GENIC、全員インタビュー!初の日本武道館公演は、5年間の活動の集大成とファンへの感謝を伝えるステージに

インタビュー | 2025.09.25 18:00

全員仲間、全員ライバルというサバイバルオーディションを勝ち抜き、avexのDNAを継承する男女7人組ダンス&ボーカルグループとして誕生したGENIC(ジェニック)が、来る11月5日に念願の日本武道館公演を開催。12月24日には、GENIC初のベスト・アルバム『CIRCLE -BEST of GENIC-』をリリースすることも発表した彼らに、GENICというグループについて、さらに初めて行なう日本武道館公演についても話を聞いた。
──まずは自己紹介とグループのなかでの役割を教えてください。
西本茉生グループ1かわいい西本茉生です。噓です(笑)。リーダーです。
小池竜暉小池竜暉です。みんなを照らす太陽担当です(笑)。
雨宮翔メンバーのなかで一番熱い男。青い炎です(笑)。
西澤呈西澤呈です。よろしくお願いします。セクシー担当です(笑)。 
宇井優良梨GENICの愛されっ子担当の宇井優良梨です(笑)。
金谷鞠杏金谷鞠杏です。GENICの爆美女担当です(笑)。
増子敦貴GENICの増子敦貴です。頑張り屋さん担当です(笑)。よろしくお願いします。
──そもそもGENICとはどんなグループなのかを教えてください。
西本男女7人組、avexのDNAを引き継ぐフレッシュで爽やかなグループです。
西澤ちょっぴりセクシーというのも付け加えといてください(笑)。
──はい(笑)。でもavexのDNAを引き継ぐというコピーはかなりのパワーワードですよね? プレッシャーを感じたりとかしなかったのですか?
西本肩書きでしかないなと思ってます。
増子たしかにパワーワードですけど、自分たちは個性っていうものがやっぱ必要だなと思ってるので。僕がお父さんとお母さんの血を継承しているからといって、2人とまったく同じ人間という訳ではないので。越えていかないと意味が無いんです。“素晴らしい先輩方を越えていけるだろう? お前たちなら”という願いが込められたキャッチコピーなのかなと僕らは解釈してます。

GENIC / GENICメドレー「I'll Be There ~ READY GO ~ 夏恋 ~ 春うらら」( from「GENIC LIVE TOUR 2024 -if-」)

