ORIGINAL LOVE presents 「Love Jam vol.2」
2017年1月13日(金) Zepp DiverCity(TOKYO)
TEXT:横山シンスケ
LIVE PHOTO:柴田恵理
去年始まった大人気イベント「Love Jam」。
オリジナル・ラブがオーガナイズするオリラブとの対バンライブイベントで、田島貴男が前説をやり、共演するバンドの呼びこみMCもやり、さらに各バンドのライブに出て、そのバンドの曲を1曲ジャムセッションまでする、オリラブファンにも、その対バンのファンにもたまらなない、最高に楽しいイベントである。
去年4月「Love Jam vol.1」はペトロールズとceroを迎えメチャクチャ盛り上がったが、今回はSCOOBIE DOとthe band apartを迎えての開催である。これ絶対盛り上がるヤツだ。ワクワクしながらZepp DiverCityに向かった。
客電が消え、ビートルズの「All You Need Is Love (愛こそはすべて) 」が流れ、田島が登場。アントニオ猪木の真似で「元気ですかっ!?」「ソウルがあれば何でもできる!い~ち、に~、さ~ん、ソ~ウルパワー!」と、いつもの甲高い声と早口で、おどけた前説を繰り広げ、田島から「板橋・練馬のボウフラ野郎!」と紹介され(そう紹介して下さいとバンアパに言わたそう)the band apartが登場。
超人気の名曲「Eric.W」からスタート。カッコイイ。対バンライブなのであきらかにバンアパを知らないファンも沢山いると見受けられる会場をいきなりバンアパ必殺のグルーヴで揺らせ始める。
「Night Walker」「photograph」など人気曲もどんどん披露しながら、最後の曲となる代表曲「夜の向こうへ」で田島が登場。
ギターを弾きながらボーカルの荒井と一緒に歌う。田島が「曲が難しいからエアギターで」と言ってたが、しっかり弾いてる音は聞こえたし、その一瞬聞こえるだけでも相変わらずこの人はギターが上手いと、ホント感心する。
セッションも大盛り上がりでバンアパが終了。セット転換後に、再び田島が呼び込みで出てきて今度は「DOですか!?DO~ですか!?」からの、村上ショージの物まねでの「ドゥーン!」まで披露。対バンを盛り上げる為とはいえ、ほんとこの人は気い遣いというか、シャイなくせにサービス精神旺盛。
そして「ロックとファンクの最高沸点!」という田島の紹介でSCOOBIE DOが登場。
おなじみのオープニングのイントロダクションで客席をあおりまくった後「新しい夜明け」でライブがスタート。
♪夢だけじゃ生きてはいけない世界でも、夢なしじゃ生きてるって事に気付けない♪
ヤバい、大好きな曲。いきなり目が潤んでしまった。
サビではお客さん全員がいっせいに腕を挙げ左右に振り熱い演奏に応える。なんだスクービー凄い!全員スクービーファンなのか!?と、驚いたが、あとでボーカルのコヤマがMCでスクービーのライブ初めてのお客さんは?と聞いたら、沢山の手が上がったので二度驚いた。要するにスクービーのライブの魅力はそこで、初めてライブを観るお客さんも、あのシンプルでストレートな歌と、楽しくて踊りたくなる曲で、昔からみんな知ってるバンドのライブのような明るい雰囲気にフロア全体を変えてしまい、みんなが自然に楽しみ踊り始めてしまう。
そのノリで「真夜中のダンスホール」ではスクービーファンにはお馴染み、お客さん全員が左右にソウルステップを踏ませホール全体を左右に揺らせるパフォーマンスも成功。
MCでは「デビュー当時、“チンピラなオリラブ”と呼ばれてた」などと笑えるエピソードなども披露しながら人気曲を立て続けに披露。
そして再び田島がギターを持って登場。スクービーと一緒に「Get Up」をセッション。
スクービーが“チンピラなオリラブ”と言われてたというエピソードの後に、あの黒ずくめでデカい田島が出てきてこの名曲を一緒に歌ってると、そのチンピラの親分が登場し、子分とセッションしてるみたいに見えてきてしまい盛り上がりながらもひとりで笑ってしまった。そして最後にデビュー曲「夕焼けのメロディー」で文字通りロックとファンクの最高沸点にお客さんみんなを到達させスクービーのライブは終了。
いよいよオリラブ登場!