / 夜(Time for the moon night)」発売に続いて、2019年、GFRIENDは2月13日、3月13日と2ヵ月連続で日本シングルをリリース。3月には春ツアー<GFRIEND SPRING TOUR 2019 「BLOOM」>を開催し、そのファイナルとして3月20日、21日には東京・豊洲PIT公演を行なうことが決定した。ここでは、そんな彼女たちにメールインタビューでグループのプロフィールや楽曲、日本について、また気になる春ツアーについてなどを直撃してみた。
──まずは自己紹介とチャームポイント、自分が思うGFRIENDの魅力を教えて下さい!
ソウォン
グループでは“黄金比”を担当しているソウォンです! 長身ですが、顔が小さいことからこのあだ名をつけられました。GFRIENDは、清純なビジュアルでパワフルなダンスが魅力的なグループです。
イェリン
グループの“明るさ”を担当しているビタミンみたいなイェリンです。私のチャームポイントは明るい笑顔と白い肌です!GFRIENDの魅力は、全員が違う魅力を持っていて、ダンスがカッコいいところです。
ウナ
リードヴォーカルのウナです。“ぷくぷくの手”が魅力です!GFRIENDの魅力は多すぎて語りきれないんですが…飾らない正直な姿も魅力のひとつだと思います。
ユジュ
メインヴォーカルのユジュです。ファンの方にいい音楽を届けられるように“一生懸命練習するところ”が私のチャームポイントです。GFRIENDはいつも明るく笑いが絶えない、パワーあふれるグループです。
シンビ
メインダンサーのシンビです。私の魅力は“ダンス”と、“見た目とはギャップがある性格”と“長いまつ毛”です! GFRIENDの魅力はチームワーク。あと、メンバーみんな面白いところ(微笑)。
オムジ
グループ最年少のオムジです。私のチャームポイントは“若い年齢”?(笑)GFRIENDの魅力はたくさんあるんですけど…チームワークがとてもいいです!!
──GFRIENDというグループ名にはどんな意味が込められているんですか?
ソウォン
いつも一緒にいる友だちのようにいい音楽でみんなに寄り添いたいという意味と、女性にとってはすべてを打ちあけられるような親友、男性にとっては愛しい彼女のような存在になりたいという意味が込められています。
──なるほど。GFRIEND=“パワー純情”とよく称されていますが。なぜそういわれるようになったんですか?
ソウォン
私たちが清純なビジュアルなのにパワフルなダンスを踊るので、そこから、みなさんに“パワー純情”と呼ばれるようになりました。
──あの細かいフォーメーションを刻みながらのパワフルなダンスを完成させるためには、日々猛練習をする訳ですか?
シンビ
デビュー当時は毎日7〜8時間ほど練習してました。でもいまはチームワークもよくなってきたので、最近は2〜3時間ぐらいですかね。
──GFRIENDの楽曲のなかで、もっともダンスの難易度が高いナンバーというと?
シンビ
すべての曲が難しいんです(笑)。そのなかであえて選ぶなら、移動のときの導線、ダンスのテクニック的にも一番難しいのは「トキヲコエテ(ROUGH)」と「今日から私たちは(Me Gustas Tu)」の2曲ですね。
──コンサートではこの2曲のダンスは絶対見逃せないですね!! 次は楽曲についての質問なんですが。日本デビューアルバム『今日から私たちは~GFRIEND 1st BEST~』はGFRIENDの大ヒット曲6曲をJapanese VersionとKorean Versionで楽しめる作品になってました。収録曲のなかで、思い出に残っている曲のエピソードを教えて下さい。
ソウォン
私は「トキヲコエテ(ROUGH)」ですね。とても寒い時期でしたが、韓国の音楽チャートで初めて1位をとり、新しく経験することが多くなるきっかけとなった曲でした。
イェリン
「今日から私たちは(Me Gustas Tu)」の“好きだよ”ダンスが私はとても好きなんです(微笑)。ひとりで踊ってもかわいいけど、6人で踊るとますますかわいいです!