──越えていくという意味では、今年出演したa-nationはいきなり生バンドを背負い、メインステージでのパフォーマンスでした。そこからもavexのGENICに対する期待感というのをひしひしと感じました。
西本デビューして5年経って初めてのメインステージでしたから。僕らも気合いが入ってましたし、スタッフさんもそれに応えて生バンドを用意して下さったという。イケイケおせおせなムードではありました。そうしたら、会場のみなさんも一緒に盛り上がってくれたのですごく良かったと思います。
──会場のお客さん以外に、時間帯的にステージも相当暑かったのではないですか?
雨宮暑かったですよ。熱い男ですから!(笑)。
──デビューして5年。その間にGENICとして先輩グループを越えるためにやってきたこととは?
増子いっぱい食べることですね。忙しいと食事を抜いちゃいがちですが、そういうときは逆にいっぱい食べる。食べないと力が出ないんですよ。睡眠をしっかりとってトレーニングをして、練習をたくさんする。全部当たり前のことなんですけどね。
西本だからいっぱい食べてきました。この5年間(笑)。いまは令和の時代で、SNSを使ったりするのが普通。既存の戦略、戦い方では僕らも全然通じないというなかで、個人でどう自分をプロデュースしていくのかということをすごく考えました。そして、その7人が集まったときになにができるのか。それを5年かけて、みんなで考えながら話し合ってやってきました。
──GENICは個人活動をこんなに多岐にわたってやってらっしゃるのは、そういう理由だったのですね。
西本グループがあって僕らがいるんじゃなく、僕らがいてグループがあるという“ONE FOR ALL”の精神でやってきました。一人ひとりが強くないと戦っていけないだろうということです。なので、僕ら一人ひとりでもたくさんいろんな種類の矢を放ってきた5年間でした。
──そのなかで、作詞作曲をやるようになった理由は?
西本太陽(小池)とセクシー(西澤)が主に作ってくれているのですが、いつからだっけ? GENICを結成する前からだよね?
西澤結成1年ぐらい前から楽曲作りはしてました。僕は昔別のグループに所属していたんですけど、解散してしまって。そのとき、自分は武器がなにもなかったので、ファンのことも守りきれなかったという悔しさがあったから、何か武器が欲しいと思って曲作りを始めたら思いのほか楽しくて。気づいたら、それが仕事になっていたという感じです。
──他のアーティストさんに楽曲提供もされてますもんね。小池さんはどんな理由で?
小池僕もこの前に別のグループをやっていて。そのグループが終わったとき、応援してくれてたファンのみなさんになにも返せなかったという後悔と、なにか恩返しをしたいという気持ちで、気づいたらパソコンを買ってました。それで、趣味で曲を作っていたら、仕事になってたという感じです。曲作りを始めて半年後ぐらいに呈とご飯に行ったとき、お互い曲作ってるという話になったのが衝撃で、いまでも憶えてます。
──GENICの楽曲作りは、メンバーのほうから「自分たちでやらせてください」といったのですか?
西澤デモ音源を作って渡しました。当時、すごく素敵なプロデューサーさんがいまして。まだまだ未熟な楽曲制作だったんですが、その方に育てて頂いた感じです。
西本そのプロデューサーさんにOKして頂いたお陰で、僕らは楽曲もセルフプロデュースでできるグループになったので。そこはグループの1つの個性としてセールスポイントにしてきました。
西澤僕らはマジでゼロから全部自分たちでやってますから。
小池ナイスセクシー!
西澤そこは伝えたいです。
西本そうだね。誰になんといわれようが、僕らは自分たちの言葉を歌って届けている。そこは、プライドを持ってこれからもやり続けていきたいなと思ってます。
──作家さんに提供された楽曲とは思い入れも違ってきますよね?
西本はい。メンバーだからこそ、どういう意図でここはこういう言葉にしたんだろうとか、どうしてこういう曲を作ったんだろうとか、自然と時間をかけて考えるので、より好きになりますね。楽曲も体にすぐ入り込むんです。メンバーの思いを汲み取ってこれは書いたんだろうなとかが垣間見える瞬間があるので、僕らも熱が入ります。
西澤共鳴するからこそ、説得力を持って言葉を発するみたいなところはあるから。
西本感情は入れやすい。
増子料理に例えると、僕はあまり自炊はしないですけど、例えばローストビーフとかチャーシューとか、ラーメンの上に当たり前にのってますけど。それを1度自分で試しに作ってみたりというのをすることによって、こんなに大変なものなんだ、こんなに想いがつまってるものなんだというのが分かる。それを知った上で食べると、また全然違うと思うんです。
──生産者、クリエーターのプロセスを分かっているのかどうかで。
増子どんなことでも、そこを知る気持ちは大事なのかなって思います。
金谷呈君はJO3としてソロ活動でDJもやっていて、いつも音を作ってて、竜暉は今日もパソコンを持ってきて楽屋で編曲をしたりするのを見てると、本当に音楽が好きなんだなって思うんです。こういう人たちが身近にいると、より音楽に詳しくなれるし、作った人の想いを分かった上で私達が表現できるというのは、本当にいい環境だなと思います。
──ゼロから楽曲を作れる音楽クリエーターがメンバーにいるダンス&ヴォーカルグループということですね。
金谷そうなんです! ただ、ビジュがいいだけの7人じゃないんです(笑)。私は、そういうところで悔しさを感じることが結構多くて。もっと自分たちのこういうところを知ってもらいたいんですよ。こういうことをやってることを、もっとアピールしたいという思いはあります。
──それで、3rdアルバム『N_G』はメンバーそれぞれが作詞・作曲・振り付けをしたのですね。
金谷はい。そのとき、私は初めて歌詞を書いたんですけど。歌詞を書くだけでもすごく大変で。仕上がったときは、なんだか我が子のように可愛く思える感覚があったんです。歌詞を書くだけでもこんなに大変なのに、ゼロからすべてを作ってる2人は凄いなって改めて思いました。
西本だから、この2人は本当にみんなに見つかって欲しい。本当に評価されて欲しいなって思います。早く売れて欲しいですよね。
──その前にGENICでもっともっと売れましょう! 現時点での最新曲は「あきらめられないのさ」。個人的には2番の“流した涙がイコールじゃないって〜”というフレーズがグッときました。
西本竜暉が書いたフレーズですね。

