兵庫慎司のとにかく観たやつ全部書く:第19回[11月の巻~前編~]

コラム | 2018.11.22 17:00

11月7日(水) 銀杏BOYZ ゲスト:teto @ Zepp DiverCity

11月14日(水) クリープハイプ @ 新木場Studio Coast

これはSPICEにライブレポを書きました。こちらです。

11 月9日(金) Charisma.com @ 渋谷WWW

DJゴンチの脱退と、無期限活動休止を発表して、休止前最後のライブをやったのが1月27日(そのレポはこちらです。)、そして再始動がこの日のこのライブ。全15曲中6曲が新曲、最初はMCいつかひとりのステージで、途中からMPC(デジタル・パーカッション的なやつ)が加わってふたりになる。ダブル・アンコールの「やつら」(これも新曲)では、MC兼ダンサー(男ふたり女ひとり)と共にダンスありで披露された。新機軸いっぱいあるステージだったが、いちばん「すげえ!」と思ったのは、ステージにひとりっきりの時間が続いても全然成立することでした。今後がとても楽しみになった。

11月10日(土) 『GC GRAND FESTIVAL 2018』 @ 新木場Studio Coast

「音楽の楽しさを皆さまにお届けする、日本初の障がい者が主催するエンタテイメント事業です」(公式サイトより)というイベントで、今年は電撃ネットワーク、Ryu Matsuyama、Emerald、Lucie,Too、アナログフィッシュ、矢井田瞳、セカイイチが出演。アナログフィッシュが観たくて行ったんだけど、セカイイチのファンキーでグルーヴィーな音が楽しかったことと、Emeraldというバンドのボーカルが昔自分が好きだったPaperback LunchBoxのボーカルであることに観ている途中で気づいて(風貌もわりと変わっていたのです。にしても、もっと早く気づけよ俺)「ああっ!」となったことのふたつも、印象に残った日だった。
で、アナログフィッシュ、この日も最高。「こんなバンドが日本にいるなんて!」とまで思う、もう長いこと追っているバンドなのに。今目の前にある空間に音で何かを描いていくようなステージでした。

11月14日(水) クリープハイプ @ 新木場Studio Coast

ニュー・アルバム『泣きたくなるほど嬉しい日々に』が最高だったので楽しみにしていたツアー。普通に出て来て普通に音を鳴らすだけで、意識せずともクリープハイプのオリジナルなものになる、そうしようと意識せずともそうなってしまう、みたいな、身体にムダな力が入っていないというか、自然体だけど闘うとおそろしく強いというか、なんでバンドのライブに対してそんな形容をしなきゃいけないのか自分でもわからないが、とにかくそんなような、この4人であることがそのまま武器になっているような時間だった。

  • 兵庫慎司

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    兵庫慎司

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