ウナ
私は「NAVILLERA」が一番好きです。この曲で初めてショートカットにしたら、たくさんの方が私を覚えてくれました。ポイントダンスは、“これからもよろしく”という歌詞の部分で披露する“よろしくダンス”ですね。“もう待ちきれないから”と歌うところの歌詞も、本当にいいんですよ。
ユジュ
「TRUST」というバラード曲が好きです。最初にこの曲を聴いたときは夜遅い時間帯だったんですけど、すごく美しいなと思って。ダンスはないんですが、歌詞が詩的で綺麗なんですよね。
シンビ
全部好きですが、特に「トキヲコエテ(ROUGH)」は一番好きです。GFRIENDの曲のなかでもポイントダンスがもっとも多い曲だと思います。なかでも、INTROとOUTRO部分がカッコいいです。このときの衣装は制服がコンセプトでした。
オムジ
私は「TRUST」です。アルバムのなかで唯一のバラードですし、日本語に翻訳された歌詞がかなり原曲に近かったので感情を込めて歌えました。なので、愛着がある曲です。
──そのあとに発売したJAPAN 1stシングル「Memoria / 夜(Time for the moon night)」のなかの日本オリジナル曲「Memoria」についても聞かせてください。この曲の好きな部分や、日本語で歌うときに難しかったところなどがあったら教えて下さい。
オムジ
サビで“Memoria”という言葉を繰り返し歌うところが中毒性があるなと思います。私が歌ってるパートの“everyday everytime…”の部分が個人的にはすごく好きです。
ソウォン
オムジが“everyday everytime…”と歌う部分で曲の雰囲気が変わるじゃないですか? そこが私は好きなんですよね。日本語の発音は思ってたほど難しくなかったです。
イェリン
私は自分のパートの“だから”の発音が難しかった(苦笑)。“だ”が“た”に聞こえてしまったので何度も歌い直しました。
シンビ
この曲は韓国でもリリースしたいぐらい思い入れがあります。発音は心配だったんですが、歌ったら“上手だ”といわれたので、私はそんなに大変じゃなかったです。とくに好きなのは私のパートです❤
ウナ
私が好きなのは曲の最後の部分。私がアドリブで入れたフェイクです。“Memoria Memoria”のもの哀しいメロディーが最高です。
ユジュ
私もそこが好きなんですよ。この曲自体、せつない雰囲気が溢れ出てる曲だと思います。歌は、高音パートで日本語を綺麗に発音しながら歌うのが難しかったです。
──「Memoria」のポイントダンスは?
ウナ
2つあります。1つ目は“Memoriaダンス”といって人差し指と親指を立ててフレームを作るダンスです。2つ目は“誓いのダンス”といって、これは約束をするように小指と小指をからめて、親指どうしをハンコを押し合うように合わせるダンスです。
──美しいMVも印象的でしたが、撮影のときの裏話があったらきかせてください!
ソウォン
天気がよくて、とっても暑かったんですよ。
シンビ
真夏の撮影だったのに、秋服を着てたのでとーーーーーっても暑かったんです!
ウナ
真夏なのに分厚いカーディガンを着て撮影したので、とにかく暑くて(笑)。私が暑がっていたら、野外撮影を減らしてくれました(笑)。あと、シンビに羽毛を吹き飛ばすシーンがあったんですけど。羽毛がなかなかうまく吹き飛ばせなくて苦労しました…。
イェリン
この撮影で、私の膝にメイクでレインボーカラーに光るケガを描いたんですけど。子供の頃に戻った気分で楽しかったです。
ユジュ
そのケガを私が見つめるというシーンの撮影があったんですが。レインボーカラーに光ってて綺麗だったんですけど、天気がよかったのであまりにも眩しすぎて目が開けられなかったです(微笑)。
オムジ
私は、ソウォンが寝てる私の肩をぽんぽんって撫でてくれる場面が印象に残ってます。それと、私が絵を描いてるふりをしているところ! 撮影しているとき、面白かったです(微笑)。