2022年秋、東京・富山で『「真白の恋」~世界で最も美しい湾―朗読劇』の上演が決定した。
「真白の恋」は2017年に富山県射水市(新湊)を舞台に映画化。港町を舞台に、軽度の知的障がいのある主人公・真白(ましろ)の初恋を描いたこの作品は、様々な問題に直面しながらも前向きに人生を歩んでゆく人々の姿を描きつつ、富山の魅力も伝える珠玉の感動作となっている。
2022年、多くの評価と感動を得た「真白の恋」を原案に朗読劇化される。
映画でも原作・脚本を務めた北川亜矢子がふたたび脚本を担当し、土田英生が演出を担当、主人公・真白役には初めての朗読劇となる早見あかりが主演。真白にとって初恋の相手となる・油井景一役には浦井健治と廣瀬智紀によるダブルキャスト、さらには愛加あゆ、西村まさ彦、と豪華出演陣を迎えてお届けする。
「普通ってなんだろう」
ただ“普通の恋”のはずなのに、誰もがその恋に涙した「真白の恋」の朗読劇化に期待したい。
■出演者・脚本・演出からのコメント
初めての朗読劇です。新たなチャレンジへの期待と同時に〝声〟や〝言葉〟だけで何かを伝えることの難しさに不安も抱いています。とにかく真摯に芝居に向き合って、真白と共に自分も成長できたらと思います。ぜひ劇場にお越しください。
まずは、今回、早見あかりさんと久々にご一緒出来るのが光栄です!現場やスタッフさん、そしてお客様のことを常に考えていて、その持ち前の明るさに助けられたのを覚えています。舞台となる富山は何度か公演で訪れた事がありますが、自然豊かで食事や温泉、楽しく過ごした記憶があります。そんな富山を舞台としたこのような朗読劇に参加させて頂けることの有り難さと共に、富山の魅力をお届けできる時間になるよう大切に、読ませて頂ければと思います。
油井を演じさせていただきます廣瀬智紀です。
素敵なキャストの皆さんとご一緒できること、今からワクワクしております。
全幅の信頼を寄せる皆さんと繊細であたたかいこの物語を大事にお届けします。
物語の舞台(富山)にも行かせていただきます。とても楽しみです。
このお話を頂いた時、私の愛するふるさと富山が題材という事でとても興味深く、その富山での公演もあるので私自身も今からとても楽しみにしています!
心温まるストーリーですので、是非沢山の方に観に来て頂きたいです。劇場にて心よりお待ちしております!
氷見市芸術文化館のオープニングシリーズに、お声がけくださいまして誠にありがとうございます。この新たな一歩は、氷見市、富山県に留まらず、広く文化芸術に寄与されることと思っております。微力ながら私も、お客様に喜んでいただける作品作りのお役に立てればという思いです。
これまでの人生で、私が最も影響を受けた人物は、軽度知的障がい者である、実の弟です。自分の運命を受け入れ、足るを知り、粛々と生きる彼をモデルに、8年前、映画「真白の恋」を書きました。この大切な物語を、朗読劇として、再びお届けできる機会を頂き、大変光栄に思っております。楽しんで頂けると幸いです。
朗読劇のイメージがつかめない方も多いと思います。しかし、れっきとした舞台のジャンルで、最近ではその魅力がようやく認められてきました。氷見を舞台とした「真白の恋」が朗読劇としてどのようになるのか?ご期待ください。
■応援コメント
真白は元気にしているのかな。
あの自転車屋でちゃんと店番しているのかな。
元気にタモの散歩をしているのかな。
冬になるとそんなことばかり考えてました。
久しぶりに真白に会えると思うと嬉しくて涙が出そうです。
真白がまた別の世界線で生きているなんて…そしてそれがこれから各地で繰り広げられていくだなんて!
どんな景色が待っているのか、どんな物語として立ち上がるのか、堪らなく楽しみ。
まずは氷見で生きる彼女を、すでに『真白の恋』を知るあなたにも、これから知るあなたにも出逢ってほしい。
私が大変感動した映画「真白の恋」、これをアレンジして初めて上演する朗読劇ということで
皆さん、ご期待ください。
私が大変感動した映画「真白の恋」、これをアレンジして初めて上演する朗読劇ということで
皆さん、ご期待ください。
映画「真白の恋」が、市制施行70周年を迎えた氷見市を舞台に朗読劇として生まれ変わり、上演されますことをうれしく思います。「世界で最も美しい湾クラブ」に加盟する、類まれな美しい眺望が広がる富山湾の魅力が、朗読劇を通して県内外の多くの皆様に伝わることを期待しています。
「真白の恋」世界で最も美しい湾―朗読劇の上演を通じて、様々な問題に葛藤しながらも成長していく若者達の姿とともに、背景となっている世界で最も美しい富山湾の魅力も知って頂けましたら幸いです。
世界で最も美しい湾クラブメンバーである美しい富山湾での物語、朗読劇「真白の恋」が素晴しい評価を得られることを心待ちにしています。
■ストーリー
渋谷真白は、生まれてからこれまで、家族とともに富山・氷見で暮らしている。見た目にはそれとわからないが、真白にはごく軽度の知的障害がある。日常生活には支障はなく、現在は父の営む自転車店の店番をしたり、飼い犬の世話をしたり、元気に暮らしている。
ある日、兄の結婚式で神社を訪れた真白は、東京からやってきたフリーのカメラマン、油井景一に出会う。真白の、初めての恋。応援する人、心配する家族。その中で真白は何を感じ、どう成長していくのか・・・。海が美しく自然豊かな富山・氷見に暮らす、一つの家族の、「優しさ」と「葛藤」を描く。