
編集部:DI:GA ONLINE10周年とコラボ企画で“10”にまつわるエピソードをお伺いしています。椎名さんの10年前のことを教えてください。
10年前、2016年はSURFACEが解散している状態で。2016年はJET SET BOYSというバンドを組んだところでした。ソロのアルバムをリリースしながら、バンドでもリリースして。年間2枚とかアルバムを出していて、すごく多忙だったんじゃないかと思いますけど。バンドっていうのを組んだことがなかったので、楽器だけで完結するアレンジといいますか。機械仕掛けではない、生演奏だけで歌うというのもやったことがなくて。歌うということの難しさに改めて気付きまして。あの頃のアルバム『JET SET BOYS』を聴くと初々しいというか、すでにそれなりのキャリアを積んでいたのに、ガキンチョみたいな感じになっていて。メンバーの大御所3人に明らかに負けてるのが、いま聴いても分かるアルバムを作っていたのが2016年でした。
──その2年後の2018年にSURFACEを活動再開するわけですが。JET SET BOYSをやってる時、再結成というのは頭にあったんですか?
2015年、「キングオブコント」でコロコロチキチキペッパーズが、僕らの楽曲を使ったネタで優勝して。どうしても再始動を意識させられましたよね。で、永谷(喬夫)からも連絡が来て、2016年くらいは考えざるを得ないという時期でしたよね。そこから話し合いをして、20周年を迎えるタイミングで再始動を決めたのはその翌年で。そう考えても、2016年はいろんなことがあった年だったなと思います。
──これから10年というところでは、どんなことを思いますか?
10年後にはちょうど還暦を迎えるので。いま還暦を迎えてるアーティストというと、B'zの稲葉(浩志)さんが61歳なんですけど。ここに来て、WBC(Netflix大会応援ソング)のためにアニメソングの「タッチ」をカバーしたりして。あの曲ってアーティスト目線でいうと、男性ボーカルが歌えるキーでもかなり高いんですよ。それを61歳で歌いこなしてるってことが、とんでもないことで。果たして自分がその歳になった時、「タッチ歌って下さい」って頼まれて原曲キーで歌えるか? ってなった時、まったく見えないですよね。40代はあまり不安がなかったですけど、ここからの10年は不安しかないです(笑)。
──還暦を迎えて同い年のアーティストと並んだ時、第一線にいたいですよね。
僕と同い年でいうと、TRICERATOPSの和田(唱)くんがそうで。あの人はまだ第一線にいそうな気がするんですよね。全力で歌い上げるというよりは、優しくエモーショナルに歌う姿が見えるというか。僕は変わらず♪ウワァ~~ッ!と歌ってると思うんで、大丈夫かな?っていう不安もありますけど。頑張って生き残りたいと思います(笑)。
編集部:椎名さんの節目節目でインタビューさせていただき、ありがとうございます!ずっと変わらない歌声とパッションで、かっこよく歳を重ねておられる椎名さんを、これからも追わせていただきます!






