Vo.ASHIN(阿信)
Gt.MONSTER(怪獸)
Gt.STONE(石頭)
Ba.MASA(瑪莎)
Dr.MING(冠佑)
TEXT/東條祥恵
2015年、台湾出身のバンドとして初めて単独で日本武道館公演を行ない、2days公演のチケットを瞬時に即完させたアジアのスーパーバンドMayday(五月天)が、2017年2月3、4日に再び武道館のステージで単独公演“Re:DNA~2017 復刻版~”を開催する。
2016年はおよそ110万人規模の観客を動員するアジアツアー“Mayday JUST ROCK IT! 2016”を開催していた彼ら。ツアー中には待望のニューアルバム『自傳』も現地台湾にて発売。アルバム収録曲が映画『君の名は。』の中華圏の宣伝ソングにも抜擢され、アジア各国でさらにバンドとして盛り上がりをみせる中、年末年始にかけては本国で“Mayday RE:LIVE JUST ROCK IT! 2016最終章【自傳復刻版】”を開催した。これは、アルバムのタイトルにちなんで、2週間に渡って歴代自分たちが行ってきた9本のツアーを最新版から順にたどって再演していくという衝撃的な復刻ライブとなった。
その勢いのまま、Maydayは台湾で発売されたアルバムの日本限定盤『自伝 History of Tomorrow』を2月1日に発売。『君の名は。』の宣伝曲「素敵だから」やノスタルジックな「頑固」など以外に、本作はGLAY、flumpoolらに続いてポルノグラフィティとのコラボが実現。岡野昭仁(Vo)が日本語詞を手がけ、ゲストボーカルでも参加した切ないバラード「Song for you」、新藤晴一(Gt)が日本語詞を手がけたロックチューン「Buzzin’」など、日本語曲を含め、日本盤は全19曲を収録。その中で、アルバムタイトル通り、学生時代にメンバーが一人ずつ集まり、台湾の公園からN.Y.のマディソンスクエアガーデンまで駆け上がったバンドの自伝を綴りながらも“世界中で一番綺麗な場所は君のそば”と歌った「どこでもドア」はこの作品の肝となっている。
そして、この新作を引っさげての日本公演では、自伝を振り返るなかでも、Maydayが台湾のメディアから<King of Concert>という称号を与えられた2009年から各国(日本も含む)で行なった公演“Mayday DNA「創造」ワールドツアー”の復刻ライブに挑む。最新作の楽曲をフィーチャーしながら、当時のMaydayをどう再演するのか。こんな贅沢な復刻ライブは2度と見られないかもしれないので、ぜひとも武道館に足を運んで彼らのライブを体感して欲しい。
●Mayday Album & Live 2017 Special Movie