音楽業界の主要5団体(日本レコード協会、日本音楽事業者協会、日本音楽制作者連盟、日本音楽出版社協会、コンサートプロモーターズ協会)が垣根を越えて設立した、一般社団法⼈カルチャーアンドエンタテインメント産業振興会(CEIPA)によるアワード「MUSIC AWARDS JAPAN」(MAJ)は、5月21日(水)、22日(木)の授賞式で表彰する全62部門の詳細およびそのエントリー作品を発表。今年のMAJを象徴するアーティスト「SYMBOL OF MUSIC AWARDS JAPAN 2025」にYELLOW MAGIC ORCHESTRA(YMO)が決定した。
「MUSIC AWARDS JAPAN」について
「世界とつながり、音楽の未来を灯す(ともす)。」をコンセプトとした国内最大規模の国際音楽賞「MUSIC AWARDS JAPAN」は、今年5月21日(水)・22日(木)にロームシアター京都にて授賞式を開催する。授賞式で表彰する全62部門の詳細、そしてそのエントリー作品となる約3000作品が決定した。5月22日(木)の授賞式はNHKにて生中継、2日間の授賞式の様子はグローバルストリーミングパートナーのYouTubeにて全世界への配信される(※一部地域を除く)。
今回決定した延べ約3000作品のエントリー作品は、Spotifyにて「museum」という形でプレイリストに集約。さらに各部門のエントリー作品は部門ごとにプレイリスト化し、dヒッツをはじめとした各音楽配信サービスにて配信される。
アーティストら5000人の音楽人によるエントリー作品への投票も本日から開始し、エントリー作品に選ばれたアーティスト・クリエイターをはじめとする、音楽関係者によって投票が行われる。4月17日(木)にノミネート作品、5月21日(水)・22日(木)の授賞式にて受賞作品を発表。いよいよ受賞作品決定に向けて盛り上がる「MUSIC AWARDS JAPAN」に期待いただきたい。
表彰部門
本アワードでは最優秀楽曲賞、最優秀アーティスト賞など主要6部門をはじめ、全62部門を創設。全62部門は、24部門の楽曲カテゴリー、14部門の海外楽曲カテゴリー、3部門のアルバムカテゴリー、11部門のアーティストカテゴリー、4部門の共創カテゴリー、ライブカテゴリー1部門、ミュージックテックカテゴリー1部門、そして4部門のアライアンスカテゴリーと、バラエティーに富んだラインアップ。
新たに発表されたのは、韓国、中国など6カ国のアワードと連携した海外特別賞、ライブ動員数の多かったアーティストを讃えるラージェスト・ライブ・オーディエンス賞、音楽産業にグローバルに貢献した日本のミュージックテックを讃えるミュージックテック功労賞となる。
海外特別賞
海外特別賞は、MAJを主催するCEIPAが、韓国・中国・タイ・インドネシア・フィリピン・ベトナムの6カ国の音楽賞やその主催者と連携し、創設した部門。海外特別賞では、6カ国の音楽賞で最優秀楽曲賞またはそれに相当する賞を受賞した楽曲を表彰。
また、各国音楽賞主催者のトップまたはトップに指名を受けたエグゼクティブがMAJに海外投票メンバーとして参加する。音楽賞での連携を通じて、双方の国のアーティストによるコラボレーションの実現など、環太平洋が音楽でつながっていくことを目指す。
ラージェスト・ライブ・オーディエンス賞
ライブカテゴリーでは、ライブ動員数の多かったアーティストを讃えるラージェスト・ライブ・オーディエンス賞を創設。ライブ・エンタテインメントの国内市場規模、海外展開事例等を調査し、調査報告をとりまとめるライブ・エンタテインメント調査委員会の調査データを基に、国内アーティストを対象に、2024年にライブ動員数が最も多かったアーティストを表彰。コロナ禍が明けてから回復傾向にある音楽ライブシーンを彩ったアーティストの活動を讃える。
ラジオ特別賞 Best Radio-Break Song
「ラジオ特別賞 Best Radio-Break Song」は、radikoの音楽オンエア集計データの中からラジオ番組に携わる投票メンバーで、シーンをアップデートする革新性をもった楽曲をプロフェッショナルな感性で選出する部門となる。全国99局のラジオ局と連動し、ミュージックシーンやリスナーと最前線で向き合っているラジオのDJ/パーソナリティ、ディレクター、プロデューサーたちがラジオ特別投票メンバーとして投票を行う。
エントリー作品について
今回発表されたのは延べ約3000曲のエントリー作品。主要6部門では、最優秀楽曲賞に256曲、最優秀アーティスト賞に167アーティスト、最優秀アルバム賞に171作品、最優秀ニュー・アーティスト賞に61アーティスト、Top Global Hit from Japanに100曲、最優秀アジア楽曲賞に24曲が選ばれた。ほかにも、全部門※でエントリー作品が発表され、延べ約3000曲のエントリー作品が決定した。全エントリー作品は「MUSIC AWARDS JAPAN」公式サイトにて発表している。
※エントリー作品に関しては、オフィシャルサイトでご確認いただきたい。
≫ オフィシャルサイト
今年のエントリー作品は延べ約3000曲。素晴らしい音楽に出会ってほしいという願いを込めて、まるで“音楽の博物館”「museum」という名のプレイリストがSpotifyにて作成された。さらに、主要6部門をはじめとした各部門ごとのプレイリストを、dヒッツをはじめ、Amazon Music Unlimited、LINE MUSIC、Apple Music、AWA、KKBOX、YouTube Music、Rakuten Musicの各音楽配信サービスにて配信され、いつでも「MUSIC AWARDS JAPAN」のエントリー楽曲を楽しめる。※配信されていない一部楽曲を除く。
SYMBOL OF MUSIC AWARDS JAPAN 2025
「MUSIC AWARDS JAPAN」が目指すべき未来を教えてくれる象徴的な存在として、YELLOW MAGIC ORCHESTRA(YMO)を「SYMBOL OF MUSIC AWARDS JAPAN 2025」として掲げることとなった。また、YMOのトリビュートコンサートが5月20日(火)に国立京都国際会館にて開催されることも決定。出演アーティスト等、詳細は後日発表となる。
YELLOW MAGIC ORCHESTRA