GENIC /「あきらめられないのさ」Official Music Video【4K】

──GENICもこの歌詞にあるような挫折を体験したということ?
金谷ありました。理想と現実のギャップというか。
雨宮日々挫折です。
西澤ErrorがあるからまたTryしようと思う。それで頑張ってます、僕たち。
金谷私たち一人ひとり、GENICになる前に別のグループを経験していて。そのグループが解散してしまったり、デビューはしたけど卒業という形になったり。蓋を開けてみたら、そういう子たちが再集結したグループになってたんですね。過去にそういう経験があるからこそ、自分にしかできないことはなんだろうっていうのを各々が追いかけてるグループだと思うんです。だからたぶん、とても個性的なグループなんだろうなっていうのは最近気づきました。
──挫折しても、あきらめなかった人たちが集ったグループなんですね。なんでみなさん、あきらめなかったのですか?
金谷求め続けてるからです。求めてるから悩んだり、違うことしてみたり、なにか発見があったりするので。どこかでずっと求め続けてるから。
宇井あきらめないじゃなくて「あきらめられないのさ」なんです。
──なるほど! それでは10月2日にリリースする小池さん作詞・作曲、雨宮さん作詞による新曲「ENDER」。こちらはTVアニメ『暗殺教室』再放送第3弾OPテーマだそうですが。どんな楽曲になりそうですか?
小池GENICにまた、新しい風が吹いたなと個人的には思ってます。カッコいい、クールな曲なんですけど。『暗殺教室』にリンクさせて書かせてもらったので、友情というテーマも織り交ぜながら、なにかをみんなで一致団結して追い求めていくところはGENIC7人にもいえることで。そういうことを歌ったカッコいいロックナンバーです。いまどきな風も入れつつ、GENICらしさも入れつつ、新しい感じの楽曲に仕上がってます。
──そしてこの新曲リリース後、11月5日には初の日本武道館公演<GENIC 5th Anniversary Live at 日本武道館>を開催! もしかして、こちらもバンドセットでやる予定ですか?
西本やります!
──どんなところが見どころになりそうですか?
宇井武道館は5周年のお祝い記念ライブでもあるので、そういった意味でもハッピーな空間にしたいなと思ってます。あとは、7人それぞれひとり一人が輝く場面があるようなライブにできたらいいなと思ってます。
西本5周年のお祭りライブでもあるので、集大成っていっちゃうと、なんかかしこまった感じに聞こえちゃうかもしれないんですけど。僕らが5年かけて培ってきたチームワーク。そういうところもしっかり出して、お祭り騒ぎをしながら、カッコいいところも見せながらっていう。本当に僕らが通ってきた道筋をすべて、この武道館の時間で味わってもらう。そんな時間にできるようにいま、リハーサルを進めてますので、このライブに来て頂けたらGENICのすべてが分かると思います。
小池2人がいってくれたように、僕も集大成というのがばっちりだなと思います。GENICが5年間、みなさんと積み上げてきたパフォーマンスを通して、グループの一番明るく、おいしいところがたくさん出るライブになればいいなと思っています。ただ、武道館が1日しかないっていうのが、プレッシャーでもありますし、みなさんにとってはやはり特別感のあるライブだと思うので、僕らは多分緊張すると思うんです。でも、楽しんでいけたらいいな。
雨宮アーティストは誰しもが1度は目指す素敵な会場でもあるので、まずはそこでパフォーマンスさせて頂けることに感謝をして。この5周年という記念すべき日を、みんな気持ちよく過ごして「いいね」「よかったね」といえる1日にできたらいいなと思ってます。
西澤武道館って、誰のためにやるんだろうって思ったとき、自分たちのためでもありますけど、でも届けるのはお客さんなので、お客さんに全力で気持ちを届けたいです。武道館に来るまで、僕たちは5年かかったじゃないですか? 5年って、そんなに遅くはないと思うんですけど、でも周りのスピードが速すぎて「GENIC、なにしてんだよ!」と言われたこともありましたし。応援してくれてるファンの方も「GENIC、誰?」って言われたことがいっぱいあると思うんです。だからこそ、僕らは「ああ~。GENICね」ってみんなに言われるような存在のアーティストになりたいと思ってるんです。武道館は、そのための本当のスタート地点に立つ日だと思ってます。だから、プロとしての自覚を持ってステージに立って、最高の1日になったらなと思います。
金谷夏フェスとかでGENICを知って「めっちゃライブいい」と感じて、チケットを買ってくれた方の感想が、私たちを知らなかった方々に口コミで広がっていくのがすごく嬉しいです。そうやって、武道館にもたくさんの人に来てもらって、感謝の気持ちを伝えられるライブにできたらいいなと思います。いま『GENIC hour』という冠番組をテレビでやらせてもらってるんですが、そのなかの街頭インタビューでもGENICを知らないっていう人が正直多かったんです。もっとGENICを知ってくれる人が増えるのは嬉しいんですけど、やっぱり「GENIC、知ってる」で終わるのではなく「GENIC、めっちゃライブがいいよね」といってもらいたい。なので、新しくGENICを知って、まだライブを観たことがないという人には絶対この武道館に観に来てほしいです。
増子いままでで一番大きなステージですけど、昔から応援してくださってるファンの皆さんへの感謝を忘れず、楽しく頑張りたいと思います。頑張り屋さん担当なので。
──GENICのライブに初めて行くという方に、楽しむためのアドバイスがあったらお願いします。
西本なにも考えないで来てください。頭で考えるものじゃなく、全身で音を浴びて感じて頂ければ。
西澤あと、1人でも大丈夫です。GENICのファンの皆さんは優しい方ばかりなので、ライブで知り合って友達になったという方もたくさんいらっしゃいます。安心して1人でもいらしてください。
金谷うちのファンの皆さんはめっちゃ素敵なんです。あと、ペンライトはなくても楽しめますけど、あったほうがより楽しめます。今回初めて同期操作できるライトになっているので、ぜひグッズもチェックしてみてください。
西本ペンライトがあったら、みなさんも演出に参加できますよってことですね。あと、全部のアルバムで星マークがついてる曲は聴いてきてもらうと、より楽しめると思います。
──では最後に、武道館を心待ちにしているGENICのファン(=GENImin)にメッセージをお願いします。
西本いろんな挫折、苦楽をともに経験してきたGENImin。みんながいてこその僕たちなんで、マジでありがとう。マジで感謝。マジでラブ。愛してるぜ! 武道館一緒に楽しもう!

PRESENT

GENIC 5th Anniversary Live at 日本武道館グッズ「フリンジ付きジャガードタオル」を3名様に

受付は終了しました

SHARE

関連リンク

最新記事

もっと見る