インタビュー/フジジュン
撮影/東 美樹
──1月26日名古屋よりスタートした『better fortune’n jazz 2018』ツアー。去年は全国5公演でしたが、今年は全国14公演を開催。全国でソールドアウトが続出しています。
昨年も山梨公演以外は10秒で即完みたいな感じだったので、今年は規模を拡大したにも関わらず、おかげさまで全国で即完してます。去年も大好評をいただいていてね?
そうですね、ありがたい限りです。
──占いとジャズのコラボレーションライブって、なかなかイメージが湧かないと思うんですが。改めて説明すると、どんな内容になるのでしょうか?
僕がトークをして、Calmeraのジャズも聴けるという他にない、ちょっと変わったライブです。Calmeraに至っては、客入れのBGMから生演奏をしてて。最初に入ったお客さんは、自分のために演奏してると思うみたいで驚いてます。まだお客さんがいない会場で、4~5人がすごい贅沢に聴いてるみたいな感じですからね(笑)。だから、異色といえば異色なライブなので、評論のしようもないと思いますよ。比べる対象がないですから。
──唯一無二のライブですよね。去年やってみての感想や手応えはいかがでした?
去年は飯田さんのファンの方がほとんどで、Calmeraのファンはいざチケットを取ろうとしたらソールドアウトしているような状況で。言うたら、僕らのことを知らない方の前でやることが多かったんですけど。初めて観る方にも受け入れてもらえて、めっちゃ熱い5箇所になったし、手応えも感じましたね。
僕はCalmeraのファンを公言していて、初めての人に観てもらうのも目的だからね。
二人 ありがとうございます!
──特にCalmeraは曲を知らないと盛り上がれないみたいなバンドじゃないし、お客さんを選ばず、誰が聴いても絶対に楽しめる音楽だと思います。
そうそう。ジャズってみんな大人っぽいとか、オシャレってイメージがあると思うけど、こんなに楽しくジャズを演るバンドってなかなかいなくて。僕もCalmeraを聴き始めて、「ジャズって面白いな」と思ったし、ジャズを聴くキッカケにもなったので。このイベントでCalmeraを知って、彼らのツアーに行ってもらえればもっと楽しめると思います。
僕らは普段、ライブハウスをメインに活動しているんですけど、最近は場所を選ばず色んなところでやらせていただいていて。このイベントはホール会場がメインなので、ホールに合った演奏だったり、ライブをしているので。そこで知った人が、次はライブハウスに足を運んでいただけたらいいなと思っているんです。
ホールだと、やっぱり違うの?
全然違いますよ。バンドを始めたころはお客さんとの距離も感じるし、ホールは苦手でした。ここ3~4年、それはそれで得意になってきたんですけど。
座って聴いていただいても、楽しませる方法をだんだん学んできたというか。
そうだね。昔は「座ってる人は盛り上がってない」と思ってたところがあったんですけど、決してそうではないということにも気付けて。
お、ビートルズみたい。ビートルズはみんな座って観てたけど、みんな盛り上がってたもんね。Calmeraは、和製ビートルズだ!
……恐れ多くて、「そうですね」とは言えないですよ(笑)。
──わはは。ゲッターズさんはこのイベントでどんなお話をしてるんですか?
僕は毎回、喋ることをちょっとずつ変えてます。ご当地に合った話やその時思ったことを入れて。事前に考えておいても直前になると変えちゃうので、会場によって全然違う話をしています。ただ、今回は前回よりもギュッと凝縮して喋ろうと思ってて。前回、ペース配分を間違えて1時間喋り倒してますから(笑)。一番最初、香川でやった時なんてペースが分からないから、全部で2時間半くらいのライブになっちゃいましたからね。
打ち上げが始まる時間がすごい遅かったですからね(笑)。
基本、僕が前半喋って、Calmeraのライブがあって、アンケートトークがあってという構成なんですが。アンケートトークでは、お客さんが書いた質問をCalmeraが全部目を通して、メンバーが代理人として、僕に質問するんです。質問を読まれた人は公演後に僕がガチで占いもするので、Calmeraもかなり真剣に選んでくれてます。
想いが溢れてる人や面白い悩みをピックアップしているんですが。お客さんが真剣に質問してくれているんで、あまり喋らないメンバーも頑張って話してるのも面白くて。
僕らの和気あいあいとした会話を楽しんでもらっても良いですし、「自分が読まれるんじゃないか?」って期待もあるし。結構、お客さんと密接に繋がれてますね。
去年のツアーで覚えてるのが、ラジオをやってた女性。「ラジオをやりたいと思う」って言うから「やったら良いのに」って答えたら、別会場にも来てくれて。まだ、一ヶ月しか経ってないのに「ラジオやってます!」って言って、「もう、やってんの!?」って(笑)。
あと去年、香川で飯田さんに「相性いいよ」と言われて、付き合うようになったカップルもいましたよね。最近、福岡で「結婚しました!」って報告をしてくれました。
そう。Calmeraのインストアライブに二人で来て、「あの時、占ってもらって結婚に至りました。ありがとうございます!」って、ご当地ポテトチップスをくれました(笑)。
それは縁起の良いポテトチップスだね(笑)。
──ゲッターズさんはそういう経験も珍しくないかもしれませんけど、Calmeraはライブハウスだとなかなか出来ない経験ですよね?
そうですね。だから、めちゃくちゃ良い経験をさせてもらってますし、そのお礼を僕たちにも言って来てくれるのが嬉しくて。一緒にやってる意味もあるなと思って。
「イベントをキッカケに、ライブに来ました」って人も増えて、ありがたいですね。
でも、このライブの面白さは、見ないとよく分からないかも知れないですね。俺らもよく分からずやってるしね(笑)。CalmeraはCalmeraらしくやってるし、僕は僕らしくやってるところが良いかなと思ってます。
僕も「占いと音楽の融合って、どんなライブなの?」ってよく聞かれますけど、“ゲッターズ飯田とCalmeraの融合”と言うのが、表現としてはピッタリくる感じで。僕たちのエンターテインメント性と、飯田さんのお力の融合って感じなので。口で説明するより、一度見てもらえれば分かってもらえると思います。